人文科学研究科Graduate School of Humanities
PHL600B1（哲学 / Philosophy 600）言語分析哲学研究Ⅰ－１Study on Analytic Philosophy I - 1
中釜 浩一
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0000 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 哲学専攻(修士課程)-専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
'Philosophy of Mind' is a key to discussing modern metaphysics, epistemology and ethics. We will consider (1)why Mind matters to Philosophy, (2)what methods modern Analytical philosophy uses in discussing Mind,and (3)on what arguments some of the main positions concerning Mind depend, through carefully reading the papers of representative modern authors. In Spring term we focus on consciousness.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「心の哲学」は現代の形而上学・認識論・倫理学を論じるためのカギとなる分野である。この授業では、①なぜ「心」が哲学の問題になるのか、②現代哲学はどのような方法によって「心」を論じるのか、③「心」の正体に関して、どのような議論に基づき、どのような主張がなされているか、を代表的論者の論文を読解しながら検討する。春学期は主に「意識」の問題が扱われる。
到達目標Goal
現代の心の哲学の主要な立場、その論拠と問題点の正しい理解を獲得し、「心」の正体に関する各自の立場を確立するための基礎を形成する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
教員が配布する代表的論者の論文に関して、担当者がレジュメを作成し、それに基づいて全員でディスカッションを行う
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：導入
教員による現代の心の哲学に関する一般的説明。
第2回：Rosenthal, D.M.
Higher Order Theories of Consciousness
pp.239-241
第3回：Higher Order Theories of Consciousness
pp.241-243
第4回：Higher Order Theories of Consciousness
pp.243-245
第5回：Higher Order Theories of Consciousness
pp.245-247
第6回：Higher Order Theories of Consciousness,
pp.247-248
第7回：Higher Order Theories of Consciousness
pp.248-250
第8回：Higher Order Theories of Consciousness
pp.250-251
第9回：Balog, K
Phenomenal Concepts
pp.292-294
第10回：Phenomenal Concepts
pp.294-296
第11回：Phenomenal Concepts
pp.296-298
第12回：Phenomenal Concepts
pp.299-300
第13回：Phenomenal Concepts
pp.300-302
第14回：Phenomenal Concepts
pp.302-303
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。発表担当者は、担当箇所のレジュメを作成し、事前に配布する。全員がテキストをあらかじめ精読したうえでレジュメを確認し、疑問点、反論等を整理しておく。
テキスト（教科書）Textbooks
The Oxford Handbook of Philosophy of Mind, Oxford 2009
授業時にコピーを配布する。
参考書References
Descartes, Searl, Davidson, Kim, Dennett, Churchland等の諸著作。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レジュメの作成 ６０％
ディスカッションでの貢献 ４０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
読解とディスカッションによる従来の方法が有効である。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
科学哲学、言語哲学、心の哲学、イギリス経験論
＜研究テーマ＞
パースペクティヴィズムの形而上学的可能性
＜主要研究業績＞
著訳書 「できごとと対象─ホワイトヘッド科学哲学の中心概念」（哲学論叢）、「時間空間論における規約主義」（哲学研究）、「説明と形而上学的コミットメント」（科学哲学）、「指標語を巡る哲学的諸問題Ⅰ、II」「マスターアーギュメントとパースペクティヴィズム」（法政大学文学部紀要）、「自然観の相克」（岩波新・哲学講座）「科学論の帰趨」（ミネルヴァ書房『科学技術のゆくえ』）、「ホワイトヘッド」（中公新社「哲学の歴史」8）等、翻訳：ヘンリー・ゲアラック「ニュートンと分析的方法」（西洋思想大事典、平凡社）、ジョージェスク・レーゲン「エントロピー過程と経済法則」（共訳、みすず書房）、デイヴィッド・ヒューム「人間本性論」（共訳、法政大学出版局）