経済学部Faculty of Economics
PLN100CA(地球惑星科学 / Earth and planetary science 100)地学BEarth Science B
山川 信之Nobuyuki YAMAKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K5358 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 総合教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
His research interests include not only geomorphology and geology, but also astronomical texts, weather, and paleontology. In this class, students will learn mainly in the meteorological and climate fields from among the research subjects of geosthology. The purpose of this study is to understand the circulation of the atmosphere surrounding the Earth and the climate caused by it. In addition, we will touch on the environmental issues surrounding the earth and discuss the causes and countermeasures.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地学が対象とする研究分野は地形・地質だけでなく、天文や気象、古生物など多岐にわたる。本授業では、地学の研究対象分野の中から気象・気候分野を中心に学習する。それによって地球を取り巻く大気の循環やそれによって生じる気候について理解することを目的とする。また、地球を取り巻く環境問題にも触れ、その原因や対策についても論じていく。
到達目標Goal
①地球の大気の循環によって生じる気象現象や気候帯の成り立ちについて理解する。
②植生帯や土壌分布は気候の影響を受けて成立することを理解する。
③第四紀の気候変動とそれによって起こった諸現象について理解する。
④地球を取り巻く環境問題について理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本年度は、コロナウィルス感染拡大防止のため、オンライン授業とする。学習資料は、学習支援システムの教材欄にPDFで配信する。動画の配信やZoom等でのリアルタイムでの講義は行わない。なお、毎回の学習資料がワークシート形式になっているので、フィードバックとして次回に配信する学習資料の中で、前回の解答と解説を行う。なお、社会状況が改善され、対面授業が可能になった場合はパワーポイントと学習資料を用いた講義主体の授業を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1講:自然環境における気象や気候の働き
ガイダンスとして世界および日本の様々な自然景観を取り上げ、その景観がどのようにして成り立っているのかについて紹介する。それにより自然景観を作る要素のひとつとして気候環境が影響していることを理解する。
第2講:気候の成り立ち
地球の大気の循環のメカニズムと気候要素および気候因子について学習する。それにより世界の気候帯が成立していることを理解する。
第3講:ケッペンの気候区分と気候区分の基本的な考え方
ケッペンの気候区分の考え方や基本的な気候区分のしかたについて学習する。それによりケッペンの気候区分が気温、降水量の分布と植生帯との対応によって合理的に気候帯を区分していることを理解する。
第4講:熱帯・乾燥帯の気候
熱帯および乾燥帯の気候区の気温、降水量の分布とそれを規定する要因について学習する。それによって熱帯および乾燥帯の気候区分とそれぞれの気候区の特色について理解する。
第5講:温帯の気候
温帯の気候区の気温、降水量の分布とそれを規定する要因について学習する。それによって温帯の気候区分とそれぞれの気候区の特色について理解する。
第6講:亜寒帯・寒帯の気候
亜寒帯および寒帯の気候区の気温、降水量の分布とそれを規定する要因について学習する。それにより亜寒帯および寒帯の気候区分とそれぞれの気候区の特色について理解する。
第7講:第1回テストおよび日本の気候と気候区分
日本の気候と気候区分について学習する。また、日本の気候に影響を与える気団やさまざまな気象現象についても言及する。それによって日本の各気候区における気候の特色について理解する。
第8講:気象災害
日本における台風、雪崩、集中豪雨などの気象災害がどのようなメカニズムで発生するのかについて学習する。また、異常気象や都市気候についても言及する。それによって日本がさまざまな気象災害が起こる地域であることを理解するとともに防災に対する理解を深める。
第9講:日本の植生帯
日本の植生帯と植生帯が成り立つ環境について学習する。それによって日本の植生帯は気候環境に応じて植生帯が成り立っていることを理解する。
第10講:熱帯・乾燥帯の土壌
熱帯および乾燥帯に分布する成帯土壌と成帯内性土壌(間帯土壌)について学習する。それによって熱帯および乾燥帯に分布する土壌の性質と特徴について理解する。
第11講:温帯・亜寒帯・寒帯の土壌
温帯、亜寒帯および寒帯に分布する成帯土壌と成帯内性土壌(間帯土壌)について学習する。それによって温帯、亜寒帯および寒帯に分布する土壌の性質と特徴について理解する。
第12講:日本の土壌
日本に分布する土壌とその特質について学習する。日本の土壌分布は、複雑な地形や亜熱帯から亜寒帯まで分布する気候環境および異なる母材の性質によって規定されていることを理解する。
第13講:第四紀の気候変動
第四紀に起きた氷河期や小氷期、亜間氷期の気候変動について地形や堆積物の研究からどのような環境が生じたのかについて学習する。それによって現在の自然環境が、気候変動を経て成り立っていることを理解する。
第14講:地球温暖化と自然環境への影響
地球温暖化のメカニズムと地球温暖化によって起こるさまざまな自然環境への影響について学習する。それによって温暖化を防止することが地球レベルの重要な課題であることを理解する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業で配信する学習資料の最後に復習のためのワークがあるので、それを完成させる。フィードバックとして次回に配布する学習資料に解答と解説を掲載する。予習については各回の学習資料の中で指示する。復習と予習に要する時間は各2時間、計4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。毎時間、学習資料を配布する。
参考書References
『気候学入門』水越允治・山下脩二著,古今書院.
『気象ハンドブック』NHK放送文化研究所編,NHK出版.
『世界の自然環境』山本正三・田中真吾・太田勇編,大明堂.
『日本の気候・日本の自然5』中村和郎・木村竜治・内嶋善兵衛著,岩波書店
『土壌地理学序説』松井健著,築地書館.
成績評価の方法と基準Grading criteria
今年度はオンライン授業になるため、学習支援システムを使って一斉テストを2回行い、講義内容の理解度を確認する。出題範囲は、授業の到達目標に合わせ、第6講までの気候の成り立ちと気候区分に関するもので40点、第7講から第14講までの日本の気候と植生帯、世界の土壌と環境問題に関するもので60点、合計100点で評価する。第1回は第7講の前半を使って行い、第2回は定期考査中の指定された日時で行う。なお、2回のテストともフィードバックとして学習支援システムより解答と解説を配信する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学習内容についての質問や要望があれば、学習支援システムから質問してください。次回の学習資料配信時に回答します。なお、質問や要望に対してはできるだけ受講者全員に共有できるようお答えします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありませんが、高校で使った地図帳があれば手元にあると便利です。
その他の重要事項Others
学習内容の関連から、前期の地学Aと合わせて受講することが望ましい。また、社会状況の改善で対面授業が可能になった場合には、授業計画に一部変更が起こりうることを了解していただきたい。