生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
PPE200YD(生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 200)ホーティカルチャー論Horticulture
津田 新哉、紺野 祥平、池田 敬、鈴木 栄Shinya TSUDA, Shohei KONNO, Takashi IKEDA, Sakae SUZUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H8117 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category |
応用植物科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Horticultural crops, i.e. fruit trees, vegetables and flowers, have been cultivated and used for a long time as they bring healthy and rich lives to people. Horticultural science is the research and technology development concerning important aspects of production and consumption of horticultural crops, especially breeding, cultivation, and distribution. The aim of this course is to help students acquire fundamental understandings about the mechanism of growth and development of horticultural crops, cultivation management technology, and control of important traits related to harvest quality
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
園芸作物である果樹、野菜、花きは、人々に健康や豊かな生活をもたらすものとして、古くから栽培・利用されてきた。これら園芸作物の生産と消費にとって重要な局面、特に育種・栽培・流通に関する研究と技術開発を行うのがホーティカルチャーサイエンス(園芸学)である。本授業では、園芸作物に特徴的な成長と発育の仕組みと、それに基づく栽培管理技術、さらに、収穫物の品質に関係する重要形質とその制御技術について、基礎的な知識を学ぶ。
到達目標Goal
果樹、野菜、花きは、幅広い種から構成されており、品目ごとに様々な成長と発育の特性を持つ。そのため、栽培体系、育種技術も非常に多岐にわたっている。しかし、その背景には共通のいくつかの要素があり、それらの組み合わせで技術体系が成り立っていることを理解できるように努める。この理解により、園芸作物が示す多種多様な現象に対して応用できる基礎的な知識と考え方の習得を目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、パワーポイントによるスライド映写と配布資料等を用いて、講義を行う。また、適度にグループディスカッション等も交え知識の醸成を図る。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ホーティカルチャーおよび種子から流通まで1
ホーティカルチャーおよび農業に関して基本的な定義と、野菜の成長ステージ別に、様々や野菜の特徴などを解説する
2:種子から流通まで2
1回目に引き続き、野菜の成長ステージ別に、野菜の生理生態的特性などを解説する
3:野菜生産1(施設栽培および養液栽培)
野菜が生産される方法に関して、露地と施設を比較し、また施設での特異的な環境および栽培手法について野菜生産の視点から解説する。
4:野菜生産2(植物工場)
小テスト1
施設がさらに高度化した植物工場について、野菜生産の視点から解説する。
5:果樹栽培と生理特性1
果樹の種類について触れた後、果樹の年間の生育サイクルおよび果実を生産する上で重要な開花や結実に関する生理特性つい解説する。
6:果樹栽培と生理特性2
果実の生長、発育や成熟に関する生理特性や、翌年の果実生産に必要な花芽の分化・発育について解説する。また、高品質な果実を生産するための栽培管理法について触れる。
7:果樹生産と温暖化
現在の果樹生産が抱える最も大きな問題が地球温暖化の影響である。温暖化が果樹栽培に与える影響や将来予測、また、温暖化対策技術や対策研究について紹介する。
8:果樹の育種
永年作物で遺伝的にヘテロ性が高い果樹について、その原産地や、交雑育種を中心とした新しい品種を開発する技術について解説する。
9:花き園芸学序論
花きにはどのような種類があり、どのような歴史を経て発展してきたかについて解説する。
10:花きの生育と開花
花き類に特徴的な成長と発育の仕組みと、それに基づく,実際の品目の栽培体系について解説する。
11:花きの品質と観賞性1
花きの品質を構成する3大要素である形、色、香りがどのような仕組みで発現し、観賞性にどのように貢献するのかについて解説する。
12:花きの品質と観賞性2
前回の授業に引き続き、花きの品質の基礎について各品目ごとに解説する。
13:花きの観賞性3
前回の授業に引き続き、花きの品質の基礎について解説する。
14:まとめ
まとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】授業内容を適宜復習するとともに、興味を惹かれる内容に関しては、関連する文献を調べるなど積極的に理解を深める。もしも状況が許せば、果樹、野菜、花きのうち、どれかひとつでもよいので自分で栽培してみる。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料を配布する。教科書は使用しない。
参考書References
農学基礎シリーズ 果樹園芸学の基礎 (伴野 潔, 山田 寿, 平 智編著), 農文協, 2013
農学基礎シリーズ 野菜園芸学の基礎 (篠原温編著), 農文協,2014
農学基礎シリーズ 花卉園芸学の基礎 (腰岡政二編著), 農文協,2014
このほか、より深く知りたい内容がある場合には、文献を紹介するので、お問い合わせください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点25%と定期テスト(各分野25%、計75%)の合計により評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本授業で扱う園芸植物は、果樹、野菜、花きの非常に広い範囲にわたりますが、限られた授業時間の中で、これらの植物の生産の基礎が理解できるように努めたいと思います。
その他の重要事項Others
「授業計画」の開講順は変動することがある