市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LIT100LA(文学 / Literature 100)外国文学BForeign Literature B
日中比較
吉井 涼子Ryoko YOSHII
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
By comparing the documents of the Japan-China relations, it becomes possible to read not only sentences and literary works of other countries but also literary works of their own country from a multilateral point of view.By learning each classic during the day, you can acquire more knowledge and culture when you read other literary works.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本と中国それぞれの古典を比較しつつ鑑賞することで、他国の文学のみならず自国のものに対しても、多角的な視点でより深く楽しむことができる知識と教養を得る。
到達目標Goal
精読を通して、日中両国の文学をより広い視野から鑑賞するために必要な知識と教養を得る。日本と中国の古典に興味を持った際に、自身の力で読み解くための基礎を学ぶことができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
テーマを決め、講義形式で行う。まずその時代・成立背景・作者などを解説後、読解していく形を基本とする。また、適宜習俗や生活なども学ぶ。
毎回授業時にリアクションペーパーもしくは小課題を提出してもらい、学生の理解度や興味の方向性を確認し、補足が必要な部分や疑問点などは次の授業時に解説する。また、このリアクションペーパー(又は小課題)の提出と内容で平常点を決定する。
大学の行動方針レベルが2となった場合には、この授業は原則としてオンラインで行う。その際には大学の学習支援システム(HoPPii)でPDF等を使用し、zoomや動画・パワーポイントは用いない予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業内容の説明をする。
第2回:流浪する英雄―中国―(1)
『史記』晋世家・『国語』晋語から、重耳の話を精読する。
第3回:流浪する英雄―中国―(2)
重耳の遭った驪姫の乱と逃亡後の運命を読む。
第4回:流浪する英雄―中国―(3)
登場人物を整理しつつ、重耳の流転を追う。
第5回:流浪する英雄―中国―(4)
これまでの流れを、『史記』晋世家以外の歴史資料などを用いて補完し、時系列を整理する。
第6回:流浪する英雄―中国―(5)
重耳の結末と、家臣らのその後を知る。
第7回:流浪する英雄―日本―(1)
記紀からヤマトタケルの物語を読み解く。
第8回:流浪する英雄―日本―(2)
ヤマトタケルの辿った運命とその結末について学ぶ。
第9回:戦の天才とその末路―中国―(1)
『史記』列伝から、中国史における軍事の天才の1人である楽毅の話を読む。
第10回:戦の天才とその末路―中国―(2)
当時の時代背景などに注意しつつ、楽毅列伝から、楽毅の書いた手紙を読む。
第11回:戦の天才とその末路―日本―(1)
日本の戦の天才とされる人物のうち、源義経について『平家物語』から数段抜粋して読み解く。
第12回:戦の天才とその末路―日本―(2)
『平家物語』の続きと義経の書いた手紙を読み、平家の結末に関して解説する。
第13回:復習と総括
第1回からの授業を振り返り、改めて日中の古典のそれぞれの特徴を整理する。
第14回:試験・まとめと解説
授業で学んだ知識などが身についているか確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
次回以降の資料を配布した場合は予習が必須である。授業内容はよく復習しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。毎回原文および、書き下し・訳などとともに、資料などを適宜配布する。
参考書References
明治書院『新釈漢文大系 史記五(世家上)』
明治書院『新釈漢文大系 春秋左氏伝(一)』
明治書院『新釈漢文大系 国語(上)』
明治書院『新釈漢文大系 国語(下)』
明治書院『新釈漢文大系 史記九(列伝二)』
小学館『日本古典文学全集 古事記 上代歌謡』
岩波書店『日本古典文学大系32 平家物語上』
岩波書店『日本古典文学大系33 平家物語下』
など
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のリアクションペーパーもしくは小課題を主とする平常点を30%、期末考査の点数を70%として評価する。出席は大前提とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーへの記載内容や要望を鑑みて、配布資料や進行速度に配慮を加える。リアクションペーパーに質問があった場合は、可能な範囲で授業内で答える。できるだけわかりやすく解説するために、画像・映像がある場合は活用する場合がある。
シラバスに挙げている作品は一例、もしくは主とする作品であって、適宜他の作品を加える。
授業で中国古典の原文を読む場合は返り点などを用いた訓読方式で行うので、留学生の方はこの点にご留意いただきたい。
その他の重要事項Others
電子辞書で構わないので、古語辞典・漢和辞典があれば持って来ることが望ましい。
授業で中国古典の原文を読む場合は返り点などを用いた訓読方式で行うので、留学生の方はこの点にご留意いただきたい。
高校の日本史B程度の基礎知識及び文学史の知識等があることを前提として授業を行う。
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