法学部Faculty of Law
LAW200AB（法学 / law 200）法曹コース演習Ⅰ法曹コース演習Ⅰ
赤坂 正浩、交告 尚史Masahiro AKASAKA, Hisashi KOKETSU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | A0990 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | 演習 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) |
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Outline (in English)
This course aims to learn the basic way of legal thinking in the fields of constitutional law and administrative law by reading some important law cases of both fields. The two teachers use the same law case as teaching material every time except one. Students should try to understand the differences in the viewpoint and the way of thinking of the two fields
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
憲法および行政法の分野における重要な判例を読み、公法学の基本的な考え方を学ぶ。原則として憲法の教員と行政法の教員が同一の判例を素材に指定するので、公法学を構成する両分野の着眼点および思考法の相異を理解するよう努めてもらいたい。
到達目標Goal
憲法・行政法の重要な判例を読み解くことを通じて、憲法・行政法の学修の仕方を体得するとともに、講義で得た基本的な知識を深化・定着させ、法科大学院既修コースへの接続に十分な学力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
各回の判例について、その要点を担当教員が解説したのち、受講者を指名して当該判例の主要な論点についての理解を確認し、問題によっては受講者間の意見交換を促す。受講者からの質問や意見に対するフィードバックは、基本的に学習支援システムを使って行なうが、次回の講義で簡単に触れるようにする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：薬局距離制限判決
Aクラス（憲法）：薬局距離制限判決を素材にして、職業選択の自由、法令違憲審査について学ぶ。
Bクラス（行政法）：同じ判決を素材にして、裁量権行使の有り方について学ぶ。
第2回：旅券法判決
Aクラス（憲法）：旅券法昭和33年判決を素材にして、居住移転の自由、処分違憲審査について学ぶ。
Bクラス（行政法）：旅券法昭和60年判決を素材に、行政処分の理由付記の問題について学ぶ。
第3回：マクリーン判決
Aクラス（憲法）：マクリーン判決を素材にして、外国人の人権、居住移転の自由、表現の自由、処分違憲審査について学ぶ。
Bクラス（行政法）：同じ判決を素材に、裁判所が行政機関の裁量権行使を審査する際の判断枠組みについて学ぶ。
第4回：剣道受講拒否事件判決
Aクラス（憲法）:剣道受講拒否事件判決を素材にして、信教の自由、処分違憲審査について学ぶ。
Bクラス（行政法）：同じ判決を素材にして、裁量統制の判断枠組みが基本的人権との関係で相を変える様を観察する。
第5回：在外国民選挙権判決
Aクラス（憲法）：在外国民選挙権訴訟判決を素材にして、参政権、立法の不作為の違憲審査について学ぶ。
Bクラス（行政法）：同じ判決を素材にして、選挙権を行使できなかった在外国民が争った訴訟形式について学ぶ。
第6回：国籍法違憲判決
Aクラス（憲法）：国籍法違憲判決を素材にして、法の下の平等、法令違憲審査について学ぶ。
Bクラス（行政法）：同じ判決を素材にして、公法上の当事者訴訟である「確認訴訟」の仕組みについて学ぶ。
第7回：大阪空港判決
Aクラス（憲法）：大阪空港判決を素材にして、幸福追求権、民事差止め・損害賠償請求における違憲審査について学ぶ。
Bクラス（行政法）：空港騒音に悩む周辺住民らが選択できる訴訟形式について、視野を広げて考察する。
第8回：薬局距離制限判決
Aクラス（行政法）：薬局距離制限判決を素材にして、裁量権行使の有り方について学ぶ。
Bクラス（憲法）：同じ判決を素材にして、職業選択の自由、法令違憲審査について学ぶ。
第9回：旅券法判決
Aクラス（行政法）：旅券法昭和60年判決を素材に、行政処分の理由付記の問題について学ぶ。
Bクラス（憲法）：旅券法昭和33年判決を素材にして、居住移転の自由、処分違憲審査について学ぶ。
第10回：マクリーン判決
Aクラス（行政法）：マクリーン判決を素材に、裁判所が行政機関の裁量権行使を審査する際の判断枠組みについて学ぶ。
Bクラス（憲法）：同じ判決を素材にして、外国人の人権、居住移転の自由、表現の自由、処分違憲審査について学ぶ。
第11回：剣道受講拒否事件判決
Aクラス（行政法）：剣道受講拒否事件判決を素材にして、裁量統制の判断枠組みが基本的人権との関係で相を変える様を観察する。
Bクラス（憲法）:同じ判決を素材にして、信教の自由、処分違憲審査について学ぶ。
第12回：在外国民選挙権判決
Aクラス（行政法）：在外国民選挙権判決を素材にして、選挙権を行使できなかった在外国民が争った訴訟形式について学ぶ。
Bクラス（憲法）：同じ判決を素材にして、参政権、立法の不作為の違憲審査について学ぶ。
第13回：国籍法違憲判決
Aクラス（行政法）：国籍法違憲判決を素材にして、公法上の当事者訴訟である「確認訴訟」の仕組みについて学ぶ。
Bクラス（憲法）：同じ判決を素材にして、法の下の平等、法令違憲審査について学ぶ。
第14回：大阪空港判決
Aクラス（行政法）：空港騒音に悩む周辺住民らが選択できる訴訟形式について、視野を広げて考察する。
Bクラス（憲法）：同じ判決を素材にして、幸福追求権、民事差止め・損害賠償請求における違憲審査について学ぶ。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の判例について、憲法判例百選の解説または行政判例百選の解説を事前に通読し、疑問点をチェックしておく。本授業の準備・復習時間は、各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
憲法判例百選Ⅰ[第7版]（有斐閣）
参考書References
行政判例百選Ⅰ・Ⅱ[第7版]（有斐閣）
成績評価の方法と基準Grading criteria
質問への応答等の受講態度（30％）と定期試験（70％）によって評価する。担当教員2名の持分はそれぞれ50％とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
憲法学と行政法学を並行して学ぶことの面白さを伝えたい。