人文科学研究科Graduate School of Humanities
PSY500B6（心理学 / Psychology 500）心理教育アセスメント特論Advanced Lecture in Psycho-educational Assessment
杉山 崇
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0537 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 心理学専攻(修士課程)-展開科目 |
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Outline (in English)
Learn the principles and principles of psychological measurement, methods of psychology / educational assessment, effective application methods and enforcement ethics
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
心理学的測定の原理・原則、および心理・教育的アセスメントの方法、効果的な活用法と施行倫理を学ぶ
到達目標Goal
(1)心理測定の原理・原論とその活用スキルを身につける。
(2)心理アセスメント（心理査定）と教育評価の方法と使い方を身につける。
(3)アセスメントの結果に基づいた本人および教師・父兄へのコンサルテーションを学ぶ。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本演習では、個人のパーソナリティおよびストレス反応のアセスメント、教育評価、学級・学校のアセスメントなど、心理職が活躍する現場における心理アセスメントの手法を学ぶ。
授業計画にあるように、個人のアセスメントから学校・学級という組織・集団のアセスメントまで、学校現場で行われている心理学的なアセスメント法の理論と実際を学び、学校現場で機能できるようにコンサルテーションを想定した報告書作成の実習を行う。
なお、提出した課題および授業中の発表などへのフィードバックは、原則として口頭でその授業内で行うが、場合によっては次回の授業でフィードバックを行う場合もある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：心理教育的アセスメントの概要
学校で求められている心理教育アセスメントの特徴を理解する。
2：学校と心理測定
学校で心理測定がどのように活用され、どのように受容されてきたか理解する。
3：心理教育的アセスメントの倫理
事例から学校における心理測定のメリットとデメリットを理解し、倫理的配慮の必要性を学ぶ。
4：心理検査学概論
心理検査はどのようなグランドデザインで構成されて、どのような方法へと分化したか学ぶ。
5：絵画法①
学校で良く用いられる、バウム法、HTPを学ぶ。
6：絵画法②
風景構成法の施行法と実際を体験的に学ぶ。
7：質問紙法①
質問紙で実施できる心理尺度の作成方法、実施方法、結果の活用法を学ぶ
8：投影法①
人間関係や社会的な問題が浮上すると言われている絵画統覚検査（TAT）を体験的に学ぶ。
9：投影法②
P-Fスタディを体験し、実施における留意点を学ぶ。
10：知能検査
学校における知能検査データの使い方の配慮について検討する。
11：学級アセスメント
学校風土に基づいた学級アセスメントの理論と技法を学ぶ。
12：学校アセスメント
学校アセスメントの理論と実際を学ぶ。
13：教育評価
教育評価の技法と心理学的教育評価の実際を学ぶ。
14：教師へのコンサルテーション
アセスメント結果の報告書の作成とコンサルテーションの実際を学ぶ。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
第１回 学校を見学するなど、学校を体験することが望ましい。
第２回 心理測定の基本的考え方の資料を読んでくる。
第３回 臨床心理学の倫理規定を読んでくる。
第４回 教材論文を読んでくる。
第５回 事前に2人一組で相互にバウムテストを試行し合う。
第６回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
第７回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
第８回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
第９回 当該技法を事前に実施し、スコアリングを行う。
第10回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
第11回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
第12回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
第13回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
第14回 当該技法に関する教材論文をレポートする。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は特に指定しない。毎授業時に資料や課題を指示する。また、課題に必要な文献はその都度伝える。
参考書References
『必携 臨床心理アセスメント』金剛出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表40%、出席・発表への質問・コメント30%、討論への参加30%などを総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
自己理解、他者理解を通した査定法の習得が有益であることがわかったので、この機会を増やす方向を検討している。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PC、課題資料
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞臨床心理学。精神医療施設、中学校、高等学校、公立教育相談室、などで、25年、心理アセスメント・心理カウンセリングを担当する心理職に就き、また、特別支援学校などで教師へのコンサルテーションの活動を行っている。
公式WebPage：http://www.sugys-lab.com/
＜研究テーマ＞
1)心理臨床実務における活用性の高い心理尺度の作成・改訂
2)アセスメントを活用した教育臨床、病院臨床，産業臨床
＜主要研究業績＞
杉山崇・前田泰宏・坂本真士（2007）『これからの心理臨床』ナカニシヤ出版
坂本真士・杉山崇・伊藤絵美（2010）『臨床に活かす基礎心理学』東京大学出版会
伊藤絵美・杉山崇・坂本真士（2011）『事例でわかる心理学のうまい活かし方』金剛出版
山蔦圭輔・杉山崇（2012）『カウンセリングと援助の実際』北樹出版
杉山崇（2015）『入門！産業社会心理学』北樹出版
SUGIYAMA.T.,（2008）‘Assessments of Depressive-Process and Personality for Cognitive Behavior Therapy: Theory and Practice of Client Centered Cognitive Behavior Therapy.’ , 1st Asian Conference of CBT Papers. Asian Conference of CBT.
杉山崇（2007）「抑うつの心理臨床に向けたロールシャッハ法，TAT，SCTと各種質問紙法の実施法および臨床的利点：投影法，質問紙法の臨床活用とテストバッテリーに向けた一考察」，山梨英和大学紀要