経済学部Faculty of Economics
ECN100CA（経済学 / Economics 100）社会経済学基礎Elementary Political Economy
大友 敏明Toshiaki OTOMO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | K6040 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The Elementary Political Economy intends to analyze the formation and structure of the capitalism from the viewpoint of Marx's economics. This class will talk about what money is, what the capital is, and what the capitalism is. Based on such basic considerations, this class will then examine as to why the capitalism has caused the distress and crisis and has widened the gap between the rich and the poor, though it has brought about the huge productivity.
This class in the spring semester focuses on the formation of the capitalism. It will argue the history of economic thought such as mercantilism, classical economics and Marx’s economics. It will give you a general understanding about the nature of the capitalism.
The class in the fall semester analyzes the structure of the capitalism. It will attempt to consider about the wage theory, the theory of accumulation and reproduction, and the credit system. Therefore, you will be able to learn an insight into the development and contradiction which are immanent in the capitalism.
This class will plainly explain basic terms on political economy for beginners.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
学生が社会経済学基礎を学ぶことで資本主義とはどういう経済社会なのかを学ぶことができます。この授業はマルクス経済学の立場から経済学を考え、貨幣とは何か、資本とは何か、市場経済とは何かを考察します。資本主義の発展が一方では巨大な生産力の発展をもたらしながら、他方では経済的な格差、貧困や金融危機といった諸問題を引き起こす原因を考察します。
到達目標Goal
学生が経済現象を論理的に理解する能力を身につけることがこの授業の目標です。自由競争段階の資本主義を基礎とし、賃金と利潤との関係、資本の蓄積および信用制度などの基礎的な知識を体系的に学び、現代の資本主義を考察する社会経済学応用の基礎となります。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科は「DP2」「DP8」に関連。国際経済学科は「DP1」「DP7」に関連。現代ビジネス学科は「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
現在、世界で問題となっている時事問題を取り上げながら授業を進めます。授業には毎回レジュメを配布します。基礎的な用語は繰り返し説明し、時々質問をします。前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか質問を取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：『資本論』と現代
『資本論』を現代において学ぶ意義について考察します。
第2回：労働価値論
価値とは何か。
第3回：労働の二重性
私たちの労働には二面性があることを学びます。
第4回：貨幣の本質
貨幣とは何かを学びます。
第5回：貨幣論1－価値尺度機能と価格の度量標準
価値尺度機能とは何かを学びます。
第6回：貨幣論2－流通手段機能
貨幣の流通手段機能とは何かを学びます。
第7回：貨幣論3－インフレーション
インフレーションの本質について学びます。
第8回：貨幣論4－蓄蔵貨幣の機能
貨幣の蓄蔵貨幣の機能とは何かを学びます。
第9回：資本とは何か
労働力の商品化について学びます。
第10回：剰余価値の生産1－絶対的剰余価値の生産
剰余がどうして生まれるのかを学びます。
第11回：剰余価値の生産2－相対的剰余価値の生産と特別剰余価値の生産
剰余価値の生産の多様な形態を学びます。
第12回：資本蓄積論
資本の蓄積とは何かを学びます。
第13回：相対的過剰人口論
機械と失業との関係について学びます。
第14回：まとめ
春学期のまとめをします。
第15回：資本主義とは何か
現代の資本主義の諸問題を取り上げ、理論と現実を考察します。
第16回：再生産とは何かーアダム・スミスの再生産論
再生産ということを学びます。
第17回：単純再生産論1
生産が社会的に行われる場合の条件を学びます。
第18回：単純再生産論2
生産が社会的に行われる場合の条件を深く考察します。
第19回：拡大再生産論1
経済が拡大しているもとでの均衡条件を学びます。
第20回：拡大再生産論2
経済が拡大しているもとでの均衡条件を深く学びます。
第21回：信用の必然性
資本主義社会において信用が必然的に必要とされる理由について学びます。
第22回：商業信用
資本家同士が相互に与え合う信用について学びます。
第23回：銀行信用1
銀行とは何かについて学びます。
第24回：銀行信用2
手形の割引や銀行券について学びます。
第25回：銀行信用3
銀行が信用創造機関であることを学びます。
第26回：信用制度と中央銀行
中央銀行の役割について学びます。
第27回：金本位制
金本位制の特質について学びます。
第28回：まとめ
秋学期のまとめをします。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学生は毎回配布されるレジュメを復習し授業に臨み、授業中に示される演習問題に対応すること。本授業の準備・復習時間は各4時間を目安とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しない。毎回レジュメを配布します。
参考書References
大谷禎之介著『社会経済学』桜井書店、2001年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
この科目は年間授業ですので、春学期と秋学期の成績を合わせて評価します。春学期と秋学期の成績評価の方法と基準は、平常点（授業内小テスト2回、50％）および期末試験（50％）の合計で行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
よりわかりやすい授業を目指します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。