人文科学研究科Graduate School of Humanities
OTR600B7（その他 / Others 600）国際日本学演習ⅠSeminar: International Japan Studies I
伊海 孝充
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X1004 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-必修科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this lecture, we will read Kyogen works. In order to study Kyogen , it is necessary to compare the scripts, interpret the words, and investigate the background of the works. In order to develop the basic skills to do this, we will compare Iwaibon with other scripts. In addition, we will investigate the sources and historical background of the works, and analyze the materials used in the works. At the same time, students will learn the basics of Kyogen research by organizing similar works.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では狂言の作品を読んでいく。狂言の作品研究を行なうためには、台本の比較、語釈、作品背景の調査が必要となる。これらを行なうための基礎力をつけるため、祝本と他台本との比較検討を行なう。その上で、作品の典拠・歴史的背景を調査し、作品の素材となったものを分析する。それと同時に類曲の整理も行ない、狂言研究の基礎を学んでいく。
到達目標Goal
本講義では、狂言台本の比較の詳細な分析を通して、狂言の基本的知識と研究手法を正確に理解することを目標とする。自分自身の研究を進めるためには、論文で論じるための問題点を見つけ方、それを掘り下げるための手法を身につける必要がある。本講義ではこの二点を意識して、当該資料を分析していく。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
演習形式によって進める。参加者は当該資料から興味のある曲を選択し、資料分析とともに作品解釈を行なっていく。また発表者は自分自身の問題意識を提示してもらい、参加者で討論していく。専門外の者は、別な方法での発表も考える。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：ガイダンス
受講生の自己紹介と半期の計画を相談。
第2回：狂言の作品研究概説
主要な作品研究の先行論文を読み、研究手法を概説する。
第3回：狂言台本概説①
狂言の作品研究に用いる台本を概説する（各流の台本）。
第4回：狂言台本概説②
狂言の作品研究に用いる台本を概説する（各流の台本）。
第5回：「したうはうかく」①
担当者による資料分析。
第6回：「したうはうかく」②
担当者による資料を用いた作品研究の発表。
第7回：「子ぬす人」①
担当者による資料分析。
第8回：「子ぬす人」②
担当者による資料を用いた作品研究の発表。
第9回：「ぬすむかん」①
担当者による資料分析。
第10回：「ぬすむかん」②
担当者による資料を用いた作品研究の発表。
第11回：「とひこゑ」①
担当者による資料分析。
第12回：「とひこゑ」②
担当者による資料を用いた作品研究の発表。
第13回：「しんほち」①
担当者による資料分析。
第14回：「しんほち」②
担当者による資料を用いた作品研究の発表。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
自主的に舞台鑑賞に行くことを勧める。狂言だけでなく、能・歌舞伎・人形浄瑠璃にも観劇に行ってほしい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
授業内に指示する。
参考書References
授業内に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義での発表 ５０％
講義での発言 ３０％
レポート ２０%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
専門外の学生にも配慮してすすめる。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞日本中世文学
＜研究テーマ＞能楽
＜主要研究業績＞『切合能の研究』（檜書店、2011年）「義経の悲運を〈語る〉劇 : 判官物の能の手法」（『説話文学研究』５４号、２０１９年９月）