市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)論理学ⅠLogic I
鵜澤 和彦Kazuhiko UZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1147 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 営1年A~J、環1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Learning logic is all about laying the groundwork for us to think and act reasonably. It can help solve the various problems we encounter in our daily lives and also foster the employment skills we need to prepare as members of society. The Logic course deals with traditional logic from Aristotle and aims to develop the ability to determine the correct reasoning.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
論理学を学ぶことは、わたしたちが物事を理性的に考えて、行動するための基礎を身につけることにほかなりません。それは、わたしたちが日常生活で出会うさまざまな問題を解決することにも役立ち、また、社会人として備えるべき就業力を育成することにもつながります。論理学Iの授業は、アリストテレスに由来する伝統的論理学を扱い、正しい推論を見極める能力を身につけることを目的とします。
到達目標Goal
①正しい推理のための基礎的な知識を得ることができる。たとえば、オイラーの図をイメージして、概念間の関係を適切に捉えることができるようになる。
②論理的に筋道を立てて冷静に考える態度を身につけることができる。たとえば、直接推理や間接推理(三段論法)の規則を使って、正しい推論を行うことができるようになる。
③論理的なコミュニケーション能力を習得できる。具体的には、相手が詭弁を弄してきた際に、その論理的な誤謬を指摘し、反論することができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期の授業は、対面授業を基本としたハイブリッド型授業(対面授業とオンライン授業[Zoom等のリアルタイム型/オンデマンド型]の組み合わせ)となります。学習支援システムHoppiiを通じて、ナレーション付きのパワーポイント教材、解説動画、授業資料、課題が提供されます。課題は理解を確認する目的で行われます。受講生は、課題に答え、それを送信してください。課題の提出をもって、出席と判断します。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:授業全体のガイダンスと思考の基礎
春学期講義全体(教員紹介、授業のテーマ、到達目標、方法、成績評価基準)、思考の3原則(同一律、矛盾律、排中律)
2:知識の成り立ち
概念、内包と外延、上位と下位、類と種、普遍と特殊、種差と定義、区別と分類、定義とその種類
3:1.判断・命題、2.オイラーの図、3.命題の標準形式化
判断・命題の定義、定言命題の4種類(全称肯定、全称否定、特称肯定、特称否定)、概念の周延と不周延、オイラーの図、命題の標準形式化
4:1.推理の定義と分類、2.対当推理
推理の概念、演繹推理と蓋然推理、直接推理と間接推理、真偽と妥当・非妥当、対当推理(矛盾、反対、大小、小反対)
5:変形推理(1.換質法、2.換位法、3.換質換位法、4.戻換法)
換質法、換位法、換位不可能な命題、換質換位法、戻換法、直接推理の有用性
6:課題プリント(第1回から第5回)の解答と解説、三段論法
課題プリント(第1回から第5回)の解答と解説、三段論法の概念、種類、定言三段論法
7:定言三段論法の規則
三段論法の導入、三つの一般原則、六つの規則と三つの派生規則
8:定言三段論法の判定、誤謬判定の練習問題、妥当性の判定の練習問題
誤謬判定の練習問題(設問1から設問6)、妥当性の判定の練習問題(設問8から11)
9:定言三段論法の格と式
定言三段論法の格(第1格、第2格、第3格、第4格)、定言三段論法の式、全体及び皆無の原理(第1格)、差異の原理(第2格)、用例の原理(第3格)、逆の原理(第4格)
10:練習問題、仮言三段論法
練習問題の解答と解説、仮言三段論法の概念、種類、肯定式、否定式、妥当な混合仮言三段論法、純粋仮言三段論法(第1格から第4格)
11:仮言三段論法の復習と練習問題、選言三段論法
前件否定の誤謬、後件肯定の誤謬、選言三段論法の概念と種類(肯定否定式、否定肯定式)、選択肢が三個以上の選言三段論法、選言三段論法の規則とその違反
12:両刀論法(ディレンマ)、規則、詭弁的両刀論法に対する反論
両刀論法の概念と分類(単純構成的、単純破壊的、複合構成的、複合破壊的両刀論法)、両刀論法の規則、詭弁的両刀論法に対する反論
13:両刀論法、仮言・選言三段論法の練習問題
両刀論法の練習問題、教科書の練習問題、仮言三段論法の練習問題、選言三段論法の練習問題
14:課題プリントの復習と授業全体のまとめ
課題プリントの復習と授業全体のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習:テキストの関連個所を一読し、全体の概要を把握する(2時間)。
復習:前回の授業内容をテキストやプリントを用いて復習し、論理学の知識を確実に習得する(2時間)。
テキスト(教科書)Textbooks
『改訂版 論理学の初歩』、梓出版社、大貫義久・白根裕里枝・菅沢龍文・中釜浩一著、2013年、2,100円 (ISBN ISBN-10: 4872620321)
参考書References
①『論理哲学入門』E.トゥーゲントハット、U.ヴォルフ著、鈴木
石川訳、ちくま学芸文庫
成績評価の方法と基準Grading criteria
①平常点(参加姿勢、課題プリントの評価など)、②春学期試験の点数。①と②とをそれぞれ50%の割合で総合評価する。課題プリントと期末試験は、授業で示した方法に従って、正しい解答を導き出すことができているかどうかを基準にして評価します。成績評価の基準は、A+(100-90点)、A(89-80点)、B(79-70点)、C(69-60点)、D(59点以下)とし、合格はA+、A、B、Cとします。
A+:優れた学修態度および特に課題プリントの全問正解により論理的思考の優れた能力を身につけ、かつ優れた試験成績で論理学の豊富な知識を獲得し、論理学的思考の諸規則に関する深い理解がよく認められる。
A:良好な学修態度および課題プリントの非常に高い正答率により論理的思考の能力を身につけ、かつ良好な試験成績で論理学の知識を獲得し、論理学的思考の諸規則に関する理解が認められる。
B:学修態度、課題プリント、試験成績のいずれかが劣っていて、論理学的思考の能力や論理学の知識の獲得にやや不足があるものの、論理学の基礎的な理解が認められる。
C:消極的な学修態度や最低限の課題プリントの正答率、最低限の試験成績などで論理学的思考の能力が不足するものの、論理学の最低限の理解が認められる。
D:問題のある学修態度や課題プリントの未提出、基準に満たない試験成績などで論理的思考の能力や論理学の知識が明らかに不足し、論理学の理解が認められない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
病気などで体調が悪くなっても、すべての学習教材は、学習支援システムHoppiiにアップロードされてあります。このシステムを活用してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業時そして予習や復習の際にも、学習支援システムHoppiiを利用するため、インターネット、パソコンあるいはノートブックを使用します。もし可能であれば、Webカメラとプリンターを用意してください。
その他の重要事項Others
ハイブリッド型授業の詳細は、学習支援システムHoppiiに掲載しますので、そちらをご覧ください。