法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1（法学 / law 500）国際法特殊講義ⅡInternational Law II
森田 章夫
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X4031 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 博士「公法特殊研究Ⅱ」と合同 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
Through the in-depth reading of important academic materials, students will nurture their understanding of fundamental principles and concepts of contemporary international law and also catch up most advanced trends in international legal academics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
国際法の基本事項に関する発展的な問題を扱った外国文献の検討を通じて、国際法を研究する上での基本的な理論と概念についての理解を深めるコースワーク科目である。
今年度は、海洋法に関する、フランス語、ドイツ語文献を取り扱う。
到達目標Goal
１．外国語文献で説明されている内容を、日本語で正確に説明できる力を身につける。
２．取り上げられているテーマについて、どのような問題意識に基づいて取り上げられており、何が重要な事項として示されているのかを把握し、それを簡潔にまとめて示すことができる文章力を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP1」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は演習形式で実施する。各回、対象文献について参加者は日本語での要約とコメントを記載したレジュメを事前に用意し、その説明と質疑応答を通じて授業を進める。
授業の対象は、参加者の興味関心に応じて、適宜の修正があり得る。
少なくとも当初は、オンラインでの開講を予定している。それにともなう各回の授業計画、学習に必要な資料等、具体的なオンライン授業の方法その他は、学習支援システムで提示する。
課題等に対するフィードバックは、オンライン授業中での回答や学習支援システム掲示板を用いて行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
授業の進め方、基本文献、参考文献についての説明。
第2回：領海の幅員
領海の幅員をめぐる理論・国家実行を検討する。
第3回：無害通航権
無害通航権をめぐる理論・国家実行をを検討する。
第4回：無害でない通航
無害でない通航に対して執りうる措置をめぐる理論・国家実行を検討する。
第5回：接続水域
接続水域をめぐる理論・国家実行を検討する。
第6回：追跡権
追跡権をめぐる理論・国家実行を検討する。
第7回：排他的経済水域
排他的経済水域をめぐる理論・国家実行を検討する。
第8回：大陸棚
大陸棚をめぐる理論・国家実行を検討する。
第9回：旗国主義
旗国主義をめぐる理論・国家実行を検討する。
第10回：旗国主義の例外：海賊行為
海賊行為をめぐる理論・国家実行を検討する。
第11回：旗国主義の例外：その他の事由
旗国主義の例外につき、その他の事由をめぐる理論・国家実行を検討する。
第12回：海上法執行
海上法執行をめぐる理論・国家実行を検討する。
第13回：公海漁業規制
公海漁業規制をめぐる理論・国家実行を検討する。
第14回：紛争解決
海洋法に関する紛争解決をめぐる理論・国家実行を検討する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
報告担当者はレジュメを作成し、事前に提出する。その他の受講者も指定された文献を精読し、報告者のレジュメに対するコメントを考える。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
＊授業で検討する対象文献については、適宜指示または配布する。
参考書References
授業冒頭に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
事前レジュメの提出(30%)
要約及び見解の授業内でのプレゼンテーション(30%)
授業内での建設的な疑問及び批判の提示(30%)
議論への積極的参加(10%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
積極的な質疑を期待します。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
国際法
＜研究テーマ＞
国際コントロール、海洋法、国家管轄権
＜主要業績＞『①『国際コントロールの理論と実行』（東京大学出版会、2000年）②『講義国際法【第2版】』（共編著、有斐閣、2010）③「英米臨検権論争の国際法上の意義」柳原正治編『変転する国際社会における国際法の機能 内田久司先生追悼論集』（信山社、2018年）