教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)特別活動論Extra-curricular Activities
児玉 洋介Yosuke KODAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H0519 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
This course introduces extra-curricular activities at school. In the field of extra-curricular activities, there are home room activities, student council activities, school events, etc. This course explains how the teacher guides students in these activities, and how to cooperate with students’ families and related organizations in the regional community. In this lesson, discussions, group work and other active learning methods will be carried out.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
学生が将来、学級担任、教科担任、分掌担当、部活顧問として、特別活動の各分野、即ち学級活動(ホームルーム活動)、生徒会活動、学校行事、部活動において、見通しをもって取り組む上で必要な視点、更には、家庭、地域住民や関係諸機関との連携の在り方も含めて必要となる知識や視点、特質についても理解する。また、その目標を達成するための指導法、企画力を、討議、グループワーク等を通して高める。
到達目標Goal
特別活動は、学校における様々な構成の集団での活動を通して、課題の発見や解決を行い、よりよい集団や学校生活を目指して様々に行われる活動の総体である。学校教育全体における特別活動の意義を理解し、「人間関係形成」・「社会参画」・「自己実現」の三つの視点や「チームとしての学校」の視点を持つとともに、学年の違いによる活動の変化、各教科等との往還的な関連、地域住民や他校の教職員と連携した組織的な対応等の特別活動の特質を踏まえた指導に必要な知識や素養を身に付ける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業を基本とするが、動画配信を併用するなど、状況に対応した形態をとる。毎回の授業での課題コメント(WEB提出)を次回の授業で活用しながら、授業への主体的なかかわりと学生同士の学び合いが充実するようとりくみたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
本講座の授業計画の概要、授業のねらい、進め方、評価等についての説明等。
第2回:教育課程の中の特別活動
一日の学校生活の流れ、一年間の学校行事などを見ながら特別活動の位置を考える。
第3回:特別活動の歴史
日本の学校における教科外教育の歴史。学級、学校行事、儀式等の成立と役割。
第4回:学習指導要領と特別活動
学習指導要領の変遷と特別活動の位置付けの変化。
第5回:特別活動の目標と展開
特別活動は何を育てるのか。生徒の実態に即した創造的とりくみを黎明期の新制中学校実践から学ぶ。
第6回:学級・ホームルーム活動
ホームルームの活動とその指導。中学校の学級組織とその活動。高校ホームルーム活動の歴史と現状。
第7回:話合い活動とその指導
生徒との対話、生徒同士が本音で語り合うクラス討論、意見交換の場の設定など、コミュニケーション力の育成。
第8回:特別活動の評価と改善
生徒の生活実態や社会環境等の背景とかかわった学級・学年のとりくみ指導。「学級だより」「班ノート」などのコミュニケーションツールの活用。
第9回:児童会・生徒会活動
生徒の自治活動と担任・担当教員・学校の指導の在り方。
第10回:学校行事
学校文化の創造と特別活動を考える。文化的活動の意義、学校文化論を、「南中ソーラン」の歴史に学ぶ。
第11回:部活動
教育課程外の活動と、教育課程との関連。部活動・クラブ活動の歴史的位置。部活動の今日的課題と将来展望。
第12回:家庭・地域・関連機関と連携した特別活動(シティズンシップ教育)
学びを育てる特別活動。共同の学びを通じた生徒たちの問題意識の深化。
第13回:家庭・地域・関係機関と連携した特別活動(キャリア教育)
地域の教育力、地域再生の力を活用した地域産業や職業への学び。国際理解教育や高校生の国際交流。
第14回:まとめ:特別活動の課題と可能性
「集団」活動を通した「個」の発達成長という特別活動の持つ固有の教育的意義をとらえ、学びの発展の可能性を探る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業にかかわる課題コメント(300字程度)の作成(3日以内に学習支援システムから提出)、2回の課題レポート作成に関して、必要な調査・研究を進めることをふくめ、本授業の準備学習・復習等の時間は各4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めない。学習にかかわる資料等は授業の中で教員が適宜準備し、また参考文献等を指示する。
参考書References
『中学校学習指導要領/特別活動編』、『高等学校学習指導要領/特別活動編』(最新版 文部科学省)
※ PDFでダウンロード可。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への主体的な参加状況(学習支援システムを活用し、毎回課題コメントを提出)に対する評価(50%)と、授業のテーマに即した2回の課題レポートに対する評価(50%)を総合的に見る。
定期テストは行わない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生自身が自らの学校生活を通じて抱いてきた問題関心にフィットするテーマで、議論・考察が深まるように心がけている。多人数の授業だが、学生同士の学び合いが充実するよう、授業内容への主体的な関わりや意見の交流の機会を大切にしているが、このことへの共感と評価が高い。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義はPowerPointやビデオ教材などを活用して進める。各回授業ごとの課題コメント(300字程度)を入力するために、スマホやPCなどの端末が必要(提出は講義後3日以内)。また、課題レポート(2回)はwordなどの電子データの形で作成し、学習支援システムを介して提出する。