経営学部Faculty of Business Administration
SOC300FB(社会学 / Sociology 300)経営社会学ⅠSociology for Business I
藤本 真Makoto FUJIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4355 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 経営学科専門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this course are 1) to understand how corporate management is conducted under "industrialization" and "urbanization" and 2) to understand how social relations are formed around corporate management and how they affect corporate organizations and the individuals who work in them.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、「大多数の人々がモノやサービスの生産・販売に携わり、そこから得た収入により生活を営む社会」=「産業社会」の中で、企業経営がいかに行われ、企業経営をめぐる社会関係がいかに形作られているのかについて理解することを目的とする。「産業社会」の動向とそれに伴う社会全体へのインパクトを、この授業ではいくつかの「〇〇化」として捉え、それぞれの「〇〇化」に関連した、企業経営に関連する現象を取り上げる。「経営社会学Ⅰ」では、「産業化」と「都市化」に焦点を当てる。
到達目標Goal
①企業経営のあり方が、「産業社会」の形成過程である「産業化」の下、どのように形成され、変化してきているか、②「企業経営をめぐる社会関係」がどのように形成され、変化しているか、③「産業化」に伴う社会全体の変化とみることができる「都市化」の進行と、「都市化」が、企業経営や企業経営に携わる個人、企業経営をめぐる社会関係にとどのような影響を及ぼすか、いった点を論理的・体系的に理解することを授業の到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP1-3」、「DP4」、「DP5」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・2021年度の当オンライン講義(資料配信型)は、履修登録期間終了後から、資料PDFを配信するかたちでスタートさせます。詳しくは、学習支援システム「お知らせ」を確認してください。
・学期中、学習支援システムを通じて「小テスト」も実施する予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅰ 春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
【1】:「産業社会」と企業経営
この講義の対象について~「産業社会」の変化と「企業経営をめぐる社会関係」
【2】:「産業化」の進展と「産業化」の下での社会関係
様々な社会における「産業化」のプロセス、社会関係の「場」としての市場・組織・職場
【3】:産業化の進展と経営組織
産業化の進展と民主化・大衆化・消費社会、大規模組織の発生、所有と経営の分離、官僚制の普及・発達と課題
【4】:ブルーカラーからホワイトカラーへ
「雇用者」の出現、産業化の進展・変化と求められる「スキル」の変化、「スキル」の変化に伴う人々の働き方の変化
【5】:「労働時間」の発生
「働く時間」の組織による管理と課題
【6】:「職場」の機能
職場の持つ様々な機能、ホーソーン実験、インフォーマルな人間関係の重要性
【7】:経営組織とキャリア形成
大規模経営組織におけるキャリア形成、企業横断的なキャリア形成
【8】:サービス経済化と経営組織・仕事
工業化・脱工業化・大衆消費社会、サービス経済化の過程(ペティ・クラークの法則)、サービス経済化が組織や仕事に与える影響
【9】:多様な雇用・就業形態の出現と拡大
正社員以外の雇用・就業形態の拡大、拡大に伴う「格差問題」の発生と問題への対応
【10】:「感情労働」の増加と課題
「感情労働」の特徴と発生過程、「感情労働」の管理、「感情労働」の増加に伴う課題
【11】:経営・仕事・生活上のリスクとその対応
事業経営のリスクと倒産法制、労働市場のセーフティネット形成、社会保障制度の確立
【12】:「都市化」の進行と企業経営
都市への人口集中と多様な産業の発生との循環、地方の過疎化
【13】:高学歴化~「都市化」のもう一つの要因
産業化に伴う「高学歴化」の要請、急速な高学歴化の進展、「高学歴化」が招く若年者の地域間移動
【14】:都市の仕事・地方の仕事
産業化がもたらす労働市場の地域間格差、U/I/Jターンの課題
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①講義で学習したテーマや論点に関して、日頃から、参考書や新聞記事等を読んで理解を深める。②インターンシップやアルバイトなど、企業経営や産業社会と接する機会を通じて、講義で学習した議論や理論をもとに、企業経営をめぐる社会関係についての実態や課題を考え、授業での学習内容について理解を深める。
テキスト(教科書)Textbooks
とくに教科書は指定しません。授業内で配布する資料・プリントをもとに講義をすすめます。
参考書References
各自が自習するための参考書として、①小川慎一・山田信行・今野美奈子・山下充(2015)『「働くこと」を社会学する 産業・労働社会学』(有斐閣アルマ)、②上林千恵子編著(2012)『よくわかる産業社会学』(ミネルヴァ書房)を挙げておきます。このうち①は現代産業社会の仕事や組織にまつわる主要トピックの理解に、②は経営社会学で取り上げられる様々な事項が1事項あたり見開き2ページでまとめられており、知識の整理に役立ちます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(小テストの受験による):30%
期末試験:70%
授業内で学習した論点や理論について、十分に理解できているかを重視して採点し、成績評価につなげます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義担当者変更のため、フィードバックはありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
各自パソコンを持ち込み、講義を受けながら(わからない概念等について)その都度ワード検索をかけると便利です。
その他の重要事項Others
春学期の「経営社会学Ⅰ」と秋学期の「経営社会学Ⅱ」をすべて受講することで、経営社会学の全体像が体系的に明らかになってきます。ですから、春学期と秋学期、続けての受講を勧めます。とはいえ、春学期と秋学期でそれぞれ扱うテーマは異なるため、関心にしたがって春学期のみ、秋学期のみの受講でも、授業内容についての理解は可能です。