法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)演習演習
大野 達司Tatsuji OHNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0171,A0172 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1,水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 8 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Reports and discussion about main topics of legal philosophy, especially practical ones.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
演習は、少人数教育による学習の場である。カリキュラムの上では、法律学の基礎的学習を前提に、法哲学の専門的な学習を行う。法哲学の基礎知識を討論を通じて習得する。それを通じて、現代社会や現代法の問題に対する視座を歴史的背景とともに獲得する。この授業は、文化・社会と法コースに属する。
到達目標Goal
法哲学や社会思想の基本的考え方を理解して、多様な社会問題への「法哲学的」アプローチを身につける。また逆に、法哲学等の考え方のリアリティを検証する。また思想の由来や新しさを考えてみる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
共通の文献を用いながら、報告者を分担し、報告・討論を行う。さらに個別のテーマ報告は参加者と相談の上決める。各自の関心に応じたテーマ設定も考えておくこと。
なお、対面授業が難しい場合、zoomによるオンラインでの開講となる。対面と同じく、報告のレジュメを学習支援システムにあげ、それを用いながら報告質疑を実施する。各回の授業計画の変更については、学習支援システムでその都度提示する。本授業の開始までに具体的なオンライン授業の方法などを、学習支援システムで提示する。質問は授業内の他、学習支援システムでも随時受け付ける。応答はすぐ出来ない場合など、学習支援システムか次回授業で行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:演習の目標の周知
文献の紹介と選択、報告者の分担決定
第2回:宇佐美誠ほか『正義論』第2章
正義にかなった社会とは何か
第3回:第3章
幸福を増大することが正義なのか
第4回:第4章
何を分配するか
第5回:第5章
どこまでが個人の責任か
第6回:第6章
再分配は平等をめざすべきか
第7回:第7章
再分配は自由を侵害するか
第8回:第8章
貧困と格差
第9回:第9章
家族と教育
第10回:第10章
医療と健康
第11回:第11章
死刑
第12回:第12章
戦争
第13回:第13章
人口
第14回:第14章
地球環境
第15回:法と国家1
裁判員制度は廃止すべきか
第16回:法と国家2
女性議席を設けるべきか
第17回:法と国家3
悪法に従う義務はあるか
第18回:法と国家4
国家は廃止すべきか
第19回:法と国家5
国際社会に法は存在するか
第20回:法と国家の現代的状況
19回までのまとめ
第21回:歴史の中の法と国家1
国粋主義の法思想
第22回:歴史の中の法と国家2
天皇機関説事件の法思想
第23回:歴史の中の法と国家3
総動員体制〈新体制〉の構築と法思想
第24回:歴史の中の法と国家4
戦時体制下の法思想
第25回:歴史の中の法と国家5
新憲法体制の法思想
第26回:歴史の中の法と国家6
大正デモクラシーとマルクス主義法学
第27回:歴史の中の法と国家7
国際法と国際政治
第28回:全体のまとめ
一年間扱った諸問題の関連を総括する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
報告者は要旨と意見をまとめ、レジュメを配布する。他の参加者は該当箇所の予習・質問点の準備。報告者だけでなく、『正義論』ではとくに各章にある「ケース」を考えておくこと。直観でどう思うか、そしてケースでどういうことが問題になりうるか、何が問われているのか分析してみよう。『法思想史』では登場人物や事件など、自分で調べてみよう。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
開講時に指示する。宇佐美誠・児玉聡・井上彰・松元雅和『正義論 ベーシックスからフロンティアまで』や大野・森元・吉永『近代法思想史入門』法律文化社を予定している
参考書References
開講時に指示する
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点・報告・討論への参加の平常点による。平常点50%課題50%
課題は、随時実施するレポートと報告のまとめレポート。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
アンケートはとっていないが、より積極的な参加を促すため、授業内外でのレポート課題などにより、各人の関心を確かめながら進めたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パワーポイントを使えるように。学習支援システムとzoomを自分で使えるようにと。
その他の重要事項Others
司会者、指定質問者を予め決めるが、全員が毎回発言機会をもつように。法思想史・法哲学の講義を受講していることが望ましい。朝の演習だが、遅刻しないように。病気などによりやむを得ず欠席する場合には、その回の課題について翌週までにレポートを提出すること。
副題
法哲学
聴講について
不可