人文科学研究科Graduate School of Humanities
OTR600B7(その他 / Others 600)国際日本学演習ⅡSeminar: International Japan StudiesⅡ
椎名 美智
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X1025 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-必修科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to gain an overview of pragmatics and discourse analysis so that students can apply the methodologies and theories that are needed in their own research.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
英語学特殊研究で学ぶのは、基本的には書かれたテキスト分析の方法である。書かれた言葉であれ、話された言葉であれ、それを一つのテキストとみなし、その語用論的意味を、英文法、文体論、語用論の観点から分析する訓練をします。狭い意味での言語的構築物のみならず、広い意味での言語活動、コミュニケーション全体を射程に入れて、一つ一つのテキスト分析の方法を確認していきます。
到達目標Goal
この授業は英語学の諸分野の内、テキスト分析に関わる基本的なトピックを扱った論文を読み、英語学の研究方法を身につけるとともに、自分が扱う英語学の課題を検討し、論文を執筆する応用力をつけることを目的とします。学生には、英語学の課題、問いの立て方、それを追求していく視点を獲得してもらうことをめざします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の形態は毎回HOPPIIでお知らせしますので、毎週必ずチェックしてください。
担当者がテキストについて発表し、その後、みんなでコメントを交わしてディスカッションをします。
秋セメスターは基本的にリモート授業ですが、コロナの感染状況によって大学の基準が変更する場合は、授業形式も変更になります。その場合は、HOPPIIでお知らせします。大学のHPも定期的にみておいて下さい。
リアクションペーパーは毎時間、提出していただきます。授業の初めに、前回の授業に提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げて、全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
伝統的な言語行為論、直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為、語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為:担当の受講生による発表とディスカッション
第2回:第六章:語用論的行為(1):伝統的な言語行為論
伝統的な言語行為論、直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為、語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為:担当の受講生による発表とディスカッション
第3回:第六章:語用論的行為(2):直接性・間接性
伝統的な言語行為論、直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為、語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為:担当の受講生による発表とディスカッション
第4回:第六章:語用論的行為(3):社会・文化的文脈における言語行為など
伝統的な言語行為論、直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為、語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為:担当の受講生による発表とディスカッション
第5回:第七章:対人語用論(1):ポライトネスへの2つの一般的アプローチ
ポライトネスへの2つの一般的アプローチ、2つの古典的な語用論的ポライトネス観、最近の展開、インポライトネス:担当の受講生による発表とディスカッション
第6回:第七章:対人語用論(2):2つの古典的な語用論的ポライトネス観
ポライトネスへの2つの一般的アプローチ、2つの古典的な語用論的ポライトネス観、最近の展開、インポライトネス:担当の受講生による発表とディスカッション
第7回:第七章:対人語用論(3):最近の展開、インポライトネス
ポライトネスへの2つの一般的アプローチ、2つの古典的な語用論的ポライトネス観、最近の展開、インポライトネス:担当の受講生による発表とディスカッション
第8回:第八章:メタ語用論(1):メタ語用論と再帰性
メタ語用論と再帰性、メタ語用論的意識の形成、実用的メタ語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
第9回:第八章:メタ語用論(2):実用的メタ語用論
メタ語用論と再帰性、メタ語用論的意識の形成、実用的メタ語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
第10回:第八章:メタ語用論(3):実用的メタ語用論
メタ語用論と再帰性、メタ語用論的意識の形成、実用的メタ語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
第11回:第九章:結論(1):語用論の使用の相における言語
語用論の使用の相における言語、統合的語用論、諸英語の語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
第12回:第九章:結論(2):統合的語用論
語用論の使用の相における言語、統合的語用論、諸英語の語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
第13回:第九章:結論(3):諸英語の語用論
語用論の使用の相における言語、統合的語用論、諸英語の語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
第14回:語用論的研究の今後の課題
タームを振り返って、問題点などを議論する、これまで学んだことを総括する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習・復習については各2時間を標準とします。担当者もそれ以外の人も、全員、テキストを読んで予習をして来てください。
テキスト(教科書)Textbooks
ジョナサン・カルペパー、マイケル・ホー(共著)椎名美智監訳『新しい語用論の世界:英語からのアプローチ』研究社
参考書References
適宜指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート(50%)に加え、授業中の参加の度合、貢献度(50%)を考慮し、総合的に判断します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
面談が指導に有効で良かったと言われているので、授業に並行して、定期的に面談を行い、一人一人の論文作成を進めていきます。
担当教員の専門分野等
<専門領域>語用論、文体論、コミュニケーション論
<研究テーマ>英語の呼称問題、日本語のベネファクティブとポライトネス
<主要研究業績> 「させていただく」という問題系、『日本語語用論フォーラム2』(ひつじ書房)2017他