生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
BLS200YB(生物科学 / Biological science 200)ゲノム構造機能学 IGenome Science I
佐藤 勉Tsutomu SATOH
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H7560 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category |
生命機能学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
All living things have a secret code inside of them called genomic DNA. To understand biological activities at the molecular level, it is essential to understand the role of the genes and their network in the genome. The overall goal of this lecture is to make students understand the function and structure of the genome.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生命情報はゲノムに刻み込まれている。生命活動を分子レベルで理解するためには、ゲノムを構成する遺伝子の働きとネットワークを理解することが不可欠である。本講義は、生命活動をゲノムの構造と機能の面から理解することを目的とする。
到達目標Goal
本講義では生物がもつゲノムの遺伝子構成とそれぞれの機能についての包括的な理解を目指す。また、この講義で学んだ知識を日々の研究活動で実践するに至るまで深化させることを最終目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は、ゲノム構造と機能について、特にゲノムの構造に力点を置き、生物がもつゲノムの遺伝子構成から、細胞形成まで解説する。プリントを配布し、パワーポイントを用いて説明する。リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かす。具体的な授業の進め方については、学習支援システムの「お知らせ」にて案内する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ゲノムの捉え方
ゲノム構造機能学Iの概要・授業の進め方について解説する。
第2回:原核生物の遺伝子構造
原核生物の遺伝子を構造という視点から解説する。
第3回:真核生物の遺伝子構造
真核生物の遺伝子を構造という視点から解説する。
第4回:オペロンの構造1(転写制御)
ラクトースオペロンの発現制御機構を中心に解説する。
第5回:オペロンの構造2(転写翻訳装置による制御)
トリプトファンオペロンの発現制御機構を中心に解説する。
第6回:遺伝子ネットワーク
ストレス応答機構を中心に遺伝子ネットワークについて解説する。
第7回:ウイルスの構造と増殖
主に溶菌性ファージの構造とその増殖メカニズムについて解説する。
第8回:宿主ゲノムとウイルスDNA
溶原性ファージの溶菌・溶原決定機構について解説する。
第9回:ファージの誘発と宿主の感染防御機構
プロファージの誘発機構と宿主のウイルス感染防御機構について解説する。
第10回:レトロウイルスとプラスミドの構造
レトロウイルスの生活環、およびプラスミドの構造と機能について解説する。
第11回:トランスポゾン
トランスポゾンや ISなど可動性遺伝子因子の機能を解説する。
第12回:DNA組換え機構
DNA組換え(遺伝的組換えと部位特異的組換え)機構について解説する。
第13回:癌化・老化・寿命とゲノム
癌化・老化・寿命に関係する遺伝子について解説する。
第14回:生命とゲノム
これまでのまとめ、および生物の進化とゲノムについて論じる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
テーマ・内容のキーワードをもとに予め概要を理解して授業に臨むこと。体系的に講義を進めるため、復習は大事である。ゲノム構造と機能の本質を理解し、論理性を高める自己教育を期待する。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は指定しない。
参考書References
授業の進行に沿い、また学生個人個人の知識水準、知的欲求に応じた参考書を紹介する。
細胞の分子生物学(ニュートンプレス)
生命科学のコンセプト 分子生物学(化学同人)
組換えDNAの分子生物学 遺伝子とゲノム(丸善)
分子生物学イラストレイテッド(羊土社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のレポート課題を採点し成績として評価する (100%)。 ただし、状況(コロナ禍)が改善し、対面での期末試験実施が可能となった場合は、毎回のレポート課題 50%、期末試験 50%として評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生のノートを取るスピードに配慮して講義を進める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パワーポイントを用いて講義を進める。オンラインで講義を実施するため、ネットアクセスできる機器が必要である。