法学部Faculty of Law
POL300AD(政治学 / Politics 300)東南アジアの政治と社会Ⅱ東南アジアの政治と社会Ⅱ
浅見 靖仁Yasuhito ASAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0758 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course aims to deepen students’ understanding on political economy of three Southeast Asian countries, namely, Cambodia, Myanmar, and Vietnam. It also aims to familiarize students with some basic theories and notions regarding the transition from socialist economy to market economy and its political consequences. Prior knowledge about Southeast Asia is not required. Students are allowed to write their answers in English in the final exam, if they prefer.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
東南アジアの国々のうち、ベトナム、カンボジア、ミャンマーの3か国を取り上げ、これらの国々の政治経済状況について解説します。受講生が、これらの国々の政治経済状況についての基本的な知識を身につけるとともに、東南アジアの国々と日本との関係や東南アジアの今後のあり方について自分なりの考えをもてるようになることを目的とします。
到達目標Goal
受講生が、東南アジア諸国のうち、ベトナム、カンボジア、ミャンマーの3か国について、その政治経済的状況について体系的に理解することを目標とします。これら3か国の政治経済状況の相違点や共通点について基本的な知識を習得し、さらにはそうした特徴をこれらの国々が有するようになった理由や今後これらの国々がどのように変化していくかについて自分なりの考えを受講生が持つことができるようになることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義形式で行います。受講生の理解度を確認するために、毎回の授業後に簡単な小テストを行います。受講生が提出した小テストについてはメールでコメントをします。
4月13日に行う初回の授業は、Zoom を使ったオンライン授業で行います。Zoomのmeeting IDやpasscode、link等は「学習支援システム」に記載しますので、この授業の履修を希望する人は 第1回授業までに「学習支援システム」に「仮登録」してmeeting IDやpasscodeを確認しておいてください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:オリエンテーション
この授業で取り上げる3つの国の概要と第2週以降の授業の進め方について説明します。
2:植民地時代
ベトナム、カンボジア、ミャンマーの第2次大戦以前の状況について解説します。
3:第2次世界大戦と独立
第2次世界大戦中のベトナム、カンボジア、ミャンマーの状況と戦後の独立の経緯について解説します。
4:ベトナム戦争
1975年以前のベトナムの状況について学びます。
5:ベトナムの社会主義体制とドイモイ
経済開放政策(ドイモイ)以前と以後のベトナムの政治経済について解説します。
6:ポルポト政権までのカンボジア
独立からポルポト政権の誕生と崩壊までの経緯について解説します。
7:ポルポト政権崩壊後のカンボジア
ポルポト政権崩壊から現在にいたるまでのカンボジアの政治と経済について解説します。
8:ネウィン政権の誕生とビルマ式社会主義
独立からネウィン政権の誕生までの経緯とネウィン政権下の政治経済状況について解説します。
9:ネウィン政権の崩壊と軍政再編期のミャンマー
1990年代からテイン・チョー政権誕生までのミャンマーの政治経済について解説します。
10:テイン・チョー/アウンサンスーチー政権下のミャンマー
ミャンマーの現在の政治経済状況について解説します。
11:ベトナム、カンボジア、ミャンマーとASEAN
ベトナム、カンボジア、ミャンマーのASEAN加盟の経緯とASEAN加盟がこれら3か国に与えた影響について解説します。
12:日本との関係
ベトナム、カンボジア、ミャンマーと日本との関係について解説します。
13:中国との関係
ベトナム、カンボジア、ミャンマーと中国との関係について解説します。
14:授業のまとめ
今学期の授業を振り返ります。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業終了後に小テストを行います。小テストは授業終了後24時間以内に学習支援システムを利用して提出してもらいます。受講生が毎週4時間くらいを予習・復習に使うことを想定して授業を行います。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は使用しません。
参考書References
古田元夫『ベトナムの基礎知識』めこん、2017年/久保公二編『ミャンマーとベトナムの移行戦略と経済政策』アジア経済研究所、2013年/寺本実編『現代ベトナムの国家と社会:人々と国の関係性が生み出す〈ドイモイ〉のダイナミズム』明石書店、2011年/西口清勝・西澤信善『メコン地域開発とASEAN共同体―域内格差の是正を目指して』晃洋書房、2014年/山田寛『ポル・ポト〈革命〉史:虐殺と破壊の四年間』講談社選書メチエ、2004年/フランソワ・ポンショー『カンボジア・ゼロ年』連合出版、2009年/根本敬『物語ビルマの歴史:王朝時代から現代まで』中公新書、2014年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の授業のあとの小テストが10%、授業の中での発言が10%、期末テストが80%のウェイトで成績評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の問題関心に合わせて、2021年度は、20世紀前半以前について扱う時間を減らし、最現代の状況を扱う時間を増やすことにしました。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
小テストは学習支援システムを使って行います。レジメもPDFファイルを学習支援システムを通じて配布するので、学習支援システムを利用するための機器(スマホではなくPCが望ましい)が必要です。
その他の重要事項Others
春学期の「東南アジアの国家と社会I」は履修せずに、秋学期の「東南アジアの国家と社会II」だけを履修しても全く問題ありません。