市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LIT100LA(文学 / Literature 100)外国文学AForeign Literature A
日中比較
吉井 涼子Ryoko YOSHII
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
By comparing the documents of the Japan-China relations, it becomes possible to read not only sentences and literary works of other countries but also literary works of their own country from a multilateral point of view.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日中のそれぞれの文献や文学作品を比較・鑑賞することで、他国の文学作品のみならず、自国のものに対しても多角的な視点で読めるようになることを目的とする。
到達目標Goal
日中両国の文学作品を、より広い視野から鑑賞するために必要な知識と教養を得ることにより、自国の文化への理解もより深めることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式で行う。まずその時代・成立背景・作者などを解説後、読解していく形を基本とする。また、適宜習俗や生活なども学ぶ。
毎回授業時にリアクションペーパーもしくは小課題を提出してもらい、学生の理解度や興味の方向性を確認し、補足が必要な部分や疑問点などは次の授業時に解説する。また、このリアクションペーパー(又は小課題)の提出と内容で平常点を決定する。
大学の行動方針レベルが2となった場合には、この授業は原則としてオンラインで行う。その際には大学の学習支援システム(HoPPii)でPDF等を使用し、zoomや動画・パワーポイントは用いない予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス 日本と中国
授業内容の説明と、導入部として中国と日本の地理・歴史・言語的性格などを概説する。
第2回:「神話」を読む(1)
中国前漢時代の書物である『淮南子』の、中国の創世神話的な部分を読む。
第3回:「神話」を読む(2)
中国の歴史書である『史記』の本紀を中心に、史書の中の神話的性格が強い部分を読む。
第4回:「神話」を読む(3)
前回に引き続き、『史記』の神話・伝説にあたる部分から、実在の王朝へとつながる部分を読む。
第5回:「神話」を読む(4)
日本の記紀神話の創世の部分を中心に読む。
第6回:「神話」を読む(5)
日本の神話から、スサノオやオオクニヌシの部分を読む。
第7回:月と太陽の神話比較
日本と中国それぞれの文化における月と太陽の話を扱う。
第8回:「魏志倭人伝」を読む(1)
日本の記述が中国の正史に現れるのは『漢書』からである。この回では『漢書』『後漢書』と、主に『三国志』魏書東夷伝倭人の条(所謂「魏志倭人伝」)を実際に読む。
第9回:「魏志倭人伝」を読む(2)
「魏志倭人伝」を読み、当時の日本の状況と当時の中国との関係について学ぶ。
第10回:説話を読む(1)
『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』から、当時の習俗や思想・他界観が読み取れる話を読む。
第11回:説話を読む(2)
信貴山の縁起に関わる物語を読む。
第12回:『枕中記』を読む
中国唐代の伝記小説である『枕中記』を読み、当時の人々の暮らしなども学ぶ。
第13回:復習と総括
第1回からの授業を振り返り、改めて日中の古典のそれぞれの特徴を整理する。
第14回:試験・まとめと解説
授業で学んだ知識などが身についているか確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
次回以降の授業の資料を配布された場合は予習すること。授業内で学んだことはよく復習しておく。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。毎回原文および、書き下し・訳などとともに、資料などを適宜配布する。
参考書References
岩波文庫『古事記』
明治書院『新釈漢文大系 史記一(本紀上)』
中央公論新社『魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国』渡邉義浩著
小学館『日本古典文学全集 今昔物語』
小学館『日本古典文学全集 宇治拾遺物語』
明治書院『新釈漢文大系 唐代伝奇』
小学館『日本古典文学全集 枕草子』
など
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のリアクションペーパーもしくは小課題を主とする平常点を30%、期末考査の点数を70%として評価する。出席は大前提とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーへの記載内容や要望を鑑みて、配布資料や進行速度に配慮を加える。リアクションペーパーに質問があった場合は、可能な範囲で授業内で答える。できるだけわかりやすく解説するために、画像・映像がある場合は活用する場合がある。
シラバスに挙げている作品は一例、もしくは主とするものであって、適宜他の作品等も用いる。
授業で中国古典の原文を読む場合は返り点などを用いた訓読方式で行うので、留学生の方はこの点にご留意いただきたい。
その他の重要事項Others
電子辞書で構わないので、古語辞典・漢和辞典があれば持って来ることが望ましい。
授業で中国古典の原文を読む場合は返り点などを用いた訓読方式で行うので、留学生の方はこの点にご留意いただきたい。
高校の日本史B程度の基礎知識及び文学史の知識等があることを前提として授業を行う。
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