経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FB(経営学 / Management 300)原価計算論ⅠCost Accounting I
福田 淳児Junji FUKUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4387 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
The learning objectives of this module are to let students understand the basic concepts and important terms and they can explain these by yourself. It also includes enhancement of your understandings on a series of procedures of cost accounting (cost-type accounting, cost center accounting, product cost accounting) and helps students to explain the basic calculation processes of cost accounting. In addition to this, it enhances the development of students' skill to solve basic numerical calculations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
原価計算は、さまざまな目的に役立つ原価情報を提供するために、製品一単位当たりの製造原価を計算するための方法です。原価計算論Ⅰでは、原価計算論を学習する上で必要な基本的な用語および学習に必要な諸概念を理解し,それらの用語を自分の言葉で説明することができることを目的とします。また,原価計算の一連の計算手続きを理解し,それらの計算の一連の手続きおよびその背後にある理論的な根拠を説明できることを目的とする。
到達目標Goal
原価計算論Ⅰでは、原価計算に関連した基本的な用語および概念を簡潔に説明できること、さらに製品原価の計算のための一連の手続きである費目別原価計算、部門別原価計算、製品別原価計算のそれぞれを理解し、基本的な計算問題を解けるようにすることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-2」、「DP4」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
原価計算論Ⅰはオンデマンドでの開講を予定しています。毎回、テキストならびに学習支援システムを通じて事前に配布した資料を利用して、重要な概念および計算プロセスの説明および理論的な解説を行います。各回の講義で例題を実際に自分の手で解いてもらいます。また,必要に応じて課題も出すので是非自分の力で解いてみてください。課題の解説と解答また質問や議論は学習支援システムの授業内掲示板を利用して行います。特に間違いの多かった問題については誤りの多かった解答例を紹介するとともに,その理由を含め詳しく解説を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅰ 春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:講義の概要説明
本授業の目的,内容また授業の方法などの概要を説明する。
2:原価計算の目的と諸概念
原価計算の意義・目的および原価の一般概念や原価計算を学習する上で特に必要となる重要な原価分類のいくつかについて説明する。
3:材料費の計算
材料費の意味、その内訳および材料費の計算プロセスについて説明する。例題演習も行なう。
4:労務費の計算
直接労務費および間接労務費の区別および直接労務費の計算方法を中心に説明する。
5:製造間接費の計算
製造間接費の意義およびその配賦の問題を説明する。特に、製造間接費の配賦基準の選択、またその背後にある論理を詳しく説明する。
6:部門別原価計算の意義
部門別原価計算を行う意義を正確な製品原価の計算と原価管理の効果的な遂行という2つの観点から説明する。
7:部門別原価計算の計算手続
部門別原価計算の一連の計算手続きを説明す流。さらに,その具体的な計算プロセスを例題を交え説明する。
8:個別原価計算の特徴およびその計算プロセス
製品別原価計算の一つである個別原価計算が適する生産形態および個別原価計算の一連の計算手続きについて例題を交え説明する。
9:個別原価計算における仕損の評価
個別原価計算における仕損じの評価方法及びその計算例を説明する。
10:総合原価計算の特徴
製品別原価計算のもう一つの方法である総合原価計算の特徴を個別原価計算との対比で説明する。
11:総合原価計算における仕掛品評価の意味及びその方法について
総合原価計算における仕掛品の評価が持つ重要性及びその基本的な計算メカニズムについて説明する。
12:総合原価計算における仕掛品の評価方法の計算例
総合原価計算における仕掛品評価方法のうち,先入先出法と平均法について計算例を交え説明する。
13:工程別総合原価計算の意義と累加法及び非累加法
部門別原価計算と伴う総合原価計算である工程別総合原価計算の意義また累加法による計算手続を説明する。また、非累加法についても紹介する。
14:講義のまとめ
原価計算論Ⅰの内容のまとめと必要に応じて補足を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義を受ける前に、各回のテーマについてテキストの該当箇所を必ず読んでおくこと。また、学習支援システムを通じて事前に配布する資料にも必ず目を通しておいてください。さらに、テキストの例題を自分なりに解いてみて、わからない箇所を明確にして講義に望んでください。必要に応じて,毎回の授業後に宿題(課題)を提示します。これは授業で学んだ内容に関するもの,さらに発展的学習の問題を提示します。これらのについては,次の講義で特に誤りの多かった問題およびその解答を紹介しつつ,詳しい説明を行います。なお、本授業の準備・復習のための学習時間は、各2時間を標準としています。
テキスト(教科書)Textbooks
山北晴雄・福田淳児『ファーストステップ原価計算を学ぶ』中央経済社2016年 (2400円税別)
参考書References
参考文献や自主学習の際に役立つ図書については、講義の中で必要に応じて適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
原価計算論Ⅰの評価は期末試験および毎回の授業での課題の提出によって評価します。なお,成績評価の配分は期末テスト80%,宿題(課題)の提出20%とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業内容について,分かりやすいとのコメントがある一方で,難しいとのコメントもあります。授業では,できるだけ基礎的なところから説明を始め、発展問題については課題及びその解説の形で補足していこうと思います。また、実務との関連性も考慮し,実際の企業の事例を提示するとともに,計算問題などもできる限り取り上げたいと考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
事前配布資料は授業支援システムを通じて配布します。
その他の重要事項Others
関連科目とし管理会計論Ⅰ/Ⅱおよび財務会計論Ⅰ/Ⅱなどがありますので同時に履修することを勧めます。