生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
BLS100YB(生物科学 / Biological science 100)分子生物学 IMolecular Biology I
佐藤 勉Tsutomu SATOH
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H7081 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category | 学部共通科目 |
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Outline (in English)
All living things have a secret code inside of them called genomic DNA. Molecular biology is the study of proteins and nucleic acids and their role in the replication of cells. The overall goal of this lecture is to make students understand basic information of molecular biology.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生命の情報はゲノムに組み込まれている。全ての生物は、遺伝情報を利用してタンパク質を合成し、生命活動を営んでいる。この生命活動を理解するためには、遺伝情報に従った分子構築機構を学ぶ必要がある。本講義は、生命活動をゲノムを中心とした分子レベルで理解することを目的とする。
到達目標Goal
分子生物学Iでは、遺伝情報伝達機構の全体をカバーするとともに、特にDNAの構造、複製の解説に力点を置き、DNAの遺伝伝達物質としての役割の理解を目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は、分子生物学の概要を講義するとともに、塩基配列情報の理解を深化させるために、講義中に遺伝情報伝達についての演習をおこなう。また、分子生物学関連の最新の話題についても解説・討論する。学生の自己学習を奨励する。プリントを配布し、パワーポイントを用いて説明する。リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かす。具体的な授業の進め方については、学習支援システムの「お知らせ」にて案内する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:分子生物学の概要
分子生物学における生命の捉え方について解説する。
第2回:分子生物学の歴史
遺伝子の本体としてのDNA の発見と構造決定、遺伝情報の流れの解明についての歴史について解説する。
第3回:核酸の化学と構造
情報伝達分子であるDNAとRNAの化学構造について解説する。
第4回:遺伝情報の流れの基本
DNAの塩基配列からみた遺伝子の基本構造について解説する。
第5回:転写・翻訳機構
DNAの塩基配列からみた転写・翻訳の仕組みと装置について解説する。
第6回:遺伝子発現調節機構
DNAの塩基配列からみた遺伝子発現調節機構について解説する。
第7回:DNAの構造と遺伝子情報の流れ
DNAの分子構造と遺伝情報の流れを理解する(オンラインでの解説と討論)。
第8回:DNA複製(開始・伸長・終結)
DNA 複製の全体の流れの理解とDNA 複製を担う酵素の役割と構造について解説する。
第9回:DNA複製(開始の調節機構)
DNA複製開始点の構造と複製開始に関わるタンパク質について解説する。
第10回:突然変異と修復
DNAに生じる突然変異の要因と影響およびその修復機構について解説する。
第11回:プラスミドとトランスポゾン
プラスミドとトランスポゾンの構造と役割について解説する。
第12回:ウイルス
ウイルスの構造と増殖の仕組みについて解説する。
第13回:DNAに作用する因子
DNA複製と動く遺伝因子の理解する(オンラインでの解説と討論)。
第14回:DNAを扱う技術
DNAを扱う上での基本操作と原理について解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】テーマ・内容のキーワードをもとに予め概要を理解して授業に臨むこと。体系的に講義を進めるため、復習は大事である。分子生物学の本質を理解し、論理性を高める自己教育を期待する。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は指定しない。
参考書References
授業の進行に沿い、また学生個人個人の知識水準、知的欲求に応じた参考書を紹介する。
細胞の分子生物学(ニュートンプレス)
分子生物学(講談社)
生命科学のコンセプト 分子生物学(化学同人)
分子生物学イラストレイテッド(羊土社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のレポート課題を採点し成績として評価する(100%)。
ただし、状況(コロナ禍)が改善し、対面での期末試験実施が可能となった場合は、毎回のレポート課題50%、期末試験50%として評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生のノートを取るスピードに配慮して講義を進める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パワーポイントを用いて講義を進める。