教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)数学科教育法(4)Teaching Method of Mathematics (4)
間下 克哉Katsuya MASHIMO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H0509 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
Considering the relationship with ministry's curriculum guideline,
we reexamine and deepen the understanding of junior high school and high school mathematics contents.
In addition, we will practice mathematical document preparation using LaTeX
and Geogebra indispensable for educational practice.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
中学校数学・高等学校数学の内容について,学習指導要領との関連を考えながら一段高い立場から見直して,理解を深める.
また,版組ソフトウェアLaTeX および数学教育に利用されているソフトウェア Geogebra を用いて,教育実践に不可欠な数学文書作成・教材開発の実習も行う.
到達目標Goal
数学教育について,とくに教科内容の面からの理解を深める.
中学校・高等学校の教科書の内容を発展的に捉え,俯瞰的な視野から数学教育を考え実践する能力を養うことを目標とする.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と実習をバランスよく配置して行う.受講学生による模擬授業も行う.
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:授業全体のガイダンス
数学教員として何が重用であるか,そのために学ぶべきことについて考える
教育法を学ぶ上での問題演習の考え方についても述べる
2:数学ソフトウェアの利用(1)
LaTeX による数学文書作成入門
LaTeX を用いた数式の記述の実習を行う
3:数学ソフトウェアの利用(2)
Geogebra による数学の視覚化入門
GeoGebra を用いた作図の実習も行う
4:数学的文書作成の基礎・基本
数学的文書作成の目的を理解し,作成上の注意点を理解する
5:命題論理の理解を深める
否定・かつ・または・ならば
6:集合についての理解を深める
集合の定義と記法,部分集合,集合演算
7:述語論理
全称命題・存在命題・否定命題に習熟する
8:写像
写像の定義,単射,全射を理解して無限集合を定義する
9:中間総括
8回までの課題について,教材作成の観点から総括して講評を行う
10:LaTeX を用いた教材の作成実習
LaTeX を用いて数式を含む数ページの教材を実際に作成する
11:数学ソフトウェアの利用(3)
Geogebra を用いた教材の可視化の方法を知り実習を行う
12:幾何学の様々な技法
ベクトル・座標幾何・複素数平面などについて概観する
幾何の考え方の観点からの内容も含める
13:数学ソフトウェアの活用
Geogebraを活用した教材開発実習
14:模擬授業
作成した教材の講評および模擬授業
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
本科目の内容は多岐にわたりますが,授業内で示される課題(レポート、演習問題)については、学習指導要領や中・高の教科書も参照しつつ、教科内容の理解を深めることを意図して解答してください.
テキスト(教科書)Textbooks
和久井道久,大学数学ベーシックトレーニング(日本評論社)
参考書References
結城 浩,数学文章作法 基礎編 (ちくま学芸文庫)
佐藤文広,数学ビギナーズマニュアル(日本評論社)
「学習指導要領」文部科学省
「中学校学習指導要領解説(数学編)」文部科学省(教育出版)、
「高等学校学習指導要領解説(数学編、理数編)」文部科学省(実教出版)
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期中に行う実習及び小テストの成果(40%)と期末試験の得点(60%)で評価します.
実習においては所定のスキルを身につけたか,試験においては,必要な数学的知識を身につけたかおよび思考過程を数学的に十分な論理性をもって表現できるかを重視して評価します.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
とくに高等学校以前の教育内容についての知識・理解に大きなばらつきがあるが,基礎学力不足は履修者が努力して補ってください.
「教師は、彼等自身、生徒に期待されているあらゆる学習活動を行えなければならない」.この点に注意して,学びを深めて下さい.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
大学から貸与されているPCを持参すること.
その他の重要事項Others
講義は受講者の数学の知識および授業態度をみながら行うので、必ずしもシラバスどおりに進むとは限らない。