法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)企業規制の法律学Ⅰ企業規制の法律学Ⅰ
青柳 由香Yuka AOYAGI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0901 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This lecture will cover business regulations especially for public utilities. Utilities, such as telecommunications, transportation, and energy, are very familiar to the people. We use them on a daily basis, and pay for them. We will learn how the various businesses that support people's lives through public services are regulated,and why businesses are not entrusted to complete free competition and receive state intervention, despite being in a market economy. (Business sectors subject to regulations besides so called utilities may be covered in the lecture.)
The so-called business law is an important legal system included in the economic law for education. By studying business law in this lecture, it will be possible to gain broad knowledge about economic law along with economic law I, II, III.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、公益事業などを対象とする事業規制(事業法等)について、その規制のあり方や意義等を扱う。電気通信、運輸、エネルギー事業等の公益事業は、国民にとってきわめて身近であり、日常的に利用し、また料金の支払いを行っているものである。公益サービス等を通じて国民生活を支える各種事業が、どのように規律されているかを理解することにより、市場経済にありながらも、完全な自由競争に委ねられず、国家の介入を受ける形で事業が実施されていること、それにより安定的なサービス供給等が可能となっていることについて理解を深める。(公益事業以外の産業であっても、事業に対する規制を受ける事業分野を取り上げることがある。)
個別の事業法として、本年度は、特に航空法と放送法を取り上げる。
なお、いわゆる事業法は講学上の経済法に含まれる重要な法制である。本講義において事業法を学ぶことにより、経済法I・Ⅱ・Ⅲとあわせて広く経済法に関する知見を得ることが可能となる。
到達目標Goal
以下の理解を得ることを目標とする。
(1)事業法がいかなる役割を果たすか、どのような規制が課されているか
(2)事業法の運用の外観
(3)市場経済における規制の役割
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式で行う。論点ごとに可能であれば事例を扱うことによって理解を深める。事例の検討等において学生の挙手や発言を求めることがある。積極的な参加を歓迎する。また、リアクションペーパーを通じた双方向のやり取りも行う。
レジュメと参考資料を適宜配布する。
【遠隔授業の実施について】
オンデマンドでの開講を原則とする。オンデマンド授業では、レジュメと録音を配信する。各回毎に提出される受講生からのリアクションペーパーで寄せられた重要な質問等について、授業支援システム・レジュメ・録音等を通じて回答することでフィードバックを図る。積極的に質問や意見等を提示されたい。複数回の課題を予定している。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロ
市場経済における規制の役割
第2回:歴史的沿革
戦時経済統制法から現代までの規制の沿革
第3回:法制度における位置づけ
事業法の法的性質
第4回:規制の策定過程
政策過程、形式
第5回:事業法
事業法総論
第6回:規制類型(1)
参入・退出規制
第7回:規制類型(2)
料金規制
第8回:規制類型(3)
その他のタイプの規制
第9回:料金規制
料金規制の概要、問題点
第10回:事業別分野の法制度1
航空法1
第11回:事業別分野の法制度2
航空法2
第12回:事業別分野の法制度3
放送法1
第13回:事業別分野の法制度4
放送法2
第14回:総括
本講義のテーマ全体を概観し、通底する問題を検討する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
特に授業後の復習をされたい。また、公益事業等に関する新聞記事などに触れてほしい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
友岡史仁『要説経済行政法』(弘文堂、2015年)(2800円+税)
講義と教科書では、扱う順序等が異なる場合もある。
参考書References
授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート課題70%、平常点30%。
レポート課題は複数回課す。授業ではリアクションペーパーの提出を求め、平常点の対象とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
具体的な事例や近時の動向等、受講生の関心に沿った授業の実施を心がけたい。