経済学部Faculty of Economics
ECN218CA(経済学 / Economics 200)演習Seminar
後藤 浩子Hiroko GOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K7019 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 8 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 演習(選択科目) |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 演習(選択科目) |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
"Thinking about the French Revolution"
This seminar cultivates curiosity about European history, introducing students to historical studies as an academic discipline.
This year, we will analyze how the French Revolution contained elements that differed from the systems and ideas of representative democracy in Britain and the United States. Then, based on this analysis, we will consider the problem of populism that democracy tends to fall into.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「フランス革命を考える」
今年度は、フランス革命がどのように、イギリスやアメリカの代議制民主主義の制度やそれを支える思想と異なる要素を含んでいたのかを分析します。そして、この分析をもとに、民主主義が陥るポピュリズムの問題を探究します。
到達目標Goal
第一段階として、フランス革命の段階的プロセスを理解することを目標として、F.ブリュシュ他『フランス革命史』(文庫クセジュ、1992年)を通読します。
次に、アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』(ちくま学芸文庫、1997年)を精読することによって、トクヴィルが分析したフランスの特殊性を理解します。そして、これを土台にして、各自が個人研究のテーマを設定し、歴史学的研究の手法を身に着け、最終的にゼミ内で各自の研究成果を共有することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科は「DP8」「DP9」「DP10」「DP11」に関連。国際経済学科は「DP9」「DP10」「DP11」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
演習2時限中1時限は、共通テキストである『フランス革命史』『旧体制と大革命』を精読します。グループに分かれて用語などの説明・解釈を確認し、その後、各人が各章の論旨をまとめたレポートを書き、さらに深めるべき個別研究のテーマを設定します。残りの1時限では、(1)学生が興味をもったテーマについて分析し議論するセッション(2)ゼミ論作成のための中間発表と論文指導(3)グループに分かれての学生研究発表大会用共同研究・製作活動、のいずれかを行ないます。
講読のフィードバックは授業中に教員から直接口頭で伝え、個人研究のフィードバックは、提出された各人の草稿ファイルを教員が添削し返送するという形で行われます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
自己紹介・テクスト精読の方法とゼミ論文への取り組み方の説明
第2回:テキスト精読/前年度個人研究報告
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第1章「前期革命」
第3回:テキスト精読/前年度個人研究報告
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第2章「一七八九年」
第4回:テキスト精読/前年度個人研究報告
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第3章「八九年の精神と人間および市民の権利宣言」
第5回:テキスト精読/前年度個人研究報告
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第4章「革命を終えるのか」
第6回:テキスト精読/個人研究テーマの模索
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第5章「王権の瓦解」
第7回:テキスト精読/個人研究テーマの模索
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第6章「共和政」
第8回:テキスト精読/個人研究テーマの模索
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第7章「恐怖政治の支配」
第9回:テキスト精読/個人研究計画報告
F.ブリュシュ他『フランス革命史』第8章「革命を終わらせる」
第10回:テキスト精読/個人研究計画報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第一部第1,2章
第11回:テキスト精読/個人研究計画報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第1部第1,2章
第12回:テキスト精読/個人研究計画報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第1部第3,4章
第13回:テキスト精読/共同研究・製作活動
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第1部第5章
第14回:テキスト精読/共同研究・製作活動
グループ別研究計画発表
第15回:テキスト精読/共同研究・製作活動
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第2部第1,2章/グループ別研究ポスター発表準備
第16回:テキスト精読/共同研究・製作活動
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第2部第3,4章/グループ別研究ポスター発表準備
第17回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第2部第5,6章
第18回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第2部第7,8章
第19回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第2部第9,10章
第20回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第2部第11,12章」
第21回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第3部第1,2章
第22回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第3部第3,4章
第23回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第3部第5,6章
第24回:テキスト精読/個人研究中間報告
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』第3部第7,8章
第25回:今年度のゼミ研究のまとめ
トクヴィルのフランス革命論の特徴についての個々人の発表
第26回:個人研究論文の完成
マン・ツー・マンでの論文添削と研究内容の指導
第27回:個人研究論文の完成
マン・ツー・マンでの論文添削と研究内容の指導
第28回:個人研究論文の完成
マン・ツー・マンでの論文添削と研究内容の指導
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
2,3週に1回、各章のテキスト精読が終わるたびに、ゼミ参加学生は各自、章の論旨のまとめを書き、提出します。各回の演習の準備や個人研究課題のためのテキスト講読に4時間、演習後のまとめに2時間、計6時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
、F.ブリュシュ他『フランス革命史』(文庫クセジュ、1992年)
アレクシス・ド・トクヴィル『旧体制と大革命』(ちくま学芸文庫、1997年)
参考書References
テーマの展開に応じて適宜指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学生が毎回提出する講読テキストの要旨に反映される内容理解度(60%)とゼミ論に示された問題探究能力と達成度(40%)で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
テキスト読解に不可欠な歴史状況の具体的な認識を促進するため、写真や地図、動画などを教材として有効に利用します。