経済学部Faculty of Economics
ECN300CA(経済学 / Economics 300)企業経営史ABusiness History A
飯塚 陽介Yosuke MESHITSUKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K6132 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The aim of this course is to gain the ability to understand the regional and historical diversity of business which are affected by economic, social, and cultural context.
In first semester, We focus on the period from the end of the 19th century to the beginning of the 20th century. We will consider the following issues. Who and How was the economy of scale discovered during the British Industrial Revolution? What role did the financial industry play in the industrial revolution in Britain and other European countries? Why did the mass production system and managerial enterprises emerge in in the United States? What are the differences between large companies in Japan, the US and Europe?
Through examining these issues, you will gain the ability to understand business diversity form a historical perspective. This ability will help you to understand autonomously about today’s companies.
In this lecture, students will be asked to collect literature on the history of individual companies and prepare long-term reports based on them. So, You will be able to master how to read historical materials.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義の目的は、ビジネスのあり方における時代・地域に応じた多様性をそれを生み出した背景とともに知ることで、各地域のビジネスのあり方について、広い視野から比較し関連づけて考察する力を身につけることにあります。具体的には、19世紀以降の欧米諸国及び日本におけるビジネスのあり方を概論します。Aでは、日米欧における「現代企業」の出現にいたる時期までを対象とします。企業は現代の経済社会において大きな部分を構成しています。企業活動について歴史的背景にまで遡って深く理解することは、現代の社会について主体的に考察する上での助けとなるでしょう。なお、講義の中では、適宜、グラフや図表といった統計資料も活用します。
到達目標Goal
(1)現代企業が出現した経緯を説明できる。
(2)日米欧の現代企業の相違を知り、それを歴史的な背景から説明できる。
(3)歴史的な視座から企業・産業のあり方に対して関心を持つ。
(4)企業・産業の歴史についての文献を収集できる。
(5)収集した文献を用いて、企業・産業の歴史を論じることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンライン形式での授業となります。毎回、Hopiiに講義資料と音声ファイルをアップロードします。履修者はそれらを通じて学習をした上で、毎回課される確認小テストに取り組んでください。履修者には任意の企業・産業の歴史を調査・研究することが求められます。個人での調査・研究に関連して研究計画書と期末レポートの提出が義務付けられます。なお、研究計画書と期末レポートについて希望があった学生に限り個別にコメントします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:規模の経済の発見
産業革命期の英国において「規模の経済」はいかに発見されたのか?
2:市場経済の中の企業
産業革命期の企業活動はあくまで「市場」による調整を前提としていた。
3:産業革命期の在来産業
在来産業において生じた革新とは?
4:産業革命と金融ビジネス
産業革命を支えた金融ビジネス。
5:大量生産体制への途
アメリカでの大量生産への模索
6:期末レポート作成指導(研究計画の調整など)
研究計画書のテーマの調整と調査法についての簡単なレクチャー。
7:市場的調整から管理的調整へ 及び 中間テスト
19世紀アメリカにおいて市場的調整を代替する大企業はなぜ出現したのか?
8:専門経営者と経営階層組織
19世紀アメリカにおいて経営階層組織はなぜ発達したのか?
9:経営者企業の成立と経営階層組織の発達
さらに発達を遂げるアメリカ大企業の経営階層組織。
10:ヨーロッパにおける現代企業の登場
19世紀末、ヨーロッパにおいても「大企業」が出現した。
11:ヨーロッパ大企業の諸特徴
ただし、ヨーロッパ大企業はその組織においてアメリカの大企業とは異なる特徴を備えていた。
12:日本における大企業の登場
欧米に対して後発国である日本に大企業が出現した理由は?
13:日本の企業と財閥
日本の大企業の特徴とは?
14:講義の総括 及び 期末テスト
半期の講義を総括します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学期末の期末レポートに向けての調査・研究を各自で実施していただきます。その他、毎回の講義後に確認小テストに取り組んでいただき講義内容について復習をしてもらいます。
テキスト(教科書)Textbooks
必ず使用する書籍はありません。関連文献は毎回の講義資料に記載されています。
参考書References
鈴木良隆・大東英祐・武田晴人『ビジネスの歴史』有斐閣、2004年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)授業後の確認小テスト(30%)(到達目標(1)・(2)・(3)と関連します)
(2)期末テスト(60%)(到達目標(4)・(5)と関連します)
(3)研究計画書(10%)(到達目標(4)・(5)と関連します)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
Hopiiの運用に不慣れな為、学生たちに混乱をもたらしてしまった。今後は気を付けたい。
その他の重要事項Others
企業経営に関する基礎的な知識があることが望ましい。