教職・資格（市ヶ谷）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Ichigaya)

教員として学校における全ての教育活動において役に立つようになることを主眼とし、商業科の一教員として最大限身につけておくように学習活動を行う。
講義一辺倒にならぬように，学生主体の授業を行う。
　

商業科教育法Ⅰの授業を通して，商業教育，特に高等学校の商業科教育の科目の違いについて学習した。今回は当該科目の教育方法についての学習指導能力の基礎を培うことが達成できれば良いと思っている。
　秋学期においては，今まで学習していた商業教育は，わが国の場合，何時ごろ，どのような社会的経済的背景の下に起こり，どのような変遷を経て今日に至ったのか，特に戦後の教育制度の下での変遷に力点をおいてみる。
　ここでも，最新版の高等学校学習指導要領を用いて現行の高等学校商業科教育の目標について検討する。これは教科の目標と学科の目標について検討することになる。これらの目標は具体的には高等学絞の教科・科目の履修を通して実現されるものであるから，ここで現行高等学校の商業に関する教科の種類（科目）および教育課程の編成について触れる。

日本語 / Japanese

課題解決的な学習や模擬授業，現職教員を招いての講演会を行う。
　単元や要所終了時にリアクションペーパーの提出や課題を求め、それにより教育方法や教育指導法が十分学習できたかどうか判断を行う。

あり / Yes

なし / No

※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。

第1回：現代商業教育の実状と問題点及び課題と解決

課題と解決方法について探る

第2回：今後の商業教育の動向について、将来の商業科教育を模索

将来の商業科教育を模索し、考える

第3回：近代商業教育制度の創設－室町時代から江戸時代

室町時代から江戸時代における教育体系

第4回：明治時代の商業教育－明治時代初期における学制を中心とした教育

明治時代初期における学制を中心とした教育（森有礼の存在）

第5回：学制の発布とその創成期－教育令や商業学校通則に従った商業教育

教育令や商業学校通則に従った商業教育（その他実業学校との比較）

第6回：明治時代中期以降の商業教育－実業学校令における商業教育

実業学校令における商業教育での進展

第7回：大正時代から昭和時代初期（戦前から戦後にかけて）の商業教育－大正期における商業教育の絶頂期

大正期における商業教育の栄光の絶頂期

第8回：第二次世界大戦中の－商業教育の危機

商業教育の危機とその現状

第9回：第二次世界大戦後まもなくの商業教育体系の変化―高度経済成長育期までの商業教育の成長

高度経済成長期までの商業教育の成長

第10回：商業教育の体系的変化―高度経済成長期以降の低成長およびバブル経済下における商業教育の質的変化（平成不況も含む）

高度経済成長以降の低成長及びバブル経済下における商業教育の質的変化

第11回：実際に行われている商業教育の現場から　（担当；商業科高等学校教員を招聘）

高等学校商業科に勤務している教員を招聘しての講演

第12回：授業を行うにあたっての留意点　（１）教材研究の方法と情報機器の活用方法

教材研究の方法にあたって

第13回：授業を行うにあたっての留意点　（２）板書例と黒板の書き方

板書例と黒板やホワイトボード、電子黒板の使用方法

第14回：授業を行うにあたっての留意点　（３）５０分授業の展開方法とヤマ場の創出方法

５０分授業と９０（１００）分授業の質的相違

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木村良成『商業科教育法』（法政大学 通信教育部）

文部科学省『高等学校学習指導要領』最新版
文部科学省『高等学校学習指導要領解説　商業編』最新版
文部科学省『高等学校学習指導要領解説　情報編』最新版
他のテキスト・文献の使用については最初の授業時に指示する。また，授業内容に関係する参考文献・資料などについては，最初の授業時および必要と思われるときに紹介する。

この授業の成績評価は，定期試験（またはレポート）＜４０％＞，授業中の学習態度＜３０％＞や履修状況など＜３０％＞を総合的に考慮して行う。

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１２桁計算機

必ず最初に「商業科教育法Ⅰ」を履修してから、この「商業科教育法Ⅱ」履修のこと。