経済学部Faculty of Economics
ECN218CA（経済学 / Economics 200）演習Seminar
池上 宗信Munenobu IKEGAMI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | K7041 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 8 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 演習（選択科目） |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 演習（選択科目） |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
Each of us will also study and write a research paper on a question in Development Microeconomics.
We will study Development Microeconomics, how to write a research paper, make a presentation, analyze data as our capacity development.
We will study econometrics methods such as regression, randomized controlled trial, and instrument variable method, which appear frequently in each field of Applied Microeconomics.
We will aim to understand each method roughly and apply each method to data so that we will become able to look for paper ideas with keeping each empirical method in our mind.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
研究として、受講者各自が興味のある開発ミクロ経済学のトピックについて学ぶ。
キャパシティビルディングとして、開発ミクロ経済学、論文の書き方、プレゼンテーション、データ分析を学ぶ。
データ分析では、経済学の各分野で頻出する、回帰分析、ランダム化比較試験、操作変数法などの実証分析の手法を学ぶ。
各手法の概要を理解し、各手法を用いてデータを分析することで、論文のアイデア探しに活用する。
到達目標Goal
本講義の目標は、各自が目標をたて、文献を読み、データを分析し、学んだことをスライド、ノート、論文にまとめ、口頭発表できるようになること。
データ分析における1つ目の目標は、各自の研究分野で、この講義で学んだ各実証分析手法を用いた論文が出てきたときに、手法がわからないことが原因でつまづかないようになること。
2つ目の目標は、各実証分析手法を考慮しながら、各自の論文の問、アイデアを探すことができるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科は「DP8」「DP9」「DP10」「DP11」に関連。国際経済学科は「DP9」「DP10」「DP11」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
研究として、各自が興味のある開発ミクロ経済学のトピックを選択し、中間発表をしつつ、論文を作成、発表、提出する。
研究の過程において、論文計画書、論文中間報告書、論文草稿を提出し、担当教員、他のゼミ生からのフィードバックとして質問・コメントをもらう。また、他の学生の文書について質問・コメントを提出する。
また、キャパシティビルディングとして開発ミクロ経済学、論文の書き方、プレゼンテーション、データ分析について、輪読、演習しながら学ぶ。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：データの扱い方
Rの使い方、データの読み込み、加工
2：統計の基礎知識
母集団と標本、無作為抽出
3：確率論の基礎
確率変数、期待値、条件付き期待値、中心極限定理
4：中間発表1
論文テーマの中間発表1。
5：回帰分析の基礎
最小二乗法
6：推測統計の基礎
仮説検定、信頼区間
7：まとめと解説、中間試験
第1回から第6回までの内容を復習。中間試験。
8：中間発表2
論文計画書の提出。論文テーマの中間発表2。
9：相関関係と因果関係
相関関係と因果関係
10：外生変数と内生変数
外生変数と内生変数
11：ランダム化比較試験
選択性バイアス
12：操作変数法
2段階最小二乗法
13：中間発表3
論文中間報告書の提出。論文テーマの中間発表3。
14：まとめと解説、期末試験
第9回から第13回までの内容を復習。期末試験。
秋学期
15：固定効果
パネルデータ
16：差の差の分析
並行トレンドの仮定
17：不連続回帰デザイン
連続性条件
18：中間発表4
論文テーマの中間発表4。
19：マッチング
条件付独立性、オーバーラップ条件
20：貧困と不平等、零細自営業者や小農の経済学
不平等の貧困に与える影響。
21：まとめと解説、中間試験
第15回から第20回までの内容を復習。中間試験
22：中間発表5
論文草稿の提出。論文テーマの中間発表5。
23：貧困の罠、貯蓄
信用制約
24：金銭供与、マイクロクレジット
仕組みと貧困削減効果。
25：共同体、マイクロ保険
理論と実証研究の結果。
26：技資産供与、術供与、卒業プログラム
金銭供与との比較。
27：まとめと解説、期末試験
第22回から第26回までの内容を復習。期末試験。
28：最終発表
論文の提出。論文テーマの最終発表。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
キャパシティビルディングのための輪読・演習では、発表・演習担当者だけでなく、受講者全員が、予習として事前に内容を読み、質問、議論したいことを事前にまとめてから授業に参加する。
授業時間内に各自の研究を発表し、他の学生、教員からコメントをもらう。
授業時間外に各自の研究を進める。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない
参考書References
アビジット・V・バナジー、 エステル・デュフロ（2012）『貧乏人の経済学』みすず書房
今井耕介(2018)『社会科学のためのデータ分析入門 上・下』岩波書店
星野匡郎、田中久稔（2016）『Ｒによる実証分析 回帰分析から因果分析へ』オーム社
成績評価の方法と基準Grading criteria
キャパシティビルディングのための発表、演習、討論50%。各自の研究論文、発表50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2018-2020年度において、キャパシティビルディングの多くの時間をデータ分析に使いました。データ分析を学ぶための主な参考書は、2019年度は今井（2018）、2020年度は星野・田中（2016）でした。