経営学部Faculty of Business Administration
ECN300FC(経済学 / Economics 300)国際経済論ⅡInternational Economy II
髙橋 理香Rika TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4408 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 経営戦略学科専門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営戦略学科専門科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this class is to understand international transactions conducted in Japan and other countries and to focus how such transactions have changed these economies by using theoretical analysis tools and various materials. In International Economics I, we will learn the basic and fundamental structures of trade and international movement of labor and capital, and in International Economics II, we will learn trade policies and the international economic system theoretically and historically.
授業で使用する言語Default language used in class
その他言語 / Other
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近年、国際取引の実態やルールのあり方が大きく変わろうとしています。ニュースを読んでも、例えば、米中の貿易紛争はどのような方向に進んでいるのか、世界や日本の取引のあり方がどう変わろうとしているのか、そもそも日本はこれまで他国とどのような国際的な取引を展開してきたのか、を正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。本授業では、理論的な分析ツールや諸資料を活用しながら、日本や世界でどのような国際的な取引が行われ、そのような取引によって日本や世界の経済がどのように変化してきたのかを理解します。国際経済論Ⅰでは主に貿易の基本構造や労働・資本の国際間移動について、国際経済論Ⅱでは主に貿易政策や国際経済システムについて、理論的・歴史的な解説を行った上で、現代の国際社会において重要とされるトピックスをとりあげて問題点を解明します。
到達目標Goal
この授業を通して、現実の国際経済にまつわる出来事に関心を持ち、現代の複雑な国際経済のメカニズムを論理的に分析することで、日本や世界の諸地域を比較し関連付けて考察できることを目標とします。またこれらの考察によって、国際的な観点から現代社会について体系的に分析・理解することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-3」、「DP2-1」、「DP4」、「DP5」に関連が特に強く、「DP1-1」、「DP2-2」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
説明は日本語を使用しますが、日本語と英語の教材を使用します
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各回の講義ノートを予め配布した上で、パワーポイントのスライドを使って講義を展開していきます。理解を深めるために、統計データなどの諸資料も参照しながら解説します。国際経済に関する時事的なトピックスとして、新聞記事(日本語・英語)を紹介しながら解説します。また、授業内演習や宿題の答え合わせなどを行うこともあります。本授業は、各回の授業動画をオンラインで配信して進めていく予定です。また、学習支援システムの掲示板やオフィスアワーを通じて、受講者とインタラクションを持つ機会を設けます。授業に関する告知や講義ノート・宿題の問題等は、学習支援システムを使って配信しますので、各自が適宜確認してください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅱ 秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:イントロダクション
データで学ぶ日本の貿易政策
2:日米貿易摩擦と日本の貿易政策の変遷
歴史的観点から学ぶ日本の貿易政策
3:関税政策1
関税政策の理論
4:関税政策2
日本と外国の関税政策の実態
5:非関税障壁1
輸入数量制限と日本の農業
6:非関税障壁2
輸出自主規制と日本の自動車産業
7:国内不完全競争政策1
国内不完全競争政策と日本の流通市場
8:国内不完全競争政策2
国内不完全競争政策と関税政策の比較
9:戦略的貿易政策
戦略的相互依存関係と世界の航空産業
10:ダンピング1
ダンピングの不当性
11:ダンピング2
日米関係におけるアンチダンピング政策
12:国際経済システム1
多角間交渉(GATT/WTO)
13:国際経済システム2
地域経済統合(RTA, TPP, RCEP)
14:まとめ
秋学期の内容のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各 2 時間を標準とします。宿題を出しますので、指定された日時までに必ず解いて提出してください。また、学習支援システムを通じて配信された講義ノートを各自ダウンロード・印刷して授業時に持ってきてください。
本授業の準備学習・復習時間は、各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは指定しません。毎回配布する授業ノートを基に進めていきます。ただし、下記の参考書のうち、少なくともどれか1冊を入手して読むことを勧めます。参考書の特徴や難易度については、春学期・秋学期それぞれ第1回の授業で説明します。
参考書References
阿部顕三『貿易自由化の理念と現実』NTT出版、2015年。
石川城太・椋寛・菊地徹『国際経済学をつかむ 第2版』有斐閣、2013年。
清田耕造『日本の比較優位‐国際貿易の変遷と源泉‐』慶應義塾大学出版会、2016年。
清田耕造・神事直人『実証から学ぶ国際経済』有斐閣、2017年。
小林友彦ほか『WTO・FTA法入門‐グローバル経済のルールを学ぶ』法律文化社、2016年。
田中鮎夢『新々貿易理論とは何か‐企業の異質性と21世紀の国際経済』ミネルヴァ書房、2015年。
多和田眞・近藤健児『国際経済学の基礎「100項目」 第4版』創成社、2018年。
友原章典『理論と実証から学ぶ 新しい国際経済学』ミネルヴァ書房、2018年。
クルーグマン, P.R., M. オブストフェルド,M. J. メリッツ『クルーグマン国際経済学‐理論と政策‐〔原書第10版〕上・貿易編』山形浩生・守岡桜訳、丸善出版、2017年。
Krugman, P.R., M. Obstfeld, and M. Melitz (2014) International Economics: Theory and Policy, 10th edition, Pearson.
成績評価の方法と基準Grading criteria
宿題・レポート:40%
期末テスト:60%
宿題・レポート・テストの詳細については、学習支援システム上で適宜お知らせします。各自、注意して確認下さい。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
現実のトピックに関心を持つ学生が多いことから、国際経済学にまつわる新聞記事の紹介と簡単な解説を行います。また、宿題の解説を中心とするオフィスアワーを行うことがあります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業ノートや資料の配信・課題の提出・連絡事項は学習支援システムを使います。
その他の重要事項Others
① ⅠとⅡを通年で履修することを強く勧めます。
② ミクロ経済学の知識があったほうが良いでしょう。経済学入門やミクロ経済学入門Ⅰ/Ⅱを履修していない人は、本授業と同時並行で履修するか自習することを勧めます。
③ 経済学入門・日本経済論・国際金融論・産業組織論・応用経済学と関連していますので、卒業までに併せて履修することを勧めます。