経済学部Faculty of Economics
ECN100CD（経済学 / Economics 100）企業と経済・基礎Elementary Business Economics
河村 真Makoto KAWAMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | K6101 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | ※現代ビジネス学科生のみ履修できます。 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The aim of this course in spring term is to get the view on the related SNA(System of National Accounts) figures(e.g. GDP, private consumption, private investment,etc). Second is to overview last 3 decades macro economic figures changes (e.g.real GDP, Consumer Price Index,etc.) and build a view on Japanese Economy for last 3 decades. The course in autumn term is aimed for the students to understand basic micro economic theory and apply the theory to real economic phenomenon.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
経済学は、企業，消費者，政府を含めた経済全体の仕組みを、ミクロ的、マクロ的に分析する体系化された学問であるが、この講義は、特に「現代ビジネス学科」1年生向けに、企業とビジネス活動という切り口を中心として、理論と実際の両面から、経済学入門を提供するものである。
到達目標Goal
受講生は、講義を通じてミクロ・マクロの基礎理論をマスターし、同時にビジネス経済学の視点から、現実経済に対しての問題意識を持つようになることが期待される。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP7」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的に教室での対面授業の形態で進める。春学期は，「マクロ経済学」入門を講義し，特に企業と日本経済（マクロ経済）の関係を明らかにすることを目的とする。高校の公民（政治経済）の確認・復習にも配慮しつつ，マクロ経済学の導入部を解説し，また日本経済のパフォーマンスを示す国民経済計算などの経済統計を紹介する。春学期には、第4回授業終了後に課題を提出してもらう。締め切り直後の講義内で、模範解答を解説する。秋学期は，企業の費用最小化，利潤最大化や，消費者の効用最大化，市場の需要・供給曲線などの「ミクロ経済学」の基礎事項や，最近の有効なツールである「ゲーム理論」の初歩的解説を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：日本経済の状況を把握する統計Ⅰ
GDP、実質GDPおよび産業別生産額
第2回：日本経済の状況を把握する統計Ⅱ
物価統計と物価指数の作成例
第3回：日本経済の状況を把握する統計Ⅲ
国民所得の分配の内訳としての分配勘定
第4回：日本経済の状況を把握する統計Ⅳ
消費、投資などを項目として含む支出勘定
第5回：消費の水準の変化は何が原因か？Ⅰ
GDPと消費の相関、限界消費性向
第6回：消費の水準の変化は何が原因か？Ⅱ
金利、物価水準などの消費への効果
第7回：投資の水準の変化は何が原因か？Ⅰ
GDPの成長の投資への効果：加速度原理、利潤原理
第8回：投資の水準の変化は何が原因か？Ⅱ
機会費用としての金利の投資への効果：投資関数
第9回：GDP決定の理論Ⅰ
「45度線」分析の紹介
第10回：GDP決定の理論Ⅱ
投資および政府支出の乗数効果、なぜこれらは1より大きい？
第11回：政府支出増加と減税
政府支出乗数と租税乗数
第12回：需要‐供給曲線を用いたGDPおよび物価水準同時決定の理論
需要‐供給曲線を用いた説明
第13回：財政政策、金融政策のGDPおよび物価水準への効果
需要‐供給曲線を用いた説明
第14回：日本経済の状況を把握する統計Ⅴ
金利および失業率
秋学期
第15回：イントロダクション
秋学期授業の概観：ミクロ経済学とは？
第16回：経済学のための数学基礎
関数/グラフ/微分
第17回：需要と供給
需要曲線と供給曲線/均衡価格・数量
第18回：弾力性
需要の価格弾力性と所得弾力性/供給の価格弾力性
第19回：意思決定
選択と最適化/トレード・オフ/機会費用とサンク・コスト
第20回：消費者理論①
予算制約
第21回：消費者理論②
選好と効用
第22回：消費者理論③
最適消費量の決定/需要関数の導出
第23回：生産者理論①
生産関数と費用最小化
第24回：生産者理論②
企業の費用構造
第25回：生産者理論③
費用関数と利潤最大化/供給曲線の導出
第26回：市場均衡と経済厚生
消費者余剰/生産者余剰/総余剰/余剰分析
第27回：不完全競争
独占と寡占/市場支配力
第28回：ゲーム理論
囚人のジレンマ/戦略形ゲーム/ナッシュ均衡
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業内容（授業ノート）および配布資料の理解と確認をその都度行っていくこと。その他詳細は授業内で指示する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない。授業の中で、レジュメや参考資料の配布、参考文献の指示を行う。
参考書References
春学期 講義内で適宜紹介する。
秋学期 安藤至大『ミクロ経済学の第一歩』（有斐閣，2013年），クルーグマン・ウェルス（大山他訳）『クルーグマン ミクロ経済学（第2版）』（東洋経済新報社，2017年），マンキュー（足立他訳）『マンキュー経済学I：ミクロ編』（東洋経済新報社，2013年），レヴィット・グールズビー・サイヴァーソン（安田他訳）『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』（東洋経済新報社，2017年）他適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
春学期，秋学期試験の合計点で総合的に判定する(100%）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
大学1年次の基本科目ということもあり、授業内容を丁寧に、そして適切に講義し、到達目標の達成につなげていきたい。また大教室授業ということもあり、教室内の授業規律（私語の注意など）も適切に実現させたい。