経営学部Faculty of Business Administration
SOC300FB(社会学 / Sociology 300)経営社会学ⅡSociology for Business II
藤本 真Makoto FUJIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4356 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 経営学科専門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
The objectives of this class are: 1) to understand how corporate management is conducted under the progress of "aging," "globalization," "digitalization," and "diversification"; 2) to understand how social relations are formed around corporate management and how they affect corporate organizations and the individuals who work in them; and 3) to consider corporate management and social relations under " industrial society with Corvid-19" and to get an opportunity to envision one's own life and career.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、「大多数の人々がモノやサービスの生産・販売に携わり、そこから得た収入により生活を営む社会」=「産業社会」の変化の中で、企業経営がいかに行われ、企業経営をめぐる社会関係がいかに形作られているのかについて理解することを目的とする。「経営社会学Ⅱ」では、日本の産業社会と企業経営の今後について考えていく上で、とりわけ重要な、「少子高齢化」、「グローバル化」、「ハイパーICT化」、「多様化」に焦点を当てていく。
到達目標Goal
①「産業化」に伴う社会全体の変化とみることができる「少子高齢化」・「グローバル化」・「ハイパーICT化」・「多様化」の進行と、それぞれの変化が企業経営、社会関係、働く個人にもたらす影響を論理的・体系的に理解すること、②「withコロナの産業社会」の全体像とそこでの企業経営、社会関係について考察し、自らの生活・キャリアを描いていくきっかけをつかむこと、を授業の到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP1-3」、「DP4」、「DP5」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・2021年度の当オンライン講義(資料配信型)は、履修登録期間終了後から、資料PDFを配信するかたちでスタートさせます。詳しくは、学習支援システム「お知らせ」を確認してください。
・学期中、学習支援システムを通じて「小テスト」も実施する予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅱ 秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
【1】:「産業化」と企業経営
「経営社会学Ⅰ」の振り返りと「経営社会学Ⅱ」の概要
【2】:少子化・高齢化の進展と企業経営への影響
「産業化が進展すると少子化・高齢化が進展する」というプロセス(産業化と家族)、労働力確保と「福祉国家」維持の課題
【3】:組織・職場における「年齢」の意味と高齢期の仕事をめぐる社会関係
仕事上のキャリア形成における年齢の意味、定年制度、高齢までの就業を促進する政策と組織・職場・個人
【4】:仕事と介護の両立、仕事と「妊活」の両立?~ワーク・ライフ・バランスの新たな課題
「ワーク・ライフ・バランス」施策、団塊世代の後期高齢化と団塊Jr.の介護責任、「妊活」支援は誰の責任か?
【5】:産業化とグローバル化
産業化に伴うグローバル化の「段階」、グローバル化と国民社会・地域社会
【6】:グローバル化の下での企業経営・職場・仕事
多国籍企業の活動と経営管理、「グローバル人材」の採用と確保、「タレント・マネジメント」の実施と影響
【7】:技術革新と企業・職場
産業化と技術革新の関係、技術革新と企業・労働市場、ME化/OA・FA化/IT化とその影響
【8】:ハイパーICT化あるいはAI化と企業経営・仕事・社会
ハイパーICT化/AI化が企業運営と仕事に与えるインパクト、AIとBI(ベーシックインカム)
【9】:「縛られない働き方」の拡大か?~テレワーク・副業・ギグワーク
ICT化の進展とテレワーク・副業・ギグワーク、テレワーク・副業・ギグワークの普及をめぐる企業・職場・個人
【10】:企業・職場・仕事の領域における女性
産業化の進展と女性の仕事、「M字カーブ」をめぐる社会関係、性別職域分離の現状と課題
【11】:企業・職場・仕事の領域における外国人
産業化と外国人労働、外国人受入政策(高度外国人優遇・技能実習制度)の歴史・現状と課題、日本企業における外国人の受入れ・活用と課題
【12】:企業・職場・仕事の領域における「多様化」の進展とダイバーシティ・マネジメント
ダイバーシティ・マネジメントの取組みと背景、LGBTの仕事・生活と企業・職場
【13】:君たちはどう生きるか?
~これからの職業キャリア形成
個人主導のキャリア/企業主導のキャリア、キャリアの面から見た「日本的雇用」、「キャリア自律」の課題
【14】:社会現象としての「新型コロナ問題」と「withコロナ」の産業社会・企業経営
産業化の結果としての新型コロナ問題、「withコロナ」の産業社会における企業経営
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①講義で学習したテーマや論点に関して、日頃から、参考書や新聞記事等を読んで理解を深める。②インターンシップやアルバイトなど、企業経営や産業社会と接する機会を通じて、講義で学習した議論や理論をもとに、企業経営をめぐる社会関係についての実態や課題を考え、授業での学習内容について理解を深める。
テキスト(教科書)Textbooks
とくに教科書は指定しません。授業内で配布する資料・プリントをもとに講義をすすめます。
参考書References
各自が自習するための参考書として、①小川慎一・山田信行・今野美奈子・山下充(2015)『「働くこと」を社会学する 産業・労働社会学』(有斐閣アルマ)、②上林千恵子編著(2012)『よくわかる産業社会学』(ミネルヴァ書房)を挙げておきます。このうち①は現代産業社会の仕事や組織にまつわる主要トピックの理解に、②は経営社会学で取り上げられる様々な事項が1事項あたり見開き2ページでまとめられており、知識の整理に役立ちます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(小テストの受験による):30%
期末試験:70%
授業内で学習した論点や理論について、十分に理解できているかを重視して採点し、成績評価につなげます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義担当者変更のため、フィードバックはありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
各自パソコンを持ち込み、講義を受けながら(わからない概念等について)その都度ワード検索をかけると便利です。
その他の重要事項Others
春学期の「経営社会学Ⅰ」と秋学期の「経営社会学Ⅱ」をすべて受講することで、経営社会学の全体像が体系的に明らかになってきます。ですから、春学期と秋学期、続けての受講を勧めます。とはいえ、春学期と秋学期でそれぞれ扱うテーマは異なるため、関心にしたがって春学期のみ、秋学期のみの受講でも、授業内容についての理解は可能です。