人文科学研究科Graduate School of Humanities
PHL600B1（哲学 / Philosophy 600）ヨーロッパ精神史研究Ⅱ－２Study on History of European Ideas II - 2
長谷川 悦宏
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0039 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 哲学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
J.S.Mil's thoughts in his ‘Utilitarianism’ are examined, and a problem of ethics is considered.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
J.S.ミルの『功利主義論』における倫理学上の諸問題を考察する。
到達目標Goal
ミルと今日の哲学者との対立点などを明確に述べられるようになる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
冒頭より輪読形式で読み進める。授業内発表も行う(発表に対する講評・解説を発表後行う)。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：講義要項及び諸注意
『功利主義論』概説
2：道徳の基礎原理
テキスト272-74頁
3：暗黙の基準
テキスト274-76頁
4：快楽の質
テキスト276-79頁
5：経験による判定
テキスト279-81頁
6：質批判の検討
テキスト281-83頁
7：幸福批判、利己心
テキスト283-85頁
8：精神の開発
テキスト285-87頁
9：幸福批判の評価
テキスト287-288頁
10：黄金律という理想
テキスト288-89頁
11：行為の基準と動機
テキスト289-93頁
12：宗教、便宜
テキスト293-95頁
13：行為の計算
テキスト295-98頁
14：第一、二章の総括
第一、二章全体の内容の検討
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
文法や内容に関する疑問点などのメモを作成する(予習)。関連分野に目を通す(復習)。予復習とも二時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
テキスト( J.S.Mill and Jeremy Bentham, Utilitarianism, Penguin Books,1987)はコピーを配布いたします。
参考書References
邦訳は『功利主義論集』（京都大学学術出版会）がある。
成績評価の方法と基準Grading criteria
訳読60％、討論参加30％、レポート10％の割合で評価する。ミルの現代性を明快に述べることが重視される。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
正確な訳読が前提であるが、現代的なトピックにも大いに言及する。
担当教員の専門分野
<専門領域> 19世紀実証主義思想
<研究テーマ> コントとJ.S.ミルの思想の比較考察
<主要業績>①『自然と人間』(共著、梓出版、2006)②「J.S.ミルの宗教思想ー希望の神学は人間性の宗教に何を付け加えたのかー」(『法政大学文学部紀要』第57号、2008)③「ミル経験主義とプラグマティズム序論」(『法政哲学』14号、2018)