人文科学研究科Graduate School of Humanities
PSY700B6(心理学 / Psychology 700)心理学特殊研究ⅡSeminar: Advanced Research Methods in Psychology II
渡辺 弥生
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0558 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 心理学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
We will attempt to understand the diversity and variability of human development from the viewpoint of psychological research, study the mechanisms of human development, and learn about research methods that can contribute to educational and clinical research deeply related to developmental psychology.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人間の発達の多様性や可変性を心理学研究の視点から捉え理解し、人間の発達のメカニズムを学び、発達心理学に深く関連する教育や臨床に貢献できる研究方法を学ぶ。
到達目標Goal
心理学特殊研究Ⅰをさらに発展させ、具体的な研究目標のもとに研究を発表し、研究論文を執筆することを目標とする。研究論文の多様性や求められていること(研究分野、執筆要項の特徴、研究評価の観点など)を明確に理解し、発表のスキルと執筆スキルを獲得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はゼミ形式とする。各自が積極的に研究を報告しディスカッションする。後期は自分の研究テーマが発達心理学研究のどのような立ち位置にあり、どういった研究の貢献が可能であるかを明確にし、毎回アウトプットできるようにする。課題のフィードバックは、学習支援システムで行う予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
秋学期の本授業の目標た具体的な予定について理解する。
第2回:学術研究論文の特徴と執筆要項を学ぶ
関連する学術雑誌の特徴と執筆要項について理解し、発表する。
第3回:注目している和文の文献をレポートする(1)。
各自注目している和文の文献をまとめレポートし、全員でディスカッションする。
第4回:注目している和文の文献をレポートする(2)。
各自注目している和文の文献をまとめレポートし、全員でディスカッションする。
第5回:注目している英文の文献をレポートする(1)。
各自注目している英文の文献をまとめレポートし、全員でディスカッションする。
第6回:注目している英文の文献をレポートする(2)。
各自注目している英文の文献をまとめレポートし、全員でディスカッションする。
第7回:研究を発表する(学会発表スキル)(1)
学会発表をするための具体的な行動を学ぶ。
第8回:研究を発表する(学会発表スキル)(2)
学会発表をするための具体的な行動を学ぶ。
第9回:研究論文を執筆する(1)。
自分の研究したいことをまとめられるようにスキルを考える。
第10回:研究論文を執筆する(2)。
自分の研究したいことをまとめられるようにスキルをアップする方法を考える。
第11回:研究論文を執筆する(3)。
先行研究の技術を発見する。
第12回:研究論文を執筆する(4)。
実際に執筆してみる。
第13回:互いに査読しあう(1)。
どのようなことが研究するに必要かを体感できるようにする。
第14回:互いに査読しあう(2)。
さらにチャレンジできるように総括する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
レヴューとなる研究論文や書籍を読破するとともに、常に最新の研究論文をチェックし、問題と目的を明確にし、研究計画をたて実施し、分析し、考察することをデフォルトにできるようにする。また、長期的な展望のなか学会発表や論文の投稿を計画し毎回自主的に実施していく。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない。その都度文献を紹介する。
参考書References
使用しない。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の活動目的を遂行しているか(80%)。
実際の研究活動をポートフォリオでチェックし、実行できているか(20%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業では全体指導であるが、それに関連する個別のサポートを明確にし、互いに連動できるようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
つねに、何が必要かどうすれば研究が進むかをメタ認知し、必要な機器を準備する。
その他の重要事項Others
この授業の参加を優先すること。自分からやりたいことを提案できるようにモチベーションを高くもてるようレジリエントになること。英語論文の書き方、また海外の学会参加及び発表の仕方も伝える。
担当教員の専門分野等
<専門領域>発達心理学、発達臨床心理学、学校心理学
<研究テーマ>社会性、道徳性、感情のメカニズムの解明と社会や学校での危機問題の予防
Homepage参考
https://sites.google.com/site/emywata/Home
関連論文1
児童の感情リテラシーは教育しうるか—発達のアウトラインと支援のありかたー エモーション・スタディーズ
第2巻 第1 号 pp. 16─24 2016年
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健全な学校風土をめざすユニヴァーサルな学校予防教育—免疫力を高めるソーシャル•スキル•トレーニングとソー
シャル•エモーショナル•ラーニング 教育心理学年報 Vol.54,126-141. 2015年8月25日
関連論文3
「学校予防教育に必要な『道徳性•向社会的行動』の育成」発達心理学研究 2014年12月20日第25巻 ,第4号,422-431.
関連論文4
School psychology research and practice in East Asia: Perspectives on the past,present,and future directions
of the field. School Psychology International,1-26. dii: 10.1177/014034316671354.
(with Brown,J.A.,Lee,D.H.,& McIntosh ,K.)