経済学部Faculty of Economics
PHL300CA(哲学 / Philosophy 300)日本文化論Japanese Culture
池田 雄一Yuichi IKEDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K6196 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
[Japanese culture as a myth]
Myths are the universal pattern of a story, but also the principle of explanation of the world. From a formal point of view, myth is a combination of abstract narrative progressions that eliminates the aspect of imitation of reality. From a content standpoint, myth can be thought of as a story of human origin, justified violence, and extraordinary events such as birth and death.
On the other hand, myths are constantly occurring in Japan today. Myth is an ongoing event.
From this perspective, the purpose of this class is to interpret Japanese culture as a myth. He plans to focus on entertainment works such as movies, comics and animations.
Participants are required to submit assignments for each lesson, participate in group work, make presentations for each group, submit reports four times, and final assignments. Active participation in class discussions is also often required.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
■神話としての現代カルチャー■
神話は、物語の普遍的なパターンであると同時に、世界の説明原理でもある。形式面から見ると、神話は、現実の模倣という側面を排除した、抽象的な物語進行の組み合わせである。内容面からみると、神話は人類の起源、正当化された暴力、誕生や死といった非日常的な出来事などを、物語へと加工したものだと考えることができる。
その一方で、今日の日本においても神話はつねに発生しつづけている。神話とは現在進行形の出来事なのである。
そのような観点から、日本の文化を神話として読み解いていくのが、この授業の目的である。映画、漫画、アニメーションなどのエンターテイメント作品を中心にあつかう予定である。
参加者には、毎回の授業における課題の提出、グループワークの参加、グループごとのプレゼン、都合3回のレポート提出、そして最終課題が課せられる。また授業での議論への積極的な参加がつよく求められる。
到達目標Goal
一見すると、ただの娯楽のような作品でも、見る角度を変えると、違った意味やメッセージを持つことがある。
そのような見方は、メディア・リテラシーと共通するものである。本授業では、神話学の理論を習得することによって、こうしたものの見方を獲得することを目的とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義ならびにグループワークで構成する予定である。グループにおける積極的な発現、ならびにレポートを授業で紹介されても動じない心構えが要求される
1)神話のテーマにかんしての講義
2)グループワーク:テーマに関係する作品をグルール内で紹介しあう
3)レポートの執筆
4)レポートの検証:グループで発表する作品をひとつ決める
以上のローテーションで授業をすすめる予定であるが、学生からのフィードバック(出欠がわりに提出してもらう)にもとづいて、修正を入れていくつもりである
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業の進め方、成績評価等の説明。文化を考えるにあたっての基本的な考え方の説明。
第2回:講義「ノアの方舟/洪水神話と世界のおわり」
『キングコング』『ゴジラ』その他
第3回:グループワーク
前回講義のテーマにあった作品を、グループ内で紹介しあう
第4回:レポートの執筆
文章執筆の基本事項を確認しながら、実際にやや長めのレポートを書いてみる
第5回:レポート検証
グループごとに各人の書いたレポートを読んだうえで、代表者をひとり決定し、発表する
第6回:講義「英雄神話/フィクションとしての暴力組織」
キャンベル『千の顔を持つ英雄』
『戦国自衛隊』『スーパーマン』その他戦隊もの等前回講義のテーマにあった作品を、グループ内で紹介しあう
第7回:グループワーク
前回講義のテーマにあった作品を、グループ内で紹介しあう
第8回:レポートの執筆
文章執筆の基本事項を確認しながら、実際にやや長めのレポートを書いてみる
第9回:レポート検証
グループごとに各人の書いたレポートを読んだうえで、代表者をひとり決定し、発表する
第10回:講義「人類の起源/人造人間、および性にまつわる神話」
『メトロポリス』『鉄腕アトム』『ブレードランナー』など
第11回:グループワーク
グループごとに各人の書いたレポートを読んだうえで、代表者をひとり決定し、発表する
第12回:レポートの執筆
文章執筆の基本事項を確認しながら、実際にやや長めのレポートを書いてみる
第13回:レポート検証
グループごとに各人の書いたレポートを読んだうえで、代表者をひとり決定し、発表する
第14回:まとめ
総復習、質疑応答など
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義のテーマに即したコンテンツを、事前に読み、または鑑賞してもらう。授業外において必要な学習時間は、週によって異なるのでなんとも言えないが、平均すると、だいたい1時間半くらいである。
レポートの執筆は都合3回。提出しないと単位がだせないので、参加者はそのつもりで望むこと
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。」
テキスト(教科書)Textbooks
とくになし
参考書References
キャンベル『千の顔を持つ英雄』
成績評価の方法と基準Grading criteria
【単位取得に必要なノルマ】
・出席(5回休むとアウト)
・都合3回のレポート提出(1回でも出さないとアウト)
・最終課題の提出(4つのレポートをまとめて、イントロをつけたもの)
【成績評価の判断材料】
・最終課題(100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
オンラインの授業では、チャット機能を使うと質問することのハードルがさがるので、ぜひご活用ください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
対面授業の場合でも、パソコンを持参することが望ましいが、スマートフォンでも可とする。ただし道具にかんする言い訳は認めない。