人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT500B7(文学 / Literature 500)文学と風土ⅡLiterarure and Climate II
庄司 達也
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X1103 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-関連科目 |
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Outline (in English)
In this class ,we will exercise in how to read AKUTAGAWA Ryunosuke's words from an expert's point of view,while thinking background.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
芥川龍之介の残した言葉とその事に関わる芸術体験を素材とし、基本的な調査と分析の能力を培う。
作家の言葉を解釈してゆく中で、その事に関わる事実を踏まえるとはどのような事か、そもそも体験した事実とは何か。芸術体験に関わる資料を探索し、先入観に囚われることなく資料に向き合い、資料の持つ豊かな情報を取り上げ、芥川龍之介の体験を語る言葉を解釈する力を養い、合わせて、文学研究にその成果を活かす事を目指す。
また、上記のことがらに加え、このような体験を可能とした当時の「東京」という土地が有した文化状況についての知識を深め、自らジャンル横断的なアプローチを行う力を養成する。
到達目標Goal
芸術体験に関わる芥川龍之介の「言葉」を解釈する為のスキルを養成する。すなわち、芥川龍之介の芸術体験に関わる資料の収集と解析を行う事ができ、その成果を自らの発表や論文で充分に活用できる能力の獲得を目指す。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
担当者の発表と全員での討議による演習形式。人数によっては司会とコメント担当も設ける。受講者は、講義毎にコメントペーパーを提出する。前回講義の振り返りにも使う。最初の時間に要領を説明する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
授業のコンセプトおよび進め方についての説明と、受講者それぞれの研究的関心を共有する。芥川龍之介の芸術体験に関わる基礎となる情報を提供し、担当するテーマを決定する。
第2回:担当教員による報告1
芸術体験を読み解くと云う事についてのガイダンス
第3回:担当教員による報告2
芸術体験を読み解くと云う事についてのガイダンス
第4回:受講者による報告1
担当するテーマについての報告
第5回:受講者による報告2
担当するテーマについての報告
第6回:受講者による報告3
担当するテーマについての報告
第7回:受講者による報告4
担当するテーマについての報告
第8回:受講者による報告5
担当するテーマについての報告
第9回:受講者による報告6
担当するテーマについての報告
第10回:受講者による報告7
担当するテーマについての報告
第11回:受講者による報告8
担当するテーマについての報告
第12回:受講者による報告9
担当するテーマについての報告
第13回:受講者による報告10
担当するテーマについての報告
第14回:総括
授業の全体を振り返って、成果と反省点を共有する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
受講者は、毎回、報告で取り上げる芸術体験に関わる基本情報を得ておくこと。事典等でベースとなる知識を得、自分なりにテーマに対するアプローチを考えておくことが望ましい。各自が発表者の立場になり、先行研究等も参照して講義に臨みたい。
テキスト(教科書)Textbooks
庄司達也編『芥川龍之介ハンドブック』〈2015 鼎書房 1800円+税)
ISBN978-4-907282-13-4
参考書References
特に指定しない。適宜指示。
成績評価の方法と基準Grading criteria
コメントペーパー(Microsoft Formsにより提出する事を予定。20%)、発表(40%)、レポート等の提出物(40%)による総合評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
学外授業として、文学館への見学を予定している。
担当教員の専門分野等
<専門領域>日本近代文学
<研究テーマ>芥川龍之介・文学とメディア・近代作家に於ける西洋音楽の受容
<主要研究業績>
編著『芥川龍之介ハンドブック』〈2015 鼎書房)・共編『改造社のメディア戦略』〈2013 双文社出版)