人文科学研究科Graduate School of Humanities
POL500B4(政治学 / Politics 500)ヨーロッパ近現代政治史研究ⅡEuropean Modern Political History Ⅱ
高澤 紀恵
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0379 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 史学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
This course aims to help students understand the social and spatial transformation in early modern Paris, focusing on the following four topics: topography, architecture, and religion. This course consists of lectures and discussions. Students are expected to read assignments in advance.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
都市は、政治・社会・経済・宗教の変動の最先端にあり、新たな統治技術が生まれる場でもあった。2021年度においては、パリという具体的な都市の歴史に即して、空間、建物、信仰の三点から中・近世における変化を分析する。あらかじめ配布した資料をもちいて小グループでディスカッションする機会をもうけるなど、学生の主体的参加を求める。
到達目標Goal
中・近世都市の歴史をテーマとするこの授業は、三つの到達目標をもつ。ひとつは、「市民」、「公共性」、「代表」、「救貧」といった概念が、どのような歴史的現実の中で育まれ、変容してきたかを理解することである。二つ目は、都市史研究の成果と方法を学び、自分の生活空間を学問的に検討する力を養うことである。三つめは、自分の課題意識に応じたレポート作成の技術を高めることである。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
このコースは、講義を中心とするが、グループ・ディスカッションも行う。
その場合は、事前に配布された資料をよく読み、A4一枚程度に考えをまとめてレポートを作成すること。このレポートをディスカッションに持参し、提出のこと。
レポートならびにディスカッションへのフィードバックは、授業 内で行う。また学生のリアクションへのフィードバックは、次回の授業冒頭 でまとめて行う。
可能な限り、対面授業を基本とするが、ディスカッション部分のみZoom とするなど、ブレンド型になる可能性もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
福澤諭吉から考える都市
第2回:空間を読む(1)
パリの三つの顔
第3回:空間を読む(2)
シテ島の中心性
第4回:空間を読む(3)
右岸と市民
第5回:空間を読む(4)
左岸と大学
第6回:ディスカッション
都市と大学をめぐって
第7回:建物を読む(1)
ノートル・ダムを読む
第8回:建物を読む(2)
サン・ポールを読む
第9回:ディスカッション
残るもの、失うもの
第10回:見えないものを読む(1)
教区と街区
第11回:見えないものを読む(2)
教区教会の役割
第12回:見えないものを読む(3)
教区における闘い
第13回:見えないものを読む(4)
都市と信仰、都市の信仰
第14回:まとめ
都市を考える、都市から考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義中心のクラスであるが、ディスカッションに際しては事前に配布された資料を熟読の上、課題に答えるA4一枚程度のレポートを用意し、これを基にディスカッションを行う。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
とくになし
参考書References
吉田伸之、伊藤毅(編)『伝統都市 全四巻』東京大学出版会、2010年。
高澤紀恵『近世パリに生きる——ソシアビリテと秩序』岩波書店、2008年。
高澤紀恵、アラン・ティレ、吉田伸之編『パリと江戸−−伝統都市の比較史へ』山川出版社、2009年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
ディスカッションへの参加・提出物などによる平常点(40%)、
エッセイ形式の期末試験(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2019年度のクラスでは、ディスカッションに際して多くの学生がよく考えて準備してくれたと思います。2020年度は、オンラインで行いましたが、ほぼ毎回事前に課題を出してグループ・ディスカッションを行いました。学生たちは、積極的に参加してくれ、オンライン授業が充実したものとなりました。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
課題提出などは学習支援システムを活用しますので、パソコンを使える環境がのぞましい。
その他の重要事項Others
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