法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)契約法(法曹コース)契約法(法曹コース)
遠山 純弘Junkou TOOYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0989 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
In Contract Law, students learn about basic knowledges an systematic understandings of Contract Law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・本講義は、法学部教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に従い、2年次以降および法科大学院既修者コースでの発展的な法律科目の学習のため、その基礎となる知識を習得することを目指す。
・本講義では、学生は、民法第3編第2章「契約」について学ぶ。
・各回の授業は、学生が予習していることを前提に、基本的知識がもつ意味と問題の全体像について解説を加えるという形で進める。
・本講義は、法曹コースの学生のみ履修することができる。
到達目標Goal
・下記「授業計画」記載の各項目について、学生がその内容を理解し、具体的に説明することができるようになることである。
・下記「授業計画」を大まかにまとめるならば、契約法に関する諸制度およびその要件を理解すること、そして、それらをめぐる問題について、判例や学説の考え方を理解することである。そのため、本講義の到達目標は、学生が契約法に関する諸制度およびその要件を理解し、説明することができるようになること、そして、それらをめぐる問題について、判例や学説の考え方を理解し、具体的に説明することができるようになることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・双方向・多方向形式を基本としつつ、講義形式を併用する。
・各回の授業は、受講者が教科書および予習課題に基づいて入念な予習をしていることを前提に、対話形式により基本的知識を確認しつつ、発展的事項の解説を加えるかたちで行う。
・授業は、レジュメを用い、それに従って進める。
・授業内で課題を出題した場合には、その解説は、授業期間中に行う。また、定期試験の解説については、試験実施後に解説・採点のポイントを学習支援システムにアップロードする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:①ガイダンス
②契約法総論
契約法の位置づけなどについて学ぶ。
第2回:契約の締結
契約の成立について学ぶ。どうすると契約が締結されるかについて学ぶ。
第3回:①契約の効力(同時履行の抗弁権)
同時履行の抗弁権の要件およびそれをめぐる諸問題について学ぶ。
第4回:②契約の効力(危険負担、第三者のためにする契約)
①危険負担、②第三者のためにする契約について学ぶ。
第5回:①解除(要件)
解除の要件およびそれをめぐる諸問題について学ぶ。
第6回:②解除(効果)
解除の効果をめぐる諸問題について学ぶ。
第7回:売買契約①
売買契約の成立に関する問題として、予約および手付をめぐる諸問題について学ぶ。
第8回:売買契約②
売買契約の効力、とりわけ契約不適合給付に対する売主の責任について学ぶ。
第9回:①消費貸借・使用貸借
②賃貸借契約①
①消費貸借・使用貸借について学ぶ。②賃貸借(不動産賃貸借)につき、特別法の規律に留意しつつ、契約存続中および契約終了時における賃貸人・賃借人間の法律関係について学ぶ。
第10回:賃貸借契約②
賃貸借(不動産賃貸借)につき、特別法の規律にも留意しつつ、解除による終了、当事者の変動、妨害排除などの問題について学ぶ。
第11回:役務提供契約①(雇用・請負)
役務提供契約のうち、雇用および請負をとりあげ、とりわけ建築請負をめぐる諸問題について学ぶ。
第12回:役務提供契約②(委任・寄託)
役務提供契約のうち、委任・寄託をめぐる解釈上の諸問題について学ぶ。
第13回:無償契約(贈与)
無償契約である贈与について学ぶ。
第14回:その他の典型契約
これまで取り上げた契約以外の典型契約について学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・上記「授業計画」記載の各回におけるレジュメ(または参考文献)の該当部分を必ず読んで授業に臨んでもらいたい。
・本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
・授業は、レジュメを用い、それに従って進める。そのため、教科書は指定しない。
・レジュメは、学習支援システムにアップロードする。
参考書References
・レジュメの理解を助けるために、下記の文献を参考書として指定する。
①松久三四彦ほか『オリエンテーション民法』(有斐閣、2018年)2,500円
②潮見佳男『民法(全)第2版』(有斐閣、2019年)5,060円
③窪田充見ほか『民法判例百選Ⅱ債権[第8版]』(有斐閣、2018年)2,376円
・そのほか必要な参考書は、授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点
授業における質疑応答(20%)
・期末試験
定期試験(80%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・昨年度は、この授業は初めての開講であったが、コロナ禍での授業のため授業アンケートが行われず、また、特に授業内でも授業に対する要望や意見はなかった。もっとも、最終的な起案では、授業内容が理解されていないと思われる学生がいたことから、今年度は、質疑応答の時間をさらに増やし、学生が理解を深められるよう心掛けたい。