人文科学研究科Graduate School of Humanities
PHL600B1（哲学 / Philosophy 600）近代フランス哲学史研究Ⅱ－１Study on History of Modern French Philosophy II - 1
酒井 健
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0032 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 哲学専攻(修士課程)-専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The purpose of this course is to learn the thought of Jacques Derrida, especially of one of his last works :Demeure. That is mainly by the reading of original French text of this work.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
フランスの思想家ジャック・デリダ（1930-2004）の後期の思想を理解する。作品としては昨年度に引き続いて、1998年発表のブランショ論Demeure（邦題では『滞留』）の後半を読んでいく。デリダの基本から理解していき、フランス現代思想との接点を探る。
到達目標Goal
【修士課程】
①「宗教」「文学」などに対するデリダの基本的な考え方を知って、現代思想への理解を深めていく。
②とりわけDemeure後半を中心に精読していく。
③各自の修士論文テーマとの関連を考えていく。
【博士後期課程】
より一層深いデリダの理解へ達する。たとえば「記号論」「正義論」の問題をフランス現代思想の視点に立って理解していく。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
ゼミ形式の講読の授業。原書でデリダの文章を読んでいく。適宜、受講生の発表を交えていく。
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定である。
今年度の授業は４月10日土曜日から教室にて対面形式で行う予定。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：授業紹介
今期の授業の概要の説明。デリダに関する院生の研究発表
第2回：Demeure第1回
テクスト56-61頁の解読。
第3回：Demeure第2回
テクスト61-66頁解読
第4回：Demeure第3回
テクスト66-71頁解読
第5回：Demeure第4回
テクスト71-76頁解読
第6回：Demeure第5回
テクスト76-81頁解読
第7回：Demeure第6回
テクスト81-86頁解読
第8回：Demeure第7回
テクスト86-91頁解読
第9回：Demeure第8回
テクスト91-96頁解読
第10回：Demeure第9回
テクスト96-101頁解読
第11回：Demeure第10回
テクスト101-1106頁解読
第12回：Demeure第11回
テクスト106-111頁解読
第13回：Demeure第12回
授業内容に関する院生の研究発表
第14回：試験、まとめ
まとめと復習
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
デリダの入門書や翻訳書などを読んでおくこと。
たとえば
『ジャック・デリダ入門講義』仲正昌樹著、作品社
『ポジション』デリダ著、高橋允昭訳、青土者
テキスト（教科書）Textbooks
Jacques Derrida, Demeure, Galilée, 1998
参考書References
デリダ著『滞留』湯浅博雄監訳、郷原佳以訳、未来社
高橋哲哉著『デリダ』（講談社）等
成績評価の方法と基準Grading criteria
【修士課程】
①毎回の訳出（50％）
②学期末の発表（50％）
≪到達目標との対応≫
上記①と②を通して、修士課程「到達目標」の①と②と③を確認していく。
【博士後期課程】
①毎回の訳出（50％）
②学期末の発表（50％）
《到達目標との対応》
≪到達目標との対応≫
上記①と②を通して、博士後期課程の「到達目標」を確認していく。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特にない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にない。
その他の重要事項Others
特にない。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞フランス現代思想
＜研究テーマ＞バタイユ研究
＜主要研究業績＞
『夜の哲学 バタイユから生の深淵へ』（青土社、2016年）