法学部Faculty of Law
BSP100AB(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)法学入門演習法学入門演習
京藤 哲久Norihisa KYOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0483 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course is a introductory course of law mainly designed for freshers of law faculty.
In order to learn law, it is desirable and necessary to learn some essential techniques--how to retrieve legal information, how to use legal reasoning correctly, how to be persuasive. These skills would be improved through this course. Don't forget that it is important to learn how to think.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「法学入門演習」は、主として演習形式で行われる少人数クラスでの授業です。これから法律学科において系統的・総合的に法律学を学んでいくための最初の段階に位置付けられる専門科目ですので、できるだけ多くの1年生により履修されることが期待されています。
法学を学ぶためには、いくつかの技術を学ぶことが必要です。一つには、リサーチと呼ばれる文献や法律、判例、判例評釈などの法学情報の検索を行う技術です。二つには、法的なものの考え方を身につけることです。三つには、このような法的な物の考え方に従って、自分の考えを口頭で、あるいは文章で表現することで、ゼミ報告のレジュメ、討論、レポートや試験答案作成とかかわります。本演習は、法学部で初めて法律を学ぶ学生
を対象として、法律を学ぶための基本的な技術を学ぶこを目的とします。
入門的授業なので厳密に限定はできませんが、裁判と法コース、文化・社会と法コースに近い内容の授業となります。
対面型の授業ができない場合にはzoomで授業しますが、対面型とほぼかわらない授業です。
到達目標Goal
以下の三つの目的に近づくことを到達目標としています。
第一の目的は、法律文献、判例、条文等の法情報検索ができるようになることです。①図書館にある雑誌・書籍を使用しての検索、②インターネットやデータベースを使った検索を行います。
第二の目的は、法的な物の考え方を会得することです。教材を用いて法の全体像の概観をしますが、これを基礎に、新聞記事や話題となった判例を題材として、問題点、利害関係の対立、法的に保護すべき利益という点を整理し、結論を出し、結論に至るまでの思考過程を説明できるようになることです。法的な物の考え方を会得するために、可能なら、演習の中で学生同士で討論も行います。
第三の目的は、法的な思考に基づいて、法学が要求する一定の形式に従って、レポートやレジュメを作成できるようになることです。指定された課題に従って、実際にレポートやレジュメを作成し、検討したうえで、再度修正するという作業を行いより良いレポート・レジュメが作成できるようにします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
教材は事前に配布します。学生は目を通したうえで演習に参加してください。リアクションペーパー等の提出物については、毎回とは限りませんが、コメントを付したうえで返却します。真剣に取り組んだと評価できるものについては、必ずコメントしていますから、努力に応じて得るものが大きくなるという仕組みになっています。共有にあたいするものは授業内でも紹介の上、コメントします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
内容説明,授業計画,受講生自己紹介など。
履修者は、第一回の授業の前に、自分がもっとよく理解したいと思うテーマ(法と関係していなくてもよい)について、イメージ程度でよいから、考えておいてください。参考になりそうな文献等について助言できるかもしれません。
第2回:法と社会1
前回の続き
憲法の役割について考えます。
第3回:法と社会2
民法の役割について考えます。
第4回:法と社会3
刑法の役割について考えます。
第5回:法を知る方法、法の学び方ーー理論編ーー
法の学び方についてレクチャーの後、教師が実践してみます。
第6回:法を知る方法、法の学び方ーー実践編ーー
皆さんに、教わったことを実践してもらいます。
第7回:法と社会4
教材の後半部分 手続法その他について考えます。
第8回:法と社会5
続き
第9回:法情報の収集方法
文献調査の方法を学ぶ
テキストの読み方
法律の勉強の仕方、文献の引用方法などについてレクチャーします(レポート作成の準備)
第10回:法律の構造を理解しよう。
条文を読もう。
条文を分析してみよう。
条文を正しく読む方法・スキルについて学びます
第11回:立法の役割と司法の役割
判例を読んでみよう
裁判とは何かについて考え、判例の読み方についてレクチャーします。
第12回:判例を読んでみよう
判例を読んで、どのように勉強したらよいかについて学びます。
第13回:発表と討論1
グループによる発表とそれに基づく質疑応答を行う。
発表のスキルについて考えます。
第14回:発表と討論2
グループによる発表とそれに基づく質疑応答を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習は最低限でよいが、復習では配付教材で授業で取り扱った部分を自分なりにまとめ直して欲しい。小テストの方式できちんと復習し、理解できているかを確かめます。
学生の皆さんの関心も考慮して進める予定ですが、扱うテーマに応じて、適宜、指示することがあります。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
日本法の全体像を理解するための簡単な教材は、こちらで用意します。
なお,六法(ポケット六法など)は購入するでしょうから、それを携帯すること。
参考書References
発表予定のテーマ、レポート予定のテーマに応じて適宜指示することがあります。
法律学小辞典のような辞典をもっていることが望ましい。
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告内容や討論への参加状況などの平常点(40%)及び期末に課すレポート課題など(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
法学特有の用語、考え方になじみがないので、最初は戸惑うと思いますか、できるだけ分かりやすく説明を心がけます。進行にあわせて、予定通りに行かないことがありますが、学生の理解の度合を考えながら、臨機応変に対応することがありますが、授業の終了時には、必ず次回の予定を明確にして進めます。
リアクション・ペーパーを書いて、出してもらいます。
オンラインの場合、毎回、5-10分ほど学生同士で話し合うブレークアウト・セッションを設けます。学生同士が議論したり話し合える機会になっていて学生には好評でしたから、今年も行います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
担当者は情報機器の扱いにも慣れているほうなので、この機会にスキルを磨きたいという意欲がある者は、とくにパソコンを用意することが望ましい。この機会にONENOTEというソフトは使えるようになって欲しいと考えています(万能のソフトの一つですが、文章の精読、条文の厳密な読み方、判例の精読に大きな効果を発揮します。)。
その他の重要事項Others
教師を活用しよう。質問をしよう。図書館を活用しよう。努力不足でも単位は取得できるだろうが、自分の能力を想定以上に伸ばすことができるだろう貴重な時期ですから、汗をかかないまま過ごすのは、とてももったいないことと思います(後でかならず気付く。)。
オンラインの場合、配付教材に沿って授業を進めるので、進行の予定を変更する。初回に指示します。