法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1(法学 / law 500)労働法演習ⅠLabor Law Seminar I
沼田 雅之
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X4174 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
The purpose of this seminar is to conduct a literature study on Japanese labor law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・リサーチワーク科目である本授業では、労働法を学びたい修士課程の院生を対象に、労働法の基本書を題材として、労働法上の各トピックについて文献研究を行うことを目的とする。
・これらの課題を研究することを通じて、労働法の基本的な考え方を学ぶとともに、現代的諸課題への対応について検討する。
到達目標Goal
・労働法の主要問題の正確な理解と課題探求・理論の応用・問題解決能力を獲得し、将来の修士論文のテーマ設定の仕方や特定テーマについての論文作成に必要な方法・技術等を身につけることができる。
・この授業に参加した学生は、労働法の基本理論の理解とその応用力を習得することを通じて、労働法上の諸問題について、柔軟かつ論理的に思考し、自らの考えを明確に表現できる能力が涵養される。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP2」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・授業形式は、オンライン授業とする。詳細は初回授業で説明する。
・Zoomのミーティングアドレス等は、学習支援システムで確認すること。
・労働法の各トピックごとに毎回報告者を決め、50分ほどの報告をもとに、ゼミ参加者との間で争点・論点の正確な把握と整理を行う。
・報告者及び参加者からの質問等には、その場でフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
学期中の計画、演習全体および各受講者の学期を通じた目標設定など。
第2回:労働法文献研究(1)
労働者性について
第3回:労働法文献研究(2)
採用内定・試用について
第4回:労働法文献研究(3)
配転・出向について
第5回:労働法文献研究(3)
就業規則について
第6回:労働法文献研究(4)
労働協約について
第7回:労働法文献研究(5)
懲戒について
第8回:労働法文献研究(6)
解雇について
第9回:労働法文献研究(7)
雇止めについて
第10回:労働法文献研究(8)
賃金について
第11回:労働法文献研究(9)
労働時間規制について
第12回:労働法文献研究(10)
雇用平等について
第13回:労働法文献研究(11)
非正規労働者について
第14回:労働法文献研究(1)
不当労働行為について
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
1. 西谷敏『労働法【第3版】』(日本評論社、2020年)
参考書References
授業内で適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
配分: 議論の参加度(20%)および報告の負担と内容(80%)により評価する。
評価基準: 欠席が多い場合には単位を与えない。また、出席するだけでは足りず、報告についての議論の参加度も評価対象とする。報告については、準備度合い、負担回数、テーマの重要度、報告の内容の質の高さなどを要素として総合評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 社会法(社会保障法・労働法)
<研究テーマ> 非正規労働者の社会保障法、労働法上の課題
<主要研究業績>
「正社員と契約社員等の労働条件格差の不合理性」(法学教室436号、2017年)、「公契約規整の到達点と社会的価値実現の可能性」(法学志林113号、2016年)、(共著)「労働契約法20条の研究」(労働法律旬報1853号、2015年)、「事業主の届出義務懈怠の私法上の責任と過失相殺 : 労働者の確認請求不行使を中心にして」(賃金と社会保障1645号、2015年)、「労契法20条 : 不合理な労働条件の禁止」(労働法律旬報1815号、2014年)ほか