理工・生命科学部教養科目KLAC Course
BSP100LC(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)物理学基礎IIBasic Physics II
赤松 茂Shigeru AKAMATSU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工・生命科学部教養科目KLAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H3323 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工・生命科学部教養科目>Category | 理系教養科目(理科系) |
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Outline (in English)
Introduction to classical dynamics (2) which includes; vector representation and equations of rotational motion, angular momentum of particle, motion caused by central force, mechanics for system of multiple particles, rotational kinematics, rotation of rigid body about fixed axis, and motion in accelerated frames.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
物理学基礎Ⅰで学んだ質点の直線運動を求める運動方程式の基本概念を,質点の回転運動、多数の質点からなる質点系の運動、さらには大きさをもった剛体の運動にまで拡張する。
到達目標Goal
物理学基礎Ⅰと同様に、自然科学,工学全体の基礎となる線形代数や微積分などの基礎数学を力学という具体的な課題への応用を通じて身につけることが本科目の目的の一つである。
具体的には、質点の回転運動の記述法、回転に関与する物理量である力のモーメントや角運動量の概念とベクトルによるこれらの数学的記述、万有引力に代表される中心力によって生じる質点の回転運動、また多数の質点からなる質点系に関して、重心の位置、運動量、運動エネルギーおよび角運動量などの物理量とそれら相互の関係、そして質点系の極限として導かれる大きさをもった剛体について、そのつりあいに関する静力学、その回転運動を規定する慣性モーメント、さらには慣性系に対して加速度をもつ座標系からみたときの物体の運動、などについて学ぶ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回の講義内容を要約したレジメならびに毎回の履修内容についての理解を深めるために宿題として課される演習問題の受領、宿題とされた演習課題答案の提出、そして次回の授業時に自身の到達度を確認するフィードバックとしての正解表の受領など、これらすべての情報の授受は「学習支援システム」Hoppiiを通じて行う予定です。
また、新型コロナの感染状況によっては、本科目の授業は教室における対面形式ではなく、遠隔会議システムを利用したオンライン授業となる可能性がありますが、Zoomを介しての板書・スライド投影による解説とHoppiiを介しての事前・事後の資料授受による情報共有によって、対面授業とほぼ同等の内容を提供できる見込みです。
オンラインでの開講となった場合の、オンライン授業の方法や各回の授業計画の変更、成績評価方法の変更などについては、学習支援システムでその都度提示する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:質点の回転運動(1)
回転する運動の極座標系による記述
2:質点の回転運動(2)
回転を表す物理量(力のモーメントと角運動量)
3:質点の回転運動(3)
ベクトルの外積、力のモーメント・角運動量のベクトルによる表現
4:中心力による運動(1)
中心力の代表例:2つの質点間に作用する万有引力
5:中心力による運動(2)
中心力のポテンシャル
6:中心力による運動(3)
大きさのある物体によって生じる万有引力(体積積分)
7:質点系の力学(1)
質点系の運動方程式、重心の運動、質点系の運動量、衝突
8:質点系の力学(2)
質点系の角運動量、質点系の運動エネルギー
9:剛体の静力学
剛体のつりあい
10:剛体の運動(1)
剛体の運動を記述する運動方程式、運動エネルギー
11:剛体の運動(2)
剛体の慣性モーメント、固定軸のまわりの回転運動
12:剛体の運動(3)
剛体の平面運動(斜面上を回転しながら落下する回転体の運動など)
13:運動座標系での運動方程式(1)
慣性系に対して加速度をもつ並進座標系からみた運動、慣性力
14:運動座標系での運動方程式(2)
慣性系に対して回転運動している座標系からみた運動、コリオリの力
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
本科目は春学期の物理学基礎Ⅰの内容を理解していることが履修の前提となっている。
また、毎回の授業で宿題として課される演習問題に取り組むことで、授業で学んだ知識の定着をはかってほしい。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は特に定めない。必要に応じて、プリントを配布する。
参考書References
基礎物理学 上 (有馬 朗人 編 学術図書出版社)
その他、必要に応じて講義中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は学期末の定期試験を主とする(70%)が、原則として毎回宿題として課する演習課題の提出状況とその結果も加味して(30%)、総合的に評価する。合否判定は、期末試験の得点と宿題の得点とを重み付け合算して、その60点以上を合格とする。合格者に対するS~Cの4段階評価は、期末試験の得点に対する相対評価で判定する。
オンラインでの開講となった場合、成績評価の方法と基準も変更する場合がある。
その場合の具体的な方法と基準は、担当教員が学習支援システムで提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の授業内容に対応した演習問題を課題とすることで、講義内容の定着を図るようにした。
また、演習課題の提出回数が少ない者、その達成度(正解率)が低い者に対しては、ラーニングサポーターによる支援を活用するように勧めている。
その他の重要事項Others
担当教員から、学習支援システムを通じた連絡がないか、日ごろから確認をよくするようにしてください。