生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
AGC200YD（農芸化学 / Agricultural chemistry 200）微生物生態学Microbial Ecology
堀 知行Tomoyuki HORI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | H8025 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生：教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜生命科学部＞Category | 学部共通科目 |
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Outline (in English)
A variety of microorganisms exist in natural environments, such as soil and water ecosystems. These microorganisms play important roles in the key element cycles in the environments, being indispensable to maintain the homeostasis of the earth. In addition, they have various influences on the survival of plants and animals. In this class, I lecture on microbial ecology including the classification of microbes, symbiosis of microbes with plants and animals, microbes in extreme environments, culture-independent analyses of microbes, possible use of microbes for environmental problems.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
土壌や水界などのあらゆる環境に多種多様な微生物が生息している。これらの微生物は主要元素の循環に重要な役割を担っており、地球環境の恒常性の維持に不可欠である。加えて、微生物は植物や動物の生存にさまざまな影響を及ぼしている。本授業では、微生物と環境との関係、微生物と高等生物との相互作用を研究する微生物生態学について、微生物の性質と分類、微生物生態学における解析手法、様々な環境の微生物、微生物利用の可能性を中心に講義し、今後の研究の展開について考える。
到達目標Goal
微生物の基礎的知識を得るとともに、さまざまな環境に生息する多種多様な微生物の特徴を理解する。微生物の解析手法について理解を深めるとともに、農業生産や地球環境保全に果たす微生物の役割について学び、今後の微生物利用の展開を考える力をつける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
スライドを使った通常の講義。オンラインでの開講を基本とする（具体的には開講前に学習支援システムを参照のこと）。フィードバックは授業時に実施するアンケートに記載の事項に答える形で行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：微生物生態学とは
微生物とは？
生命の3ドメイン
栄養と代謝
第2回：微生物細胞の構造と機能
生体高分子
細胞膜と輸送
細胞壁の特徴
第3回：微生物の生息環境
水界、土壌、極限環境
バイオフィルム環境
第4回：微生物群集の構造と機能
微生物の系統学
培養できない微生物とその解析法
第5回：微生物の一次生産
一次生産と光栄養
植物プランクトンとブルーム
第6回：微生物の有機物分解
有機物分解と炭素循環
高分子有機化合物の分解
第7回：嫌気環境の微生物呼吸
いろいろな電子受容体
メタンと微生物
第8回：窒素循環と微生物
窒素固定
硝化と脱窒
アナモックス
第9回：硫黄循環と微生物
硫黄酸化と硫酸還元
海底堆積物の微生物
第10回：金属と微生物
鉄酸化と鉄還元
バイオミネラリゼーション
第11回：植物・動物と微生物の共生
菌根菌
微生物と動物・昆虫
第12回：微生物を用いた環境浄化
バイオレメディエーション
水処理・浄化
第13回：微生物利用の将来
環境バイオテクノロジー
循環型社会に向けた微生物利用
第14回：理解度確認
授業内容についての試験を実施
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】専門用語などについて、参考書などを用いて復習する。
テキスト（教科書）Textbooks
特になし
参考書References
・Block 微生物学 Michael T. Madigan 他著 室伏きみ子他監訳 オーム社 2003年 18000円
・微生物の地球化学 元素循環をめぐる微生物学 T.Fenchel他著 太田寛行他訳 東海大学出版部 2015年 3200円
・授業の際に、それぞれの話題に則した書籍、学術論文などを紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の授業時に実施する小テストによる平常点（３０％）ならびに期末試験（７０％）をもとに、総合的に判断する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業時に実施するアンケートに記載の事項をフィードバックする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
特になし