生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
BOA300YD(境界農学 / Boundary agriculture 300)環境昆虫学Environmental Entomology
安田 耕司Koji YASUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H8026 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category |
応用植物科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Insects live in various kind of environments from native wilderness to agricultural and urban environments. They have evolved diverse traits in order to adapt to such wide range of environments. Students will learn the role that insects play in the maintenance of ecosystems and human life through interaction between organisms, and understand that insects nearby are important to us.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
昆虫は、原生自然から農地や都市環境に至るさまざまな環境に適応・進化している。このように多様に進化した昆虫がどのような形態的・生態的特徴をもち、どのような生活を送っているかその概要を学ぶ。また昆虫が生物間相互作用を通して人間の生活や生態系の維持に果たしている役割を学び、身近にいる昆虫が私たち人間にとって重要な存在であることを理解する。
到達目標Goal
さまざまな環境に生息する昆虫の種類や目(もく)レベルのおおまかな分類群を識別できるようになり、身近な昆虫にも親しみを持つようになる。また昆虫の特徴的な行動や生活史を知ることで生態系の中の昆虫の位置づけを理解し、人間にとって最も重要な環境について考える切っ掛けを得る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は要点をまとめた資料を配布した上でパワーポイントを使って進めます。授業後には簡単な課題を課しますので、質問、感想とともに学習支援システムを通して提出してください。質問や感想の内容はその後の授業に活用します。また数回の授業ごとに小テストを実施します。なお新型コロナにより遠隔授業となった場合は、Zoomを用いたリアルタイム配信を行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
自己紹介、授業計画、学生の昆虫に対するイメージの確認
第2回:昆虫の系統分類
昆虫の系統進化と各分類群の特徴について
第3回:身近な環境に生息する昆虫
庭、街路樹、家屋内など身近な環境にみられる昆虫や人間の生活に深く関わる昆虫について
第4回:農作物や果樹等の害虫
作物や野菜、果樹、養蜂等の主要害虫の種類、分類および生態について
第5回:外来昆虫
海外から日本に侵入した昆虫や侵入が警戒される昆虫の種類と生態について
第6回:昆虫の発育・生理
発育や繁殖、休眠など昆虫の基本的な発育・生理について
第7回:環境条件が昆虫の発育や行動に及ぼす影響
昆虫の相変異や多型現象相について
第8回:昆虫にみられるさまざまな擬態
昆虫にみられる様々な擬態とその進化について
第9回:昆虫における遺伝と進化
昆虫にみられる進化や適応の遺伝的基礎について
第10回:地球温暖化と昆虫
地球温暖化が昆虫の分布や生態に及ぼす影響について
第11回:昆虫による生態系サービス
近年劣化が懸念されている生態系サービス(特に花粉媒介)について
第12回:外来生物が生態系に及ぼす影響
侵入昆虫をはじめとする外来生物が生態系に及ぼす影響について
第13回:農業生態系に生息する昆虫について
農業生態系に特徴とそこに適応した昆虫の生態について
第14回:講義内容の補足、まとめ、
試験
講義内容についての補足説明と全体のまとめ、および講義内容の理解度の確認するための試験
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】庭や街路樹、屋内など身近にいる昆虫に興味を持ち、それらの名前を図鑑やインターネット等を用いて調べる経験をもつ。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし
参考書References
1.応用昆虫学の基礎、後藤哲雄・上遠野冨士夫、農山漁村文化協会、2019
2.外来種ハンドブック、日本生態学会編、地人書館、2002
3.地球温暖化と昆虫、桐谷圭治・湯川淳一編、全国農村教育協会、2010
4.「ただの虫」を無視しない農業、桐谷圭治、築地書館、2004
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(60%)、レポート(20%)、小テスト(20%)
ただし今後、遠隔授業になるなど、状況が変わった場合は変更の可能性があります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
簡単そうな内容であっても、基本的な部分は丁寧に説明するよう心がける。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
得になし