経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FA(経営学 / Management 300)演習4Seminar 4
奥西 好夫Yoshio OKUNISHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4708 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4,火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3 |
単位数Credit(s) | 3 |
備考(履修条件等)Notes | ※ 原則春学期、秋学期連続で受講してください。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) |
選択 演習 |
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Outline (in English)
・The main theme of this seminar is people and organization, particularly personnel and employment problems. Cases written in English are used as course materials.
・Students are expected to acquire capability of effective communication in a group, through presenting cases, discussing problems and steering them. They should also learn basic knowledge of the field mainly through other relevant lectures and self-study.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・人と組織、とりわけ人事・雇用問題を主要テーマとする。この領域に関する基本的な知識を習得することは当然だが、それ自体はどちらかと言えば、「ゼミ」より「講義」あるいは「自習」の役割である。ゼミでは、むしろプレゼンテーション、質疑、議論、司会など、集団の中で効果的なコミュニケーションを行うことに力点を置き、そうした能力を身につける。そのための素材として、主に英文で書かれたケースを用いる。
到達目標Goal
①学生は、自ら適切な課題を見つけることができる。
②学生は、①の課題に関し、関連文献を読んだり、データを分析したり、関係者の話を聞いたりして、よく考え、自分なりの結論を導くことができる。
③学生は、②の結論を他人に伝えるとともに、建設的な議論を通して、結論の説得力を高めることができる。
・こうした能力は、将来、どこでどのような仕事をする場合でも、きわめて重要である。
・また、英文ケース教材を通じて、経営関係の英文を正確に読み取る力を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP1-2」、「DP1-3」、「DP1-4」、「教養」、「DP2-1」、「DP3」、「DP4」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・2・3年生は、グループ別に割り当てられた特定のテーマ(ケース素材)について報告し、それをもとに全員で議論する。グループ編成(原則として2人1組で、組み合わせは毎回変更)と担当テーマは学期はじめに決める。
・4年生は、それに加えゼミ論文を作成する。
・その他の内容は、その都度決める。
・なお、下記の通常授業以外に夏合宿、春合宿を行う(新型コロナ感染が収まった場合)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅱ 秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
15.:4年生卒論報告(1)
・テーマ、研究計画の報告
16.:英文ケースの報告と議論(13)
・Nkomo et al.(2011)のCase 66
・同Case 67
17.:英文ケースの報告と議論(14)
・同Case 76
・同Case 77
18.:英文ケースの報告と議論(15)
・同Case 78
・同Case 85
19.:入ゼミ関係(1)
・入ゼミ選考準備/面接?
20.:入ゼミ関係(2)
・入ゼミ選考準備/面接?
21.:英文ケースの報告と議論(16)
・同Case 88
・同Case 89
22.:英文ケースの報告と議論(17)
・同Case 90
・同Case 98
23.:英文ケースの報告と議論(18)
・同Case 99
・同Case 103
24.:英文ケースの報告と議論(19)
・同Case 104
・同Case 105
25.:英文ケースの報告と議論(20)
・同Case 106
26.:4年生卒論報告(2)
・研究経過報告(グループ1)
27.:4年生卒論報告(3)
・研究経過報告(グループ2)
28.:ゼミのまとめ
・時事的テーマの講義、議論など
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・英文ケース素材は、報告担当者だけでなく、全員が事前によく読み込んだ上でゼミに参加すること。また、報告担当者は、奥西に事前相談するなどして、英文解釈上の疑問点を解消しておくこと。
・さらに、各回の報告や議論における反省点を次回以降に活かすよう十分意識するとともに、それを共有、伝承する仕組みを工夫すること。
・本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする(ただし、司会者の準備時間はこの数倍以上)。
テキスト(教科書)Textbooks
・英文ケース素材として、Nkomo, Fottler and McAfee, Human Resource Management Applications, 7th edition (South-Western, 2011)を使う予定。その他、参考文献は適宜指示する。
参考書References
・日本の人事管理に関する基礎知識を得るには、例えば、今野浩一郎・佐藤博樹『マネジメント・テキスト 人事管理入門(第3版)』(日本経済新聞出版、2020)がある。また、使用するケースは大半がアメリカの事例であるため、アメリカの人的資源管理に関する予備知識が必要となることがある。その場合は、インターネット等で調べるか、奥西に事前に相談してほしい。
・なお、「授業の到達目標」で記した、自分で課題を見つけ、自分なりの結論を導く力を身につける一つの手がかりとして、ロバート・フランク『日常の疑問を経済学で考える』(日本経済新聞社、2008)とマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房、2010)を薦める。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・「勤勉性」(無断欠席、遅刻をしない、課題にきちんと取り組む)と「積極性」(ゼミでの発言、合宿の企画など)を重視する。全員の責務として行うべき事柄に関し、「他人任せ」、「ただ乗り精神」(自分は何もしなくとも、どうせ誰かがやってくれる)は、奥西の嫌うところであり、マイナス評価とする。これらの「平常点」を総合評価する(ウェイトは100%)。
・なお、4年生の場合は、ゼミ論文(卒論)の内容、質も重視する(平常点が70%、卒論が30%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・2020年度は、春学期が全面的にオンライン、秋学期は対面方式が主で一部オンラインとなった。
・いずれの形態であれ、学生主導の運営、議論中心のスタイルを継続する。ただ、時にマンネリ化の傾向も見られるので、必要に応じ工夫していきたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・Zoom授業となる可能性も高いので、オンライン接続が可能なPC、ないしタブレットが必要。
その他の重要事項Others
・インターネットの普及により、さまざまな「情報」の入手がきわめて容易になったが、それらの中には、誤ったもの、偏った一面的なものも多い。ゼミでは、それらへの判断力(「健全な懐疑精神」)も磨いてほしい。
・また、ゼミへの参加に当たっては、自分なりの「取り柄」を活かし、「得意技」を持つように心がけてほしい。
・担当教員は、1980〜89年、(旧)労働省で労働経済の分析、労働政策の企画・調整、労働基準行政の現場業務等の実務経験を有する。そうした組織での仕事経験から得られた知見は、本演習でも必要に応じ伝えたい。
関連科目
・(報告や議論の前提となる予備知識を得るという意味で)関連科目は組織経済学、人的資源管理など。