経営学部Faculty of Business Administration
MAN400FA(経営学 / Management 400)演習5Seminar 5
岸本 直樹Naoki KISHIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4745 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4,月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 4 |
単位数Credit(s) | 3 |
備考(履修条件等)Notes | ※ 原則春学期、秋学期連続で受講してください。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) |
選択 演習 |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to get students aquainted with the fundamental analysis, which is to analyze corporations from the point of view of investors in stocks and bonds. In general, corporations can be analyzed with respect to each of functional areas, such as management, management strategy, finance, accounting, marketing, and operations management. But the performance of a corporation depends on all these functional areas.
Therefore, students in this course are strongly encouraged to apply all the knowledge and skills they have learned in the courses they have taken so far at the Faculty of Business Administration. For this reason, we spend the Spring semester on reading textbooks in one or two of the above mentioned functional areas. In addition, if time allows, we spend the second half of the Fall semester on small research projects where a group of a few students choose a research topic that are related to business or economy and work on it as a team. Each group presents their analysis in class and upload it at the Web site for this course.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本演習のテーマは、ファンダメンタル分析と言って、投資家の観点から企業を分析し、その結果に基づいて株式や債券に対する投資を検討することにあります。一般に、企業活動は、その機能によって、狭義の経営学、経営戦略論、ファイナンス、会計学、マーケティング、オペレーションズ・マネジメントの観点から分析することができますが、企業活動のパーフォーマンスは、それらすべての機能に依存します。したがって、本演習は、経営学部で学ぶ様々な科目の知識を総動員して企業分析に当たることの実習になっています。その観点から、春学期の前半に上記の専門分野の中のいずれかの分野の専門書を輪読します。また、時間が許せば、秋学期の後半に、企業、産業、経済等に関して履修者が選んだテーマについて調べ学習を行うことがあります。そして、それらの結果はゼミで発表して他のゼミ生とディスカッションをした上、その成果を岸本ゼミのウェブサイトで公表するようにしています。
到達目標Goal
演習での主要な到達目標は次の3点です。まず第1に、履修者が株式や債券等への投資家、あるいは、資金の貸手の立場から特定の企業を分析する手法を習得し、それを実際の企業に当てはめることができること。第2に、経営学の専門書をしっかり読むことができること。第3に、履修者が分析したり読んだりした結果をレジュメにまとめて演習で分かりやすく発表することができること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP1-2」、「DP1-3」、「DP1-4」、「教養」、「DP2-1」、「DP3」、「DP4」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期の授業では主に専門書の輪読をします。輪読する本および輪読の担当は、LINEでゼミ生に連絡します。具体的には、各回のゼミの直前の金曜日の夜までに,担当者が分担部分のレジュメをネット上で配布します。そして,ゼミでそれに基づいて発表し,その後,他のゼミ生から,予め指定されたポイントについて意見をしてもらいます。秋学期には,各ゼミ生が選んだ会社について,投資家の立場から分析をした結果を発表します。そして、他のゼミ生から,予め指定されたチェックポイントについて意見をしてもらいます。発表したゼミ生は,それらの指摘に沿って改訂したレジュメを、岸本ゼミのウェブページで公表します。さらに、時間が許せば、企業分析とは別に、企業、産業、経済等に関して履修者が関心があるテーマについて調べ(当ゼミでは「自由研究」と呼んでいます)、それをゼミで発表してゼミ生とディスカッションをします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅰ 春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:企業分析に有用な輪読
4年次のゼミ生のうち第1回の授業に割り当てられた学生3名が専門書の担当箇所についてレジュメを作成し、それをゼミで発表して他のゼミ生とディスカッションする。
2:企業分析に有用な輪読
第1回と同様(1を2と読み替え)
3:企業分析に有用な輪読
第1回と同様(1を3と読み替え)
4:企業分析に有用な輪読
第1回と同様(1を4と読み替え)
5:企業分析に有用な輪読
第1回と同様(1を5と読み替え)
6:企業分析に有用な輪読
3年次のゼミ生のうち第6回の授業に割り当てられた学生3名が専門書の担当箇所についてレジュメを作成し、それをゼミで発表して他のゼミ生とディスカッションする。
7:企業分析に有用な輪読
第6回と同様(6を7と読み替え)
8:企業分析に有用な輪読
第6回と同様(6を8と読み替え)
9:企業分析に有用な輪読
第6回と同様(6を9と読み替え)
10:企業分析に有用な輪読
第6回と同様(6を10と読み替え)
11:企業分析に有用な輪読
第6回と同様(6を11と読み替え)
12:企業分析に有用な輪読
第6回と同様(6を12と読み替え)
13:企業分析の手法
教員が企業分析の手法を講義する。
14:企業分析の手法
教員が企業分析の手法を講義するほか,企業分析に有用なデータの利用法を解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
輪読する文献の事前学習、担当企業の分析、レジュメの作成等。本授業の準備学習・および復習時間は、合計して各回につき4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
輪読する書籍とその分担は、上で説明した方法で指定します。
参考書References
授業中に適宜指定します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
〔3年次生に対する評価方法〕
評価の対象は多岐にわたります。具体的には、レジュメの内容と発表、ディスカッションへの参加の頻度と内容、授業時間以外のゼミ活動への貢献等。目安としては、これらの点をおおよそクリヤした学生にA評価を与えます。他方、これらの点に関して全体的にパフォーマンスが芳しくない学生には、B以下の評価をつけますし、さらに、パーフォーマンスが芳しくない学生については、4年次へ進級する際ゼミ参加を断ることがあります。即ち、本演習においては、進級時のゼミ継続を自動的に認めていません。
〔4年次生に対する評価方法〕
4年次生の評価は、3年生の評価対象と同じ点で評価します。ただし、当然のことながら、4年次生に対しては、3年次生より高いパフォーマンスを要求します。
〔3、4年次生の両方に対する注意事項〕
岸本ゼミでは、出席、遅刻、早退について厳格なルールを設けています。さらに、発表をタイムリーに行うことについても厳格なルールを適用します。したがって、万が一これらのルールに抵触すると、進級時にゼミの参加を遠慮してもらうことがありますし、場合によっては年度途中に退ゼミ勧告をすることもあります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションの活性化。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
発表にPowerPointやWord等のパソコンソフトを利用することを義務付けています。
その他の重要事項Others
本演習の参加者には、高い学習意欲を維持することと、努力を惜しまないことを奨励しています。また、本演習に参加する過程で、初歩的なコンピューターの基礎知識が身に付くよう指導します。さらに、社会人として生きていく上で重要なファクターである、責任感、積極性、協調性、コミュニケーション能力を養うことを心がけることを指導しています。
上で説明したように、本演習の活動は、輪読,投資家の観点からの企業分析の二つで構成されています。このうち、企業分析には、本学部で開講されている科目の大部分のものが何らかの意味で有用です。特に有用なのは、財務諸表を読む力を養う科目と証券の性質を学習する科目です。具体的には、前者の科目として簿記入門Ⅰ/Ⅱ、会計学入門Ⅰ/Ⅱ、財務会計論Ⅰ/Ⅱ、経営分析論Ⅰ/Ⅱ、企業評価論I/IIがあります。また、後者の科目としてファイナンス入門、投資入門、ポートフォリオ理論入門、デリバティブ入門I/II、コーポレートファイナンス入門I/IIがあります。したがって、本演習の履修を希望する者は、これらの科目の履修を強く勧めます。