経済学部Faculty of Economics
LAW300CA（法学 / law 300）労働法Labor Law
藤木 貴史Takashi FUJIKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | K6010 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
In our society, many people work and make their living through employment. In employment relationships, however, employees potentially face myriad troubles without proper regulations because of their dependency on employers. “Labor & Employment Law” provides regulations in order to remedy any such trouble and to enable workers to live with dignity.
Labor & Employment law in Japan is double-folded: 1) Employment law concerns labor contracts and protection of employees; 2) Labor law regulates the relationship between trade unions and employers. This lecture will focus on both of them.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
【この授業はオンデマンド型で実施しします】
私たちの社会では、多くの人が雇用されて労働し、賃金を得ることで生活しています。しかし、労働者は使用者よりも力が弱いため、適切な法規制がなされないと、さまざまな困難に直面することになります。労働法は、こうした困難を防ぎ、人間が人間らしく生きられようにさまざまな規制を行う法分野です。
労働法は、個別的労働法、集団的労働法、雇用保障法の3つの分野があります。この授業は主として、個別的労働法・集団的労働法を扱います。
到達目標Goal
・労働法の基礎的な知識を習得する
・労働法を知らない人に対して、労働法の仕組みを説明し、職場の問題解決の指針を示すことができる。
・将来，社会人となって経験するであろう労働問題について法的に考える眼を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP8」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
◆教科書購入は必須です。
◆プリント・パワーポイント（板書代わり）を配布したうえで、オンデマンド教材を配信します。オンデマンド教材受講後、小テストに解答することで1回分を終了とします。
◆授業後の小テストには自動でコメントが返されます。また、授業中の疑問点については、掲示板上で質問することができます（約1週間をめどに教員がフィードバックします）。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
労働法の意義と体系など
第2回：労働者の自由と権利
労働憲章・児童労働禁止
第3回：労働者と労働契約（１）
労働者性・労働契約総論
第4回：労働者と労働契約（２）
労働契約の付随義務など
第5回：労働契約の開始
内定（内々定）など
第6回：労働契約の終了（１）
合意解約と辞職など
第7回：労働契約の終了（２）
解雇権濫用法理など
第8回：労働条件の決定（１）
労使慣行、就業規則など
第9回：労働条件の決定（２）
就業規則の不利益変更など
第10回：賃金（１）
賃金支払い4原則など
第11回：賃金（２）
賞与、退職金など
第12回：労働時間（１）
労働時間の定義など
第13回：労働時間（２）
割増賃金など
第14回：労働時間（３）・休暇
適用除外、年次有給休暇
第15回：日本の社会と労働法
日本的雇用慣行論
第16回：人事制度（１）
配転／出向／転籍
第17回：人事制度（２）
昇・降格／企業再編
第18回：懲戒制度
企業秩序論など
第19回：労災補償
労災保険制度など
第20回：雇用平等（１）
育児介護休業法など
第21回：雇用平等（２）
雇用機会均等法など
第22回：非正規労働（１）
有期労働者の保護など
第23回：非正規労働（２）
有期・パート労働者の均等待遇など
第24回：非正規労働（３）
派遣労働者の保護と均等待遇など
第25回：集団的労働法総論
労働基本権など
第26回：不当労働行為
労働委員会制度など
第27回：団体行動
争議行為の正当性など
第28回：団体交渉・労働協約
規範的効力など
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義前：2時間程度を目安に、レジュメを参照して教科書の当該箇所を読む。講義において重点的に聞くべき問題点を理解できるようにしましょう。
講義後：2時間程度を目安に、テキスト・レジュメの復習、小テストの解答・復習。友達・家族に、その日聞いた労働法のおおまかな仕組みを説明できる程度まで復習しましょう。
テキスト（教科書）Textbooks
藤本茂・沼田雅之・山本圭子・細川良編著『ファーストステップ労働法』エイデル研究所 2020
参考書References
【判例集】
村中孝史・荒木尚志『労働判例百選（第9版）』有斐閣 2016年
【六法】
・労働政策研究・研修機構『労働関係法規集2021年版』
・旬報社『労働六法2021年版』
成績評価の方法と基準Grading criteria
【秋学期】
（1）平常点：5割（100点満点を50点に圧縮します）
（2）最終テスト：1割（ウェブ上で実施。小テストをランダムに10問程度出題します）
（3）期末レポート：4割（具体的な事例問題を出題します。解答は、Word/PDFファイルで作成しウェブ上で提出します）
※平常点はウェブ小テストを受講して初めて与えられます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度アンケートでは、授業教材については一定の満足度があるようでしたので、今年度も改善して利用します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
以下の用途で授業支援システムを用います。環境を整えておくこと。
・プリント・スライド・オンデマンド教材を配布します。
・期末レポート課題を掲示します。
・小テスト・最終テストを課します。
・掲示板での質疑応答を受け付けます。
その他の重要事項Others
・六法／法令集は授業に持ってくること。また、自分で必要な条文を探せるようにしておくこと。
・オンデマンド教材は、都合の良いときに受講することが可能です。ただし小テストは、第1回から数回ごとに、約1か月を解答締切として設定します。計画的な受講を進めます。