法学部Faculty of Law
POL300AD(政治学 / Politics 300)グローバル・ビジネス論Ⅰグローバル・ビジネス論Ⅰ
籠宮 信雄Nobuo KAGOMIYA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0729 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The globalization has been accelerating in the past decades. In this lecture, I will discuss globalization taking advantage of the theoretical framework of economic sciences as well as addressing the actual development of international politics/economy. Main issues of the lecture include international trade and investment, the institutional framework of international society and rising problems caused by globalization.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
グローバル化の進む国際社会で、ヒト、モノ、カネの世界を巡る動きが加速しています。貿易・投資を中心に国際社会のグローバル化がどのように進んでいるか、それを支える制度的な仕組みはどうなっているか、どのような問題が生じているかといった問題について、経済学の理論を基盤としつつ、国際政治・国際経済の実際との関係を意識しながら掘り下げていきたいと思います。
到達目標Goal
貿易と投資を中心にグローバル化の実相を理解し、国際政治・経済・社会の理解の一助とすることを目指します。なお、現在まさに進行中の問題・課題については、必ずしも正解が何か結論が出ていないものもあり、そうした課題にアプローチする際に、どのような議論がこれまで行われてきたかを十分把握した上で、自分自身の考え方を論理的に整理していくことを学んでいただきたいと思っています。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義毎の主要項目について基礎的な内容を説明しつつ、トピックに応じて具体的なケースを掘り下げることを試みます。シラバスに沿った形で講義は進めますが、必要に応じ変更がありえます。特段のテキストは指定しないが、参考文献にある程度準拠します。講義に積極的に参加の上、疑問があればその都度問いかけてください。
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:オリエンテーション
講義のエッセンス、評価方法など
2回:貿易のメリット
貿易のメリットを経済学のモデルで説明します。
3回:貿易のメリットに関する留意点と貿易摩擦
貿易に関しての経済学のモデルに関する留意点、現実とモデルとの相違を説明し、なぜ貿易摩擦が起きるのかを考察します。
4回:GDPとは
一国の経済規模や構造を見るGDP統計の仕組みについて概説します。
5回:国際収支の仕組み
国と国との収支のやり取りを示す国際収支の構造を概説します。
6回:マクロ経済と国際収支
国際収支の不均衡の発生についてマクロ経済学的なモデルによる説明を紹介します。
7回:為替レートの仕組み
為替相場制度の仕組み、変動相場制の下で為替レートはどのように決まるかを概説します。
8回:自由貿易を進める国際的な仕組み
WTOによる自由貿易の仕組み、その歴史などを概説します。
9回:経済連携協定
日本をはじめ各国で取り組まれている経済連携協定について紹介します。
10回:経済統合
経済連携協定を越える地域における経済統合について欧州連合(EU)を例に概説します。
11回:対外直接投資
グローバリゼーションが進む中で直接投資が増加する背景・効果、留意点を概説します。
12回:中国など新興国の経済発展とグローバリゼーション
先進国中心の経済構造は、21世紀に入って中国や他の新興国の経済発展により大きく変貌したことを概説します。
13回:グローバル・バリュー・チェーン
グローバル・バリュー・チェーンがどのように形成されてきたか、その効果と留意点は何かを概説します。
14回:まとめ
学期全体を通じたまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日常のグローバルなニュースに接しながら、その背景にある変化や要因を論理的に考察することが重要です。各回の授業の予習・復習に必要な学習時間の目安はそれぞれ2時間程度です 。
テキスト(教科書)Textbooks
特段のテキストは使用しません。
講義の際に適宜、レジュメ、資料を配布します。
参考書References
国際経済学に関する基礎的な教科書。例えば以下にある程度準拠します。
阿部顕三、遠藤正寛(2012年)、「国際経済学」、有斐閣アルマ
浦田秀次郎、小川英治、澤田康幸(2011年)、「はじめて学ぶ国際経済」、有斐閣アルマ
大川良文(2019年)、「入門国際経済学」、中央経済社
追加がありえます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート(50%)、出席や授業への参加度(50%)などを踏まえて総合的に判断します。
期末レポートについては、講義を踏まえた基礎的な理解、論理的な記述、創造性・独創性のある論旨と掘下げ、社会科学のレポートとしての妥当性を評価基準とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
基礎的・理論的な説明をしながら、現在の経済社会が直面している問題にも議論を広げていきたいと考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。
その他の重要事項Others
社会科学の一般的な知識で理解可能な授業なので他学部からの受講生は歓迎します。
経済学的な議論を中心とするが、経済官庁で30余年にわたり、調査・分析、政策の企画・立案、国際業務に携わった実務経験者の視点も交え、グローバリゼーションについて論じていきます。