経済学部Faculty of Economics
ECN100CA(経済学 / Economics 100)経済史Economic History
牧野 文夫Fumio MAKINO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K6016 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
Understanding economic growth
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「近代経済成長」を主題に、なぜある国は豊かで、他の国は貧しいのか、比較経済史の視点で講義する。講義は基本的に1年生を前提にするので、高校で学習した世界史、日本史との連続性を重視し、日本経済史、世界経済史、企業経営史、開発経済学などの専門科目への橋渡しをする。
到達目標Goal
1)市場経済がどのように発展していったかを理解する。
2)またそれには様々な類型があったことを理解する。
3)経済理論と経済の実態との関係を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科は「DP2」「DP9」に関連。国際経済学科は「DP2」「DP8」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンデマンド形式のオンライン講義とする。学年暦に応じ毎週各スライドにナレーションを挿入したパワーポイント・資料を、学習支援システム(HOPPII)の教材フォルダーにアップロードしておくので、それをダウンロードし、受講生が適切な環境で学習してもらう。授業内容に関し質問等がある場合は、学習支援システムの「掲示板」内のスレッド「授業への質問コーナー」に投稿か、春秋学期それぞれ授業期間中に2回のオフィスアワーの時間を設けるので、ZoomあるいはWebexを使って質問を受け付ける。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:近代経済成長とその成果
講義全体の視点、枠組みついて
2:グローバリゼーションと世界経済1
20~21世紀をまたぐ世界経済:リーマンショックとその後について
3:グローバリゼーションと世界経済2
1980~90年代の世界経済:レーガノミクスと日本のバブル経済について
4:1960~70年代の世界経済
1960~70年代の世界経済
5:大恐慌から第二次世界大戦へ
第1次世界大戦から第2次世界大戦の間の世界経済
6:社会主義経済の成立と崩壊
ソ連型社会主義経済の成立、発展、崩壊について
7:小括1
第1回から第6回目までの講義に関する質疑応答
8:第二次産業革命
19世紀末から20世紀初めにかけての欧米経済の発展について
9:自動車産業の発展
自動車産業の発展とその世界経済に対する意義について
10:東アジアとwestern impact
19世紀後半から20世紀前半にかけてのアジアと欧米の経済関係について
11:イギリスの産業革命1
産業革命の前提、前近代のエネルギー問題について
12:イギリスの産業革命2
綿工業、鉄工業など諸産業の発展
13:イギリスの産業革命3
産業革命の帰結、社会変化について
14:小括2
第8回から第13回目までの講義に関する質疑応答
15:16-17世紀のオランダ経済
中継貿易基地としてのオランダ経済の発展とその制度的革新
16:大航海時代(16-17世紀の経済のグローバル化)1
モンゴル帝国、黒死病、スペインとポルトガルによる「新大陸発見」について
17:大航海時代(16-17世紀の経済のグローバル化)2
価格革命と商業革命についてヨーロッパとアジア、大西洋三角貿易について
18:近世以前の日本の市場経済
江戸期以前の貨幣の発展からみた日本における市場経済の発展について
19:徳川時代の貨幣と市場経済
江戸期の通貨と物価変動(貨幣改鋳からみた江戸期の経済)
20:徳川時代の経済、社会システム2
徳川時代の人口とマクロ経済
21:小括3
第15回から20回までの講義に関する質疑応答
22:江戸後期の前近代的経済成長と維新期の制度改革1
19世紀以降の前近代的経済成長と開国について
23:江戸後期の前近代的経済成長と維新期の制度改革2
明治維新期の制度改革について
24:日本における工業化のスタート(1900年代)
1880年代後半から20世紀初頭にかけての工業化の実態について
25:1910-20年代の日本経済
第1次世界大戦期のバブル経済について
26:金融恐慌と井上・高橋財政
第一次世界大戦後のバブル崩壊と金解禁論争について
27:戦時統制経済
1930年代後半から40年代前半の日本経済(戦後日本型経済システムの源流)について
28:小括4
第22回から27回の講義に関する質疑応答
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
高校で日本史あるいは世界史を履修していなかった受講生は、教科書あるいは概説でその分野を事前に確認しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しないが、毎回パワーポイントで作成した資料を授業支援システムにアップロードするのでそれをダウンロードしておくこと。
参考書References
①猪木武徳『戦後世界経済史』中公新書。
②飯田隆『図説西洋経済史』日本経済評論社。
③深尾京司・他編『日本経済の歴史(全6巻)』岩波書店。
④速水融等編『日本経済史(全8巻)』岩波書店。
⑤谷沢弘毅『近現代日本の経済発展(上下)』八千代出版。
⑥T.ピケティ『21世紀の資本』みすず書房。
その他適宜授業の中で指摘する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
複数回のレポートを課し、それによって評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
日本と外国のバランスに配慮する。
その他の重要事項Others
「経済史」を学んだ後に、日本経済史、西洋経済史、東洋経済史などを是非履修してもらいたい。