生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
PPE200YD(生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 200)植物細菌学Plant Bacteriology
大島 研郎Kenro OSHIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H8023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category | 学部共通科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the bacteriology associated to plant pathogenic bacteria. This course deals with the principles of culture method, classification, pathogenicity, diagnosis, and pest control. This course also enhances an understanding of the plant-microbe interaction at molecular level.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
植物を病気から守るためには、病原体が植物に侵入・感染・増殖するメカニズムを分子レベルで明らかにすることが重要である。本講義では、微生物の中でも特に細菌に焦点を当て、細菌が植物に感染するために進化させてきた巧みな寄生戦略を理解することを目的とする。
到達目標Goal
植物に病気を引き起こす細菌や、植物と共生する細菌について、形態、分類、病徴、宿主範囲、検出診断法、防除法など、基本的な知識を身につける。また、細菌が植物に感染するために用いる分子装置や、植物が細菌から身を守るために進化させてきた防御システムを学習することで、細菌と植物が繰りひろげる攻防を分子レベルで理解することを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・Zoomを使ったオンライン形式で授業を行う(URLなど詳細については学習支援システム・植物細菌学のページを確認してください)。
・各回の終わりに簡単な小テスト(穴埋め問題など)を提示し、授業支援システムを通して回答してもらう。
・授業の初めに前回の小テストの答えを解説する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:はじめに
講義全体のガイダンス、細菌とはどのような生物か?
第2回:細菌の培養と代謝
細菌の培養法とおもな代謝経路
第3回:細菌の分子生物学
細菌のDNA複製、転写・翻訳など遺伝子発現の特徴
第4回:細菌の分類、系統
細菌の分類法、細菌の分子進化学
第5回:植物細菌1
野菜を溶かす微生物:ペクトバクテリウム属細菌
第6回:植物細菌2
タンパク質を注射して植物に感染する微生物:シュードモナス属細菌
第7回:植物細菌3
道管を詰まらせて植物を病気にする微生物:ラルストニア属細菌
第8回:共生細菌
植物と共生して生きる微生物:リゾビウム属細菌
第9回:難培養性の植物細菌1
花を葉に変える微生物:ファイトプラズマ属細菌
第10回:難培養性の植物細菌2
昆虫によって媒介される微生物:グリーニング病細菌
第11回:植物細菌の同定・診断
植物細菌の同定法、免疫学的診断法、遺伝子診断法
第12回:植物細菌病の予防技術
植物を病気から守るためのさまざまな予防技術
第13回:植物の防御システム
植物免疫:植物はどうやって病気から自らの身を守るのか?
第14回:細菌と植物の分子攻防
植物と病原細菌のはてしなき軍拡競争
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする。
・小テストを解くことで授業内容を復習する。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は指定しない。毎回、資料を配布する。
参考書References
植物病理学 第2版(文永堂出版)
植物医科学(養賢堂)
植物医科学の世界(大誠社)
植物医科学実験マニュアル(大誠社)
植物たちの戦争 病原体との5億年サバイバルレース(講談社 ブルーバックス)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末テスト(60%)、および小テストなどの平常点(40%)により総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義資料を穴埋め式にするなど、効率的に学習できるように工夫している。