市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LIT100LA(文学 / Literature 100)外国文学AForeign Literature A
中国古典に親しむ
吉井 涼子Ryoko YOSHII
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q1021 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ1~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
It focuses mainly from ancient things to Tang poetry, and it opens a vision to Chinese classical literature by understanding while relating it to episode of poet, background background · culture etc. Also learn the basic knowledge necessary for appreciating Chinese poetry.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
古代のものから唐詩までを主な対象とし、作品のエピソードや時代背景・文化などと関連させつつ読み解くことで、中国古典文学に対する視野をひらく。また、中国詩を鑑賞する上で必要な基本的知識(五言・七言、絶句・律詩や押韻・平仄)を学ぶ。
到達目標Goal
中国古典や漢詩を鑑賞するために必要な基本知識を習得する。漢詩をはじめ中国古典は難しいイメージを持ってしまいがちだが、要領さえ掴めば親しみやすいものであることがわかるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式で行う。成立した時代背景・習俗や作者などを解説しつつ、原文を訓読で読解していく形を基本とする。授業は春秋時代から唐代まで、時代順に進めていく。
毎回授業時にリアクションペーパーもしくは小課題を提出してもらって学生の理解度を確認し、補足が必要な部分や疑問点などは次の授業時に解説する。また、このリアクションペーパー(又は小課題)の提出と内容で平常点を決定する。
大学の行動方針レベルが2となった場合には、この授業は原則としてオンラインで行う。その際には大学の学習支援システム(HoPPii)でPDF等を使用し、zoomや動画・パワーポイントは用いない予定である。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス 中国とは
授業内容の説明と、導入部として中国の地理・歴史・言語的性格などを概説する。
第2回:甲骨・金文
実際の甲骨文字と金文の出土資料を使い、現在の漢字に至るまでの文字の変遷を知る。
第3回:『詩経』を読む
現存最古の中国の詩集『詩経』について解説し、実際に数首を読む。
第4回:楽府と古詩
前漢時代に詠まれた楽府や古詩十九首などを読み、当時の習俗についても学ぶ。
第5回:三曹の詩
三国志の英雄である曹操とその息子たちの詩を鑑賞する。
第6回:陶淵明
六朝期を代表する作品を比較しつつ鑑賞する。
第7回:孟浩然と崔顥
この回から唐詩を学ぶ。まず唐詩(近体詩)全体についてスタイルなどを解説し、実際に。崔顥の「黄鶴楼」と孟浩然の「春暁」を読む。
第8回:李白
李白は中国詩を知る上で欠かせない人物である。月を愛した詩人李白の、月を詠んだ有名な詩を鑑賞する。
第9回:王維
王維の「九月九日憶山東兄弟」を読み、当時の重陽の節句などの習俗を知る。
第10回:杜甫
「春望」など、杜甫の詠んだ詩から、当時の戦乱を読む。
第11回:白居易
「長恨歌」を読み解く。
第12回:杜牧
杜牧の詩から、「題烏江亭」など、英雄を詠んだ懐古的な詩を鑑賞する。
第13回:復習と総括
第1回からの授業を振り返り、改めて中国文学の流れを学習する。
第14回:試験・まとめと解説
授業で学んだ知識などが身についているか確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
次回以降の授業の資料を配布された場合は予習すること。授業内で学んだことはよく復習しておく。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。毎回原文および、書き下し・訳などとともに、資料などを適宜配布する。
参考書References
大島正二『漢字と中国人―文化史をよみとく―』(岩波書店2003年)
岡村繁『文選の研究』(岩波書店1999年)
興膳宏『六朝詩人伝』(大修館書店2000年)
小川環『唐代の詩人―その傳記』(大修館書店1975年)
松浦友久『校注 唐詩解釈辞典』(大修館書店1987年)
この他、授業時に提示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のリアクションペーパーもしくは小課題を主とする平常点を30%、期末考査の点数を70%として評価する。出席は大前提とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーへの記載内容や要望を鑑みて、配布資料や進行速度に配慮を加える。リアクションペーパーに質問があった場合は、可能な範囲で授業内で答える。できるだけわかりやすく解説するために、画像・映像がある場合は活用する場合がある。
シラバスに挙げている作品は一例、もしくは主とする作品であって、適宜他の作品も用いる。
授業で原文を読む場合は返り点などを用いた訓読方式で行うので、留学生の方はこの点にご留意いただきたい。
その他の重要事項Others
電子でも構わないので、漢和辞典があれば持って来ることが望ましい。
授業で原文を読む場合は返り点などを用いた訓読方式で行うので、留学生の方はこの点にご留意いただきたい。
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