教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)生徒・進路指導論Student Guidance and Counseling
児玉 洋介Yosuke KODAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H0522 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
This course introduces the significance and principles of student guidance and career guidance & education. The former includes how to guide the whole student group and individual students with special educational needs. The latter includes how to provide career guidance & education for the whole student group, and career counseling for individual students.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生徒指導の意義と原理を理解し,生徒集団全体に対する指導,個別の課題を抱える生徒への指導のあり方や方法を理解できるようにする。また,進路指導(キャリア教育の基礎的な事項を含む)の意義と原理を理解し,生徒集団全体に対するガイダンス,個別の生徒に対するキャリア・カウンセリングのあり方や方法を理解できるようにする。
到達目標Goal
生徒指導の理論と方法,進路指導(キャリア教育の基礎的な事項を含む)の理論と方法を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
生徒指導・進路指導いずれも、生徒集団全体に対する指導と、個々の生徒に対する指導、それぞれについての指導の在り方、方針や方法を理解できるようにする。また、理論講義を踏まえ、あらためて学生自らが体験してきた学校生活での生徒指導・進路指導を振り返りながら、そこに現時点からの検証を加える。生徒指導論では「いじめ」をめぐる諸問題、進路指導論では「受験と進路」「学校と職場の接続」をめぐる諸問題に焦点をあてて、これを深く掘り下げる。
学生同士の学びあいが充実するよう、授業内容へのコメントを活用した意見交流を大切に、フィードバックしながら進めていきたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:授業の概要とガイダンス
授業計画の概要、ねらい、すすめ方、評価等についての説明と、「課題レポート①」について
第2回:生徒指導の意義と役割
「生活」指導と「生徒」指導。教育活動としての「指導」の広がりと教育課程上の位置づけ。
第3回:生徒指導の方法
生徒指導の方法、教育相談、法的制度と学校外の児童自立支援施設等。『生徒指導提要』(文部科学省)
第4回:生徒指導における集団指導
学級と生活指導。学習集団と生活集団。生活指導の中心舞台(学級・HR)と担任教師
第5回:集団指導の組織的な推進体制
学校における組織的推進体制と、生徒の自治的自律的とりくみ。今日の生徒指導の焦点的課題、「規範意識」「校則指導」「体罰」等をめぐって
第6回:生徒指導における個別指導(暴力行為、非行、いじめ加害等への対処)
学校における事故管理としての処分と、教育活動としての問題行動指導のあり方。「規範意識の醸成」「ゼロ・トレランス」
第7回:生徒指導における個別指導(いじめ問題等への教育課題としての対応)
「いじめ防止対策推進法」と今日の「いじめ問題」。
第8回:生徒指導における個別指導(今日的な生徒指導の課題)
生徒指導をめぐる管理的アプローチと教育的アプローチ。不登校生徒や、発達障害等の課題を抱えた生徒とのかかわりと支援。
第9回:進路指導の意義と役割(進路指導の教育課程上の位置づけ)
「生徒の進路」が「指導」の対象となることの意味を考える。進路指導の基礎理論。
第10回:進路指導の歴史と方法
中等教育の歴史的役割の変化と、その現段階。学校と社会の接続。普通教育と職業教育。
第11回:キャリア教育の意義と役割
「進路指導」と「キャリア教育」それぞれの概念、基本的考え方。今日の雇用情勢と日本の若者の社会参加をめぐる課題。
第12回:進路指導・キャリア教育におけるガイダンスの役割と方法
集団的進路指導、ガイダンスの役割と方法。中学生にとっての「学ぶこと」「働くこと」を考える授業。
第13回:進路指導・キャリア教育におけるキャリア・カウンセリングの役割と方法
進路指導・キャリア教育における個別指導。キャリアカウンセリングの役割と方法。
第14回:進路指導・キャリア教育におけるポートフォリオの活用 進路指導論のまとめもふくめて
学校での「学び」と「ポートフォリオ」、進路先への接続。学校と社会の接続をめぐる歴史的転換点に立って。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業にかかわる課題コメント(300字程度)の作成(3日以内に学習支援システムから提出)、2回予定している課題レポート作成に必要な調査・研究をふくめ、本授業の準備学習・復習等の時間は各回4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めない。学習にかかわる資料等は授業の中で教員が適宜準備し、また参考文献等を指示する。
参考書References
『生徒指導提要』(文部科学省)
『中学校キャリア教育の手引き』(文部科学省)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への主体的な参加状況(学習支援システムを活用し、毎回課題コメントを提出)に対する評価(50%)と、授業のテーマに即した2回の課題レポートに対する評価(50%)を総合的に見る。
定期試験は行わない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生自身が自らの学校生活を通じて抱いてきた問題関心にフィットするテーマで、議論・考察が深まるように心がけている。多人数の授業だが、学生同士の学び合いが充実するよう、授業内容への主体的な関わりや意見の交流の機会を大切にしているが、このことへの共感と評価が高い。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義はPowerPointやビデオ教材などを活用して進める。各回授業ごとの課題コメント(300字程度)を入力するために、スマホやPCなどの端末が必要(提出は講義後3日以内)。また、課題レポート(2回)はwordなどの電子データの形で作成し、学習支援システムを介して提出する。