教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei)
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)数学科教育法(2)Teaching Method of Mathematics (2)
田神 仁Hitoshi TAGAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(小金井)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Koganei) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H0507 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
Students prepare and examine the teaching guideline and understand the purpose of the teaching guideline through mock classes. In addition, through lectures and exercises, we will consider how to be a junior high school and high school mathematics teacher and improve our specialty. In addition, students will learn advanced teaching methods of mathematics education such as ICT equipment utilization and group learning.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
学生は,学習指導案を作成・検討し,模擬授業を通して学習指導要領の趣旨を理解する。また,講義や演習を通して中学校及び高等学校数学教師としての在り方を考えるとともに専門性の向上を図る。さらに,ICT機器活用やグループ学習など数学教育の先進的な指導法を学ぶ。
到達目標Goal
○数学教師としての在り方について考えようとする。○学習指導要領に示された数学科における目標及び内容等を理解できる。○学習指導案作成や模擬授業を通して,指導の工夫の仕方等を身に付ける。○問題演習を通して,数学教師としての専門教養の涵養を図る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
★新型コロナウィルス対応のため,zoomによるオンライン授業とする。★インターネットにつながるノートパソコン,Webカメラ,マイク,wifi等の通信環境が必要。特に,ブレイクアウトルーム間移動等の機能を使用するため,zoomは最新バージョンに更新しておくこと。(参考:2020.12.30現在Ver.5.4.7)★授業の進め方:毎回,演習の中でzoomを用いたグループ協議,調べ学習,ロール・プレイング,ジグソー学習,ディベート,模擬授業等のアクティブ・ラーニングを行う。★課題の提出及び返却は,学習支援システムを用いて行う。★現職の数学教員2名を講師に招き,数学授業における指導の工夫やICT機器活用の実際等について学ぶ。
★2021年度「数学科教育法(1)」も履修している学生が多いので,授業テーマは同じであっても扱う教材は,できる限り重複を避ける予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:◎授業ガイダンス◎中高数学科教師としての心構えや在り方について(教育実習に向けて)
○授業計画の提示○講義や演習を通して中高数学科教育実習生としての在り方や心構えについて確認する。
2:◎中高数学科における授業設計について◎次期学習指導要領について
○主体的・対話的で深い学びを踏まえた中学校・高等学校数学科学習指導案を作成する。○講義・演習を通して次期学習指導要領について復習する。
3:◎教育時事等について(パワーポイント使用)
○テーマについて調べて発表する活動を通して,教育時事についての理解を深める。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
4:◎これからの数学科の授業の在り方について
○これからの数学科授業の在り方について研究協議する。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
5:◎教員の働き方改革について
○教員の働き方改革の現状と解決の視点について講義・演習を通して理解を図る。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
6:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(1)
○模擬授業及び研究協議を通して,板書や発問など,授業技術等について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
7:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(2)
○模擬授業及び研究協議を通して,主体的・対話的で深い学びを実現する授業について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
8:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(3)
○模擬授業及び研究協議を通して,授業における指導の工夫等について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
9:◎中学校高等学校模擬授業の実施及び研究協議(4)
○模擬授業及び研究協議を通して,授業者としての生徒との関わり方等について研究を深める。○授業者以外は全員,生徒役と評価者になる。
10:◎学校における数学教育の実際(1)
○現職数学教師による講義,演習を通して,数学教育における現状と課題を知る。。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
11:◎数学科教師の専門性向上に向けて
○教員採用選考における数学科専門教養問題を教材にして専門性向上を図る。。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
12:◎中高数学科教師としての生徒との関わりについて
○学校で起きそうな生徒との関わりについて,演習を通じて理解を図る。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
13:◎学校における数学教育の実際(2)(関数ソフト使用)
○現職数学教師による関数ソフト用いた講義,演習を通して,数学教育におけるICT機器活用の現状と留意点を知る。。(数学科教育法(1)とは異なる内容)
14:期末試験形式とまとめ
○関係資料持ち込み可の試験形式授業を通して,半年間の授業全体を振り返る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】返却された提出物を基にして授業の復習を行うこと。指示に従って,全員が単元指導計画や学習指導案を作成する。代表者による模擬授業を行うので,事前に学習指導案の構想を練っておく。事前に配布された教員採用選考問題(専門教養)を解き,生徒に説明する方法を検討しておく。
テキスト(教科書)Textbooks
中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領(最新版 文部科学省),2018.3発行「高等学校学習指導要領解説(数学編、理数編)」文部科学省,2017.3発行「中学校学習指導要領解説(数学編)」文部科学省及び担当教員自作の印刷物等を配布。
参考書References
(授業中に配布する資料)○旧東京都立教育研究所研究紀要「数学的な見方や考え方に関する研究」(平7)○東京都教職員研修センター 教科基礎調査研究数学部会研究報告書「事象を数理的に考察し、表現・判断する力を育成するための系統的な指導の在り方」(平26)
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題の提出状況・記述状況(50%),毎時間の授業への取り組み姿勢(30%),期末試験形式授業の点数(20%)により評価する。公欠・忌引き以外の欠席の場合,授業態度は最低評価となる。提出物は後日提出すれば最低評価にはならない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度の授業改善アンケート結果によれば,毎回zoomを用いてアクティブ・ラーニングを重視した学生参加型の演習を行ったことが極めて好評であった。また,現職教師による学校の指導の工夫の事例報告やICT機器の実習も好評であった。そのため,本授業においても同様の工夫を行う。また,教員志望者が多いので,教員採用試験に役立つ内容も扱う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
〇毎回zoomを使用するので,PC及び通信環境,Webカメラ,マイクを準備すること。○事前に指示するが,ICT機器活用に関する授業では,インターネットにつながる各自のノートパソコンに関数ソフト(GRAPES,GEOGEBRA)を事前にインストールしておくこと。○その他授業に持参するものは,必要があれば前時までの授業で指示する。○毎回,課題の提出・返却には授業支援システムを利用する。
その他の重要事項Others
○外部講師の都合等により,授業の順番や内容などシラバスを一部変更することがある。○実務経験のある教員を2人招聘して各1回授業を行う。一人は現職公立高等学校数学科教師で,高等学校数学における指導の工夫について講義・模擬授業を行う。もう一人も現職公立高等学校数学科教師で,関数ソフトや図形ソフトなどのICT機器を活用した先進的な指導法について演習を行う。○授業担当者は,月・水・金の9:30から17:30まで西館地下1階教職課程センター小金井相談室にいるので,授業以外の時間に質問等がある場合は相談室に来られたし。