法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1(法学 / law 500)公法特殊研究ⅣIndependent Research on Public Law IV
田中 佐代子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X4312 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3,月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 隔週で開講 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this seminar, participants are expected to explore international law literatures on various topics, ranging from legal theories to topics relating to the subject-matter of the participants' thesis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
コースワーク科目である本授業では、国際法文献(基礎理論に関わるもの、受講者の研究テーマに関係するもの)を講読する。
到達目標Goal
国際法の各分野について理解を深めるとともに、国際法文献(日本語・英語・仏語)の内容を正確に把握し、批判的に検討する力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、前半を田中が担当し、後半は森田章夫教授が担当する。
Zoom 等のシステムを用いたリアルタイムオンライン授業を予定している。ただし、感染状況等に応じて変更がありうる。具体的な方法等は、学習支援システム上もしくは受講者へのメールで連絡する。
授業では、受講者による報告の後、全員で討論を行う。報告者は、文献の内容を要約した上で、論点を指摘し考察を加える。報告者以外の受講生も毎回必ず文献を読んできて、積極的に討論に参加することが求められる。
学生に対するフィードバックは、授業中のコメント等により行う。授業終了後の質問については、メール等で対応する。
なお、本科目は、国際法分野の博士論文を執筆する予定の院生を対象として開講される。他分野専攻者が受講を希望する場合は、担当教員(田中)に事前に相談されたい。(連絡先は、学習支援システム上で確認すること。)
受講生の研究テーマとの関連性を重視し、以下に示す各回のテーマは変更される可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:初回打ち合わせ
講読文献と報告担当者の決定
第2回:国家領域(総論的検討)
報告と討論
第3回:国家領域(日本関連)
報告と討論
第4回:海洋法
報告と討論
第5回:国際犯罪
報告と討論
第6回:人権
報告と討論
第7回:紛争の平和的解決(総論的検討)
報告と討論
第8回:国際裁判
報告と討論
第9回:国際投資仲裁
報告と討論
第10回:集団安全保障、PKO
報告と討論
第11回:自衛権
報告と討論
第12回:人道的介入
報告と討論
第13回:武力紛争法(交戦法規)
報告と討論
第14回:「中立」
報告と討論
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習は4時間を標準とする(ただし、これはあくまで一般的な標準の時間であり、各回の内容や報告の割当て等により大きく異なることがある)。
準備学習・復習としては、講読対象文献の精読とそれに関連した調査等が当然求められる。
テキスト(教科書)Textbooks
受講者の問題関心をふまえて決定し、都度指示する。
邦語文献だけでなく英語文献・仏語文献も用いる。
参考書References
初回に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(100%)。レジュメ、報告、討論への参加を総合的に考慮して評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
その他の重要事項Others
授業は隔週(1回2コマ)で行うが、変則的な日程となりうるので、詳細は初回に説明する。
また、毎回延長する可能性があるので、あとの時間も空けておくこと。
担当教員の専門分野等
<専門領域>国際法
<研究テーマ>武力行使の規制
<主要業績>「非国家行為体に対する越境軍事行動の法的正当化をめぐる一考察 : 『領域国の意思・能力の欠如』理論('unwilling or unable' doctrine)の位置づけ」『法學志林』116巻2・3号(2019年)